2008年12月04日


モーツァルト:ディヴェルティメント 第17番 ニ長調 K.334 第3楽章 メヌエット

モーツァルト : ディヴェルティメント第17番ニ長調
ウィーン八重奏団
ポリドール(1997-04-09)
おすすめ度の平均: 5.0
5美しすぎる音にご用心
5極上の演奏、これぞモーツァルト
5気分爽快になること請け合いのアルバムです
5夜のひとときに、どうでしょう
5夢見る気持ち

♪親しかった貴族ロビニッヒ家のために作曲

ディヴェルティメントは以前“喜遊曲”と訳されていました。
その名の通り貴族の食事や祝日用の気軽なサロン音楽です。

セレナードも同じような用途で作られていて、
それらは総称して“機会音楽”とも呼ばれています。
セレナードは主に野外で、またディヴェルティメントは
室内で演奏されていました。

モーツァルトは30曲ほどのディヴェルティメントを書いていますが、
第17番はその中でも特に大きな規模と深い内容で知られています。

この作品は親しかった名門貴族ロビニッヒ家のために書かれ、
モーツァルト自身も「ロビニッヒの音楽」と呼んでいました。

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何と言っても第3楽章メヌエットは
“モーツァルトのメヌエット”と一口に呼ばれるほどの有名曲で、
耳にしたことのない人はいないでしょう。

ですが第17番の真価は他の第2,5,6楽章にあります。
機会があればそちらも聴かれることをお薦めします。




W.A.Mozart:Divertimento No.17 in D major, K.334 3. Menuet

http://classical-music.aki.gs/184-Mozart-Divertimenti-No17-3rd.mp3



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2008年11月29日


グリーグ:ホルベルク組曲 Op.40 第4曲 アリア

グリーグ:ペール・ギュント組曲、ホルベルク組曲&抒情組曲
ノルウェー放送管弦楽団
ワーナーミュージック・ジャパン(2000-06-21)
おすすめ度の平均: 4.0
4ペールギュントよりホルベルク組曲がいい!

♪敬愛する同郷の作家の生誕200年を称えて・・・

ホルベルク組曲はグリーグと同じノルウェーのベルゲン出身の作家、
ルズヴィ・ホルベアの生誕200年祭のために作曲された作品です。

当初はピアノ曲として作曲され、グリーグによって初演されましたが、
その翌年に自身が弦楽合奏用に編曲を施し、
今ではそちらが一般化しています。

原題は組曲「ホルベアの時代から」といい、
その名の通りホルベアが生きた時代のバロック音楽を模範としています。

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また「古い様式による組曲」という副題が示すようにグリーグは、
ホルベアの時代のフランスのクラヴサン(チェンバロ)奏者達の
組曲をモデルにしたと語っています。

第4曲のアリアは組曲中でも特に厳かな雰囲気をもった秀曲です。
旋律の美しさが前に出たピアノ版に対して弦楽合奏版には、
より奥行きの深い荘厳な響きがあります。




E.Grieg:Holberg Suite Op.40 4.Air

http://classical-music.aki.gs/016-Grieg-Holberg-Suite-Air.mp3



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2007年10月16日


ハルヴォルセン:ヘンデルの主題によるパッサカリア

VNとチェロのための二重奏曲集
江口有香
徳間ジャパンコミュニケーションズ(2000-08-23)

♪ヴァイオリンとヴィオラが奏でる美しい二重奏

ハルヴォルセンは大作曲家グリーグを義父に持つ、
ノルウェーのヴァイオリニスト、指揮者、作曲家です。
作曲を始めたのは20歳代後半になってからで、
グリーグやスヴェンセンなどの影響を受けつつも、
ノルウェーの民族的ロマン主義を発展させた、
独自の音楽様式を築きました。

「ヘンデルの主題によるパッサカリア」はそんな
ハルヴォルセンを現代にも伝える、代表的な曲のひとつです。
ヴァイオリンとヴィオラの二重奏曲であるこの作品は、
ヘンデルの「チェンバロ組曲第7番ト短調」の終楽章の主題に基づき、
変奏曲として展開されています。
主題はヘンデルですが、ハルヴォルセンの持ち味が
充分に織り込まれた独創的な作品です。

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パッサカリアとは、スペイン語の“パサカージェ”を語源に持つ、
古い舞曲による音楽形式のひとつです。
繰り返される一定の低音パートの上で高音が
様々に変化していく変奏曲のことを指します。

今回はヴァイオリンとヴィオラの弦楽合奏でお届けします。





Halvorsen:Passacaglia fuer Violine und Bratsche Frei nach Haendel
ハルヴォルセン:ヘンデルの主題によるパッサカリア.mp3



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2007年09月18日


J.シュトラウス2世&ヨーゼフ・シュトラウス:ピチカート・ポルカ

シュトラウス・コンサート
ベーム(カール)
ユニバーサル ミュージック クラシック(2006-02-15)
おすすめ度の平均: 5.0
5ベーム指揮のJシュトラウス?

♪愛らしいリズムが楽しいピチカートだけのポルカ

全編に渡って弦のピチカートのみで演奏される珍しい曲です。

ヨハンとヨーゼフのシュトラウス兄弟の合作で、
始めヨハンはホルンも1本入れた編成にしていましたが、
弟ヨーゼフの助言によってピチカートだけの編成になりました。

こうした曲には他にブリテンの
「シンプル・シンフォニー」第2楽章などがあります。

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ポルカとは1830年頃に、ボヘミヤ地方から広まった2拍子の舞曲のことで、
ヨハンはこの曲以外にも有名なポルカをいくつか残しています。

ピチカートとは弦を弓で弾かず指ではじく奏法です。
「ピチカート・ポルカ」の大きな特徴がこれであるのはもちろんですが、
テンポが独特の大きな揺れを持っているのもポイントです。

ヨハンはこの後「ニュー・ピチカート・ポルカ」という作品も残しています。








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2007年08月31日


グリーグ:《2つの悲しい旋律》 Op.34-2 「過ぎし春」

グリーグ:ホルベルク組曲(ホルベアの時代から)
オルフェウス室内管弦楽団
ユニバーサル ミュージック クラシック(2004-12-08)

♪過ぎゆく季節に想いを馳せて流れる旋律・・・

厳しい暑さもやっと一息つき、過ごしやすい気候になってきました。
クラシックを落ち着いて聴ける季節ももう少しです。
過ぎゆく四季に想いを馳せて、
季節は違いますが今日はこんな曲をお届けします。

「過ぎし春」は叙情的な作風が特徴の作曲家、
グリーグを代表する曲のひとつです。
ヴィニエの詩に曲をつけた「春」という歌曲が原曲で、
これを弦楽合奏用に作曲者自身が編曲しました。
妻が声楽家だったためか、グリーグは美しい旋律をもった歌曲を数多く残しています。

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詩の内容は、春が来て花咲き誇る自然の息吹に心動かされながらも、
やがてはそれも終わっていくという無常観のようなものを詠っています。
それは満開の桜が散りゆく姿に、
ものの風情を感じる日本人的心情に近いものかもしれません。





E.Grieg:2 Elegiac Melodies, for string orchestra, Op.34-2 "Last Spring"
グリーグ:過ぎし春.mp3



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