2019年04月06日


コール・ポーター:So In Love(ミュージカル『キス・ミー・ケイト』)[AR] / Cole Porter:So in Love (from "Kiss Me, Kate")

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コール・ポーターが作曲したミュージカル『キス・ミー・ケイト』の劇中歌です。

日本ではかつて、テレビ朝日「日曜洋画劇場」のエンディングテーマとして親しまれました。
このバージョンはピアノ協奏曲風にアレンジされた、モートン・グールド楽団の演奏で、
ピアニストの中村紘子さんがラフマニノフ作品と勘違いしていたと言われています。

ラフマニノフを慕っていたというモートン・グールドの編曲は序奏から格調が高く、
クラシック音楽にも通じる気品と重厚感があります。

今回はグールドの編曲を参考にした弦楽オーケストラ版でお届けします。

*初掲載の楽曲


コール・ポーター:So In Love(ミュージカル『キス・ミー・ケイト』)[AR]
Cole Porter:So in Love (from "Kiss Me, Kate")[4:15]





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2019年04月03日


ジョン・ウィリアムズ:映画 E.T.のテーマ -The Flying Theme [2019][AR] / John Williams:The Flying Theme from E.T.

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ある日、何かに導かれるように登った小高い丘の上。

眼下に海を見下ろし、何ひとつ障害物がない景色の中、正面の半島に沈みゆく夕日を見ていた時、
脳裏に浮かんだのはベートーヴェンでもブラームスでもブルックナーでもなく、
ジョン・ウィリアムズ作曲の映画「E.T.」のテーマでした。

その時の一瞬のインスピレーションをもとに今回、10年ぶりにこの曲を一から打ち込み直しました。


ジョン・ウィリアムズ:映画 E.T.のテーマ -The Flying Theme [2019新録音][AR]
John Williams:The Flying Theme from E.T. [11:03]





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2016年08月13日


伊福部 昭:映画 『ゴジラ』 メインタイトル


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♪日本映画音楽の礎を築いた重要な作曲家

同じフレーズが執拗に繰り返されるこの曲のインパクトは絶大なものでした。

作曲者の伊福部昭は様々な音楽ジャンルで才能を発揮し、
特に数百もの映画音楽の作曲で日本におけるその礎を築きました。

教育者としても東京音楽学校の作曲科講師として芥川也寸志、黛敏郎といった優れた後進を輩出。
76年からは東京音楽大学の学長を務めました。

伊福部と音楽との出会いはレコード鑑賞会で聴いたラヴェルのボレロでした。
その衝撃に鑑賞会の目的だったベートーヴェンを聴かずに帰ったといいます。

そして独学で音楽を身につけ、フランスのコンクールでチェレプニン賞を受賞。
その後も故郷アイヌの土着の音楽などを取り入れた伊福部作品に対し、
冷淡な態度を取り続けた日本の楽壇とは距離を置きつつ、精力的に作曲活動を続けていきました。

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生活のために作り始めた映画音楽でしたがその中のひとつ、
1954年のゴジラの音楽はクラシックや現代音楽を越えたヒットとなり、
伊福部の名を広く世間に知らしめることとなりました。

ラヴェルのピアノ協奏曲ト長調との類似については前述ですが、
フレーズばかりではなくそれを執拗に反復するという手法も、
ボレロ等のラヴェル作品からの影響が大きいと言えます。

モティーフの反復・展開はアイヌ等の先住民族の音楽にも見られますが、
伊福部にとって決定的だったのは、やはり最初のラヴェル体験だったようです。

「管弦楽法」等の優れた著作も残した伊福部は2006年、東京目黒区の病院で91年の生涯を閉じました。


*現在公開中の映画『シン・ゴジラ』でも伊福部昭作曲の「メインタイトル」が登場します。
新作用に新たにレコーディングしたものの、納得できなかった庵野監督は、
潔く第一作公開当時のモノラル音源を、映画でもそのまま使用したと言います。




伊福部 昭:映画 「ゴジラ」 メインテーマ
Ifukube, Akira:"Godzilla" Main Title


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2016年03月09日


バーンスタイン:ミュージカル《ウェストサイド物語》 第1幕 第7曲 トゥナイト


バーンスタイン:ウェスト・サイド・ストーリー
バーンスタイン(レナード) テ・カナワ(キリ) カレーラス(ホセ)
トロヤノス(タティアーナ) オルマン(カート) ホーン(マリリン)
ユニバーサル ミュージック クラシック (2007-09-05)
おすすめ度の平均: 3.0
3 作曲者自身の指揮による貴重な録音


♪作曲家バーンスタインとしての代表作

20世紀後半、指揮者としてカラヤンと人気を二分したバーンスタイン。
カラヤンが音楽をサウンドや様式美から作り上げたとするなら、
バーンスタインは音楽の内に潜む精神性を徹底して掘り下げ、
脇目も振らぬ主観的な表現で独自の世界を築いた人でした。

年齢を重ねるほどその傾向は深まっていき、
最晩年には音楽が崩壊するぎりぎりの線にまで至っていました。
あまりに極端なその演奏は傍から見れば滑稽かもしれませんが、
一度はまった者にとってはそれ以外考えられないほどの魔力をも秘めています。

音楽に限らずとかくきれいごとで済ましがちな現代の風潮にあって、
まるで昔のスポ根のように、スマートではなくとも
胸座に掴みかかってくるような表現をする指揮者でした。

バーンスタインの音楽にはまず“人間”が存在するのです。

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1973年1月、アメリカのニクソン大統領就任式の前夜に、
祝賀演奏会がケネディセンターで開かれました。
ベトナム戦争を背景にオーマンディとフィラデルフィア管弦楽団は
戦勝を意味するチャイコフスキーの序曲「1812年」を演奏。
一方、バーンスタインはワシントン大聖堂で、有志による無料コンサートを開きました。
指揮したのは平和を祈る宗教曲、ハイドンの「戦時ミサ曲」。

雨にも拘らず会場は満員で、外には12,000人が集まりました。
これがもとでニクソンに疎まれたバーンスタインは、
以後、活動の拠点を米国外に置くようになります。

他にも「広島平和コンサート」や東西ドイツ統一後の「第九」指揮など、
音楽と人道的な活動が直結した人でもありました。

作曲家としての代表作のひとつである「ウェストサイド物語」も、
角度を変えれば争いの絶えない世界と、
その中にあって輝く愛の尊さを描いた作品ともいえます。
バーンスタインは常に平和な理想世界「Somewhere」を求めていたのかもしれません。
「Tonight」は対立する立場のトニーとマリアによる美しい二重唱です。




バーンスタイン:ミュージカル《ウェストサイド物語》 第1幕 第7曲 トゥナイト
Leonard Bernstein:WEST SIDE STORY Act.1 : 7. Tonight


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2016年02月29日


坂本龍一:戦場のメリークリスマス - Merry Christmas, Mr.Lawrence


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/04
posted with あまなつ on 2009.09.02
坂本龍一
ワーナーミュージック・ジャパン(2004-11-24)
おすすめ度の平均: 4.0
5眠りたいときに最適
5まるで ワインみたいな。
5初めて借りたCD
5和みの“揺らぎ”
4教授が残した04年。


♪日本が誇る世界的作曲家 坂本龍一の代表作

日本にいる数多くのミュージシャンの中で、この方ほど“世界レベルの”
または“世界に通用する”という言い回しが
しっくりくる方も他にいないのではないでしょうか?

デビュー当時から坂本龍一さんは、どの音楽家とも違う独特の存在感を持っていました。
それは音楽以前に人間存在から放たれるもので
「まずこの人が作るものに間違いはない」と思わせる雰囲気がありました。
そしてそれについては実際に、間違いのない音楽家だったのです。

クラシックを基盤としながらも、音楽というものをジャンル的偏見を越えて、
平等に見渡せる視点に感銘を覚えます。
かつてNHKで放送された爆笑問題の番組でもそれは強く感じることができました。

音や音楽をよけいなしがらみなしに、純粋に受け止めることができるのです。
それについて坂本さんは「歌を聴いても歌詞はまったく入ってこない。
音だけが記号として入ってくる。」というようにおっしゃっていました。

私は坂本さんの最近の「不戦」出版やエコやロハスに対する積極的な発言、
反原発行動に関しても強く共感を覚えています。
音楽にはそれを作る者や奏でる者の人間がまず最初に表れると信じる私にとっては、
坂本さんは音を聴かずとも、人を見るだけでその作品に間違いはないと
当たり前のように思える数少ない音楽家のひとりなのです。


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「メリークリスマス・Mr.ローレンス」は自身も出演した83年公開の映画
「戦場のメリークリスマス」のサントラ曲です。
発売当初はまずまずのヒットという感じでしたが、時とともにその評価は高まり、
今ではピアノ曲のスタンダードとして圧倒的な人気を誇っています。
サントラの依頼を受けた坂本さんは、西洋でも東洋でもない、
どこでもない音楽をめざしたそうです。

音階の基本はいわゆる四七抜き(ファとシを抜いた)5音音階・ペンタトニックで、
そこに西洋的な和声と民族音楽的なアレンジが加わり、
まさに“どこでもない音楽”になっています。

もっとも当の坂本さん自身はなぜこの曲が人気なのか分からなかったらしく
「シンプルで覚えやすいメロディが原因ではないか」と分析しているようです。
しかし作曲中は何度もぼろぼろと泣いたとも語っています。



坂本龍一:戦場のメリークリスマス
Ryuichi Sakamoto:Merry Christmas, Mr.Lawrence


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