♪独立して演奏される機会も多い堂々たる前奏曲楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」は、神話や架空の世界を舞台とする
壮大なスケールの他の多くのワーグナー作品とは違い、
中世ドイツのマイスタージンガーたちの実生活を題材とした、
ワーグナーとしては珍しくユーモラスで楽しい作品です。
14世紀ドイツには、職人たちの親方でありながら詩人、音楽家としても活動する
「マイスタージンガー」と呼ばれる存在が多くいました。
ことにニュルンベルク地方で盛んで、今もギルドの集会所などに面影を残しています。
作曲は1845年に着手され1867年に完成、翌年にミュンヘンで初演されました。
抒情的で美しい旋律の「懸賞の歌」は、劇中で最も知られています。
第1幕への前奏曲には、ベートーヴェンの交響曲にも通じるような高貴さ、気高さがあり、
楽劇の前奏曲のみに留まらない、独立した作品として成立する力があります。
モーツァルト「ジュピター」、ベートーヴェン「運命」、シューベルト「ザ・グレイト」、
ブラームス「交響曲第1番」、ブルックナー「交響曲第8番」、R.シュトラウス「死と変容」など、
ドイツ・オーストリアの伝統的な音楽の中でも、ハ長調で肯定的に力強く集結する
管弦楽曲のひとつとして、王道を行く堂々たる響きをもっています。
*演奏と音響を改めた新録音です。
ベルリンフィルハーモニー大ホールの舞台から20m付近の音響を使用しています。
ワーグナー:楽劇 《ニュルンベルクのマイスタージンガー》 第1幕への前奏曲 [2022]
Richard Wagner:Die Meistersinger von Nuernberg Vorspiel act 1 [10:38]
Wagner-Die-Meistersinger-von-Nuernberg-Vorspiel-act1-2022.mp3



