テレビ・映画&CM etc. … 最近話題のクラシック

スポンサードリンク




2008年11月29日


グリーグ:ホルベルク組曲 Op.40 第4曲 アリア

グリーグ:ペール・ギュント組曲、ホルベルク組曲&抒情組曲
ノルウェー放送管弦楽団
ワーナーミュージック・ジャパン(2000-06-21)
おすすめ度の平均: 4.0
4ペールギュントよりホルベルク組曲がいい!

♪敬愛する同郷の作家の生誕200年を称えて・・・

ホルベルク組曲はグリーグと同じノルウェーのベルゲン出身の作家、
ルズヴィ・ホルベアの生誕200年祭のために作曲された作品です。

当初はピアノ曲として作曲され、グリーグによって初演されましたが、
その翌年に自身が弦楽合奏用に編曲を施し、
今ではそちらが一般化しています。

原題は組曲「ホルベアの時代から」といい、
その名の通りホルベアが生きた時代のバロック音楽を模範としています。

スポンサードリンク


また「古い様式による組曲」という副題が示すようにグリーグは、
ホルベアの時代のフランスのクラヴサン(チェンバロ)奏者達の
組曲をモデルにしたと語っています。

第4曲のアリアは組曲中でも特に厳かな雰囲気をもった秀曲です。
旋律の美しさが前に出たピアノ版に対して弦楽合奏版には、
より奥行きの深い荘厳な響きがあります。




E.Grieg:Holberg Suite Op.40 4.Air

http://classical-music.aki.gs/016-Grieg-Holberg-Suite-Air.mp3



ブログパーツ
posted by アンドウトワ at 06:09 | 弦楽合奏曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月16日


ハルヴォルセン:ヘンデルの主題によるパッサカリア

VNとチェロのための二重奏曲集
江口有香
徳間ジャパンコミュニケーションズ(2000-08-23)

♪ヴァイオリンとヴィオラが奏でる美しい二重奏

ハルヴォルセンは大作曲家グリーグを義父に持つ、
ノルウェーのヴァイオリニスト、指揮者、作曲家です。
作曲を始めたのは20歳代後半になってからで、
グリーグやスヴェンセンなどの影響を受けつつも、
ノルウェーの民族的ロマン主義を発展させた、
独自の音楽様式を築きました。

「ヘンデルの主題によるパッサカリア」はそんな
ハルヴォルセンを現代にも伝える、代表的な曲のひとつです。
ヴァイオリンとヴィオラの二重奏曲であるこの作品は、
ヘンデルの「チェンバロ組曲第7番ト短調」の終楽章の主題に基づき、
変奏曲として展開されています。
主題はヘンデルですが、ハルヴォルセンの持ち味が
充分に織り込まれた独創的な作品です。

スポンサードリンク


パッサカリアとは、スペイン語の“パサカージェ”を語源に持つ、
古い舞曲による音楽形式のひとつです。
繰り返される一定の低音パートの上で高音が
様々に変化していく変奏曲のことを指します。

今回はヴァイオリンとヴィオラの弦楽合奏でお届けします。





Halvorsen:Passacaglia fuer Violine und Bratsche Frei nach Haendel
ハルヴォルセン:ヘンデルの主題によるパッサカリア.mp3



ブログパーツ
posted by アンドウトワ at 17:04 | 弦楽合奏曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月18日


J.シュトラウス2世&ヨーゼフ・シュトラウス:ピチカート・ポルカ

シュトラウス・コンサート
ベーム(カール)
ユニバーサル ミュージック クラシック(2006-02-15)
おすすめ度の平均: 5.0
5ベーム指揮のJシュトラウス?

♪愛らしいリズムが楽しいピチカートだけのポルカ

全編に渡って弦のピチカートのみで演奏される珍しい曲です。

ヨハンとヨーゼフのシュトラウス兄弟の合作で、
始めヨハンはホルンも1本入れた編成にしていましたが、
弟ヨーゼフの助言によってピチカートだけの編成になりました。

こうした曲には他にブリテンの
「シンプル・シンフォニー」第2楽章などがあります。

スポンサードリンク


ポルカとは1830年頃に、ボヘミヤ地方から広まった2拍子の舞曲のことで、
ヨハンはこの曲以外にも有名なポルカをいくつか残しています。

ピチカートとは弦を弓で弾かず指ではじく奏法です。
「ピチカート・ポルカ」の大きな特徴がこれであるのはもちろんですが、
テンポが独特の大きな揺れを持っているのもポイントです。

ヨハンはこの後「ニュー・ピチカート・ポルカ」という作品も残しています。








ブログパーツ
posted by アンドウトワ at 07:27 | 弦楽合奏曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月31日


グリーグ:《2つの悲しい旋律》 Op.34-2 「過ぎし春」

グリーグ:ホルベルク組曲(ホルベアの時代から)
オルフェウス室内管弦楽団
ユニバーサル ミュージック クラシック(2004-12-08)

♪過ぎゆく季節に想いを馳せて流れる旋律・・・

厳しい暑さもやっと一息つき、過ごしやすい気候になってきました。
クラシックを落ち着いて聴ける季節ももう少しです。
過ぎゆく四季に想いを馳せて、
季節は違いますが今日はこんな曲をお届けします。

「過ぎし春」は叙情的な作風が特徴の作曲家、
グリーグを代表する曲のひとつです。
ヴィニエの詩に曲をつけた「春」という歌曲が原曲で、
これを弦楽合奏用に作曲者自身が編曲しました。
妻が声楽家だったためか、グリーグは美しい旋律をもった歌曲を数多く残しています。

スポンサードリンク


詩の内容は、春が来て花咲き誇る自然の息吹に心動かされながらも、
やがてはそれも終わっていくという無常観のようなものを詠っています。
それは満開の桜が散りゆく姿に、
ものの風情を感じる日本人的心情に近いものかもしれません。





E.Grieg:2 Elegiac Melodies, for string orchestra, Op.34-2 "Last Spring"
グリーグ:過ぎし春.mp3



ブログパーツ
posted by アンドウトワ at 05:12 | 弦楽合奏曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月13日


レスピーギ:《リュートのための古風な舞曲とアリア》 第3組曲より “シチリアーナ”

レスピーギ : リュートのための古風な舞曲とアリア イ・ムジチ合奏団
 イ・ムジチ合奏団
マーキュリー・ミュージックエンタテインメント(1993-09-05)
おすすめ度の平均: 4.0
4ロータの曲もいいですよ

♪気品と香気が漂ういにしえのシチリア舞曲

レスピーギは「ローマ3部作」などで知られるイタリアの作曲家です。
ロシアでR.コルサコフに管弦楽法を学び、それが作品の中で
壮麗なオーケストレーションとなって開花しました。

また、同時代の作曲家たちの流れに逆らって、
オーソドックスなスタイルを保った稀有な存在ともいえます。

スポンサードリンク


「リュートのための古風な舞曲とアリア」は
レスピーギが図書館で発見した15,6世紀のリュート曲を
元に編曲を施した3つの組曲です。
わけても第3組曲「シチリアーナ」は特に人気が高く、
単独でも演奏される機会の多い作品です。
CMでも頻繁に使用され、また最近では平原綾香さんが
アルバムでカバーしたことでも話題になりました。

レスピーギは、この曲について「原曲のもつ気品と香気を失うことなく、
原曲の時代と性格に適した和声を配し、管弦楽の衣を着せた」と語っています。





O.Respighi:Antiche danze ed arie per liuto No.3
3. Siciliana
レスピーギ:シチリアーナ.mp3



ブログパーツ
posted by アンドウトワ at 03:20 | 弦楽合奏曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月29日


モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク ト長調 K.525 第2楽章

モーツァルト:交響曲第40番/ピアノ協奏曲第20番/アイネ・クライネ・ナハトムジーク
フルトヴェングラー(ウィルヘルム)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
delta classics (2006/07/29)

♪地上を離れて天国のように澄み切った響き

「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」を書いた頃の
モーツァルトは、全盛期のような人気もなく、
生活が苦しい上に病なども重なり、
決して安易な日々ではありませんでした。
しかし音楽はそれに反するかのように益々深みを増し、
何かこの世ならざるものを感じさせるようになります。

「音楽は楽しくなければいけません」
と語ったモーツァルトの言葉には、
辛いことが多い現実世界の中にあってもせめて、
音楽でぐらいは楽しく美しいものを描きたい
という願いが込められているような気がします。
今日お届けする第2楽章“ロマンス”も、
そんな晩年のモーツァルトの思いが伝わってくるような、
可憐で澄み切った音楽です。

スポンサードリンク


「アイネ・クライネ−」は他のモーツァルトの作品とは違って、
誰のために何の目的で書かれたのかわかっていません。
また初演の記録もなく、出版されたのは死後36年経てからで、
もしかするとダ・ヴィンチの“モナリザ”のように、
仕事ではなく、ごく私的な目的での創作だったのかもしれません。
世の中に広く知られるようになったのは更に後で、
19世紀末になってからのことでした。





W.A.Mozart:Serenade in G major, KV.525
Eine kleine Nachtmusik 2. Romance
モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク 第2楽章.mp3



ブログパーツ
posted by アンドウトワ at 05:52 | 弦楽合奏曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月25日


チャイコフスキー:弦楽セレナーデ ハ長調 Op.48 第1楽章

チャイコフスキー:弦楽セレナード/モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク
小澤征爾/サイトウキネン
ユニバーサル ミュージック クラシック(2009-05-20)

♪テレビCMでもおなじみの印象的な序奏

チャイコフスキーはモーツァルトを神のように尊敬していました。
彼が同時代のロシア5人組の作曲家たちによる、
民族主義音楽と袂を分かって独自の西洋音楽路線を
突き進んだ背景には、こうしたモーツァルトなど
西洋音楽に対する絶対的な愛があります。

そんな敬愛するモーツァルトのセレナーデ
「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」を手本に作曲したのが、
この「弦楽セレナーデ ハ長調」です。
全4楽章すべてが魅力に富み、
チャイコフスキーを代表する作品のひとつになっています。

スポンサードリンク


ひところテレビCMでも頻繁に流れていましたから、
出だしを聴けばすぐにおわかりと思います。
チャイコフスキーらしい親しみやすく、旋律も美しい作品です。




Tchikovsky:Strings Serenade in C major, Op48
1st movement: Andante



ブログパーツ
posted by アンドウトワ at 23:40 | 弦楽合奏曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする