2020年02月22日


シューベルト:4つの即興曲 作品90、D899 第3曲 [2020][AR] / Franz Peter Schubert:Impromptus Op90、D899:III. Andante

Schubert04.jpg♪あたかも歌曲のような琴線に触れる名旋律

4つの即興曲 作品90はフランツ・シューベルトが晩年の1827年頃に作曲したピアノ独奏曲。構成的な追求よりも自由な旋律美を優先させています。

同時期に作曲された4つの即興曲 作品142、D935がひとつのソナタに見たてられるのと異なり、それぞれが自由に彩りある個性を見せています。

作曲年に第1・2曲のみ出版され、1857年に後半の2曲が出版されました。表題はトビアス・ハスリンガーの出版社により与えられたものです。



第3曲、変ト長調のアンダンテは、無言歌風の落ち着いた和声に、中声部の三連符アルペジオが装飾を施す構造。2分の2拍子を表す記号が2つ並べられているので、作者本人による「2分の4拍子」の指定とされています。

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2020年01月22日


イサーク・アルベニス:《アストゥリアス (伝説曲)》[2020][AR] / Isaac Albeniz:Asturias (Leyenda)

albeniz.jpg♪ピアノのオリジナルからギターに編曲されて有名に

《アストゥリアス (伝説曲)》は、イサーク・アルベニスのピアノ曲の一つ。元来は、《スペインの歌》作品232の第1曲「前奏曲」として書かれた曲です。

アルベニスは全8曲から成る《スペイン組曲( "Suite Espanola" )》を構想していましたが、実際に作曲したのは第1〜3曲、第8曲のみで、残る第4〜7曲はタイトルしか残しませんでした。

アルベニス没後にこの曲集が《スペイン組曲( "Suite Espanola" )第1集》作品47として出版された際、実在しない第4〜7曲にはアルベニスの他の作品が宛てられました。

第5曲アストゥリアス (Asturias)に宛てられたのが前出の「前奏曲」です。その後、原題より「アストゥリアス」のタイトルの方がよく知られるようになりました。



《スペイン組曲》の中でも最も印象的な楽曲の一つ。アレグロ・マ・ノン・トロッポ、ト短調、4分の3拍子で、コーダの付いた3部形式。

後にアンドレス・セゴビアによりギター曲として編曲されました。その際、調性は音域上の問題からホ短調に移調されており、16部音符による同音連打は一部3連符に変更されています。

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リスト:『パガニーニによる大練習曲』第3番 嬰ト短調『ラ・カンパネラ』[2020][AR] / Franz Liszt:Grandes Etudes de Paganini, S.141 No.3 "La Campanella"

Liszt-01.jpg♪煌びやかなピアノの高音で繊細な鐘の音を表現

『ラ・カンパネラ』(La Campanella)は、フランツ・リストのピアノ曲。ニコロ・パガニーニのヴァイオリン協奏曲第2番第3楽章のロンド『ラ・カンパネラ』の主題を編曲して書かれました。

題名の『Campanella』は、イタリア語で「鐘」という意味です。

リストが「ラ・カンパネラ」を扱った作品は4曲存在し、最終稿の『パガニーニによる大練習曲』第3番は、数多くあるリストの作品の中でも最も有名なものの一つです。



1851年に作曲された最も有名な版で、今日「ラ・カンパネラ」として演奏されるほぼ全てがこの作品です。以前の作である『パガニーニによる超絶技巧練習曲』と比較して曲全体の構成が洗練され、リストはピアノの高音による鐘の音色を全面に押し出しました。

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2019年08月15日


エルガー:愛のあいさつ Op.12 [2019][AR] / Edward Elgar:Salut d'amour Op.12

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あたたかく親しみやすい旋律で、エルガーの作品中でも特に愛される小品です。

妻としてエルガーを支えたキャロライン・アリス・ロバーツとの婚約記念に贈った曲で、
元はピアノとヴァイオリン用だったものを、ピアノ独奏用、小編成の管弦楽など、
エルガー自身が編曲を施した、いくつかの版が残されています。

タイトルはドイツ語を得意としたアリスのために「Liebesgruss」と名付けられましたが、
出版社からフランス語に変更を求められ、「Salut d'amour」になっています。

アリスはエルガーのピアノ、ヴァイオリンなどのレッスンの生徒で、8歳年長(当時39歳)でした。
宗教の違い、また身分格差から二人の結婚にはアリスの親族が反対しましたが、
それを押し切り1889年5月8日、エルガー32歳の時に二人は結ばれました。




結婚当初はまだ無名の音楽家に過ぎなかったエルガーは、その後に発表した『エニグマ変奏曲』や
行進曲『威風堂々』、ヴァイオリン協奏曲、チェロ協奏曲、2曲の交響曲などにより、
「サー」の称号を与えられる、英国を代表する大作曲家になっていきました。


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エルガー:愛のあいさつ Op.12 [2019][AR]
Edward Elgar:Salut d'amour Op.12 [3:10]



Elgar-Salut-damour-2019-AR.mp3



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2019年08月11日


エリック・サティ:ジュ・トゥ・ヴ [2019][AR] / Erik Satie:Je te veux

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作曲家としての地位を確立する前のサティは、生計を立てるためにカフェのピアニストを始め、
ミュージック・ホール、キャバレーのための歌や付随音楽の作曲家を約15年間続けていました。

この時代に作曲された多くの歌曲(シャンソン)の中でも、特に魅力的な旋律で、
今も広く愛され続けているのが1900年に作曲された「ジュ・トゥ・ヴ」です。

元々は歌曲集『ワルツと喫茶店の音楽』のうちの1曲とされていて、
アンリ・パコーリ作詞と伝えられる歌詞に作曲した歌とピアノのためのシャンソンです。

“スロー・ワルツの女王”と呼ばれた人気歌手ポーレット・ダルティのために書かれました。




歌詞には女性版と男性版があり、サティ自身によるピアノ独奏版は、
歌曲の形式に中間部(トリオ)が加わった複合3部形式になっています。


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エリック・サティ:ジュ・トゥ・ヴ [2019][AR]
Erik Satie:Je te veux [5:09]



ErikSatie-Je-te-veux-2019-AR.mp3



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