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2020年08月09日


オンライン特別プログラム - ジョン・ウィリアムズ 映画音楽集 バーチャルコンサート / Online Virtual Concert - John Williams:Chinema Music (Star Wars etc.)

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『シンドラーのリスト』は、スティーヴン・スピルバーグ監督による1993年のアメリカ映画。
第二次世界大戦時にドイツによるユダヤ人の組織的ホロコーストが東欧のドイツ占領地で進む中、
ドイツ人実業家オスカー・シンドラーが1100人以上ものポーランド系ユダヤ人を自身が経営する
軍需工場に必要な生産力との名目で絶滅収容所送りを阻止し、その命を救った実話を描いています。

シンドラーは決して絵に描いたような善人の英雄ではなく、むしろ快楽主義に取りつかれた遊び人で、
プレイボーイのライフスタイルを楽しみ、生きることをそのすべての面で享受していました。
同時代の人たちから見てくれよく育ってきた人間とみなされて、上流社会の中で立ち回り、
良い身なりをし、女性たちからももてはやされ、金銭を湯水のように使っていました。

当初は戦争に乗じてひと儲けするためにポーランドにやって来たシンドラーでしたが、
ポーランド系ユダヤ人たちに対するナチス党政権の度を越えた弾圧に不信感を募らせ、
自らもナチ党であったにも関わらず、無力なユダヤ人住民たちを救うことに意識が転換していきました。

やがて出来る限り多くのユダヤ人を救済したいという願望の下に、
最後には全財産をこの目的のために投じただけでなく、自らの生命まで賭けようとしたのでした。
彼の救済の行動は執念ともいえるもので、動きを怪しんだナチスの親衛隊に3度も逮捕されるも、
時には収容所の看守に賄賂を渡すまでして、徹底した救済活動に身を投じました。

戦後に事業に行き詰まり困っていたシンドラーを、彼に救われたユダヤ人たちはイスラエルに呼び、
今度は反対に援助して彼の生活を支えたということです。

映画で音楽を担当したジョン・ウィリアムズは、フィルムを観て自分には荷が重すぎると感じ、
スピルバーグ監督に「この作品には自分よりもっと適任の作曲者がいると思う」と進言しました。
しかし監督は、「知ってますよ、でもその人たちはみんなすでに故人なんです」と返しました。

ジョン・ウィリアムズはこの作品でアカデミー作曲賞、英国アカデミー賞 作曲賞を受賞しました。
サウンドトラックにおいて、メインテーマなどの主要なヴァイオリンソロは、ユダヤ人であり、
20世紀の最も偉大なヴァイオリニストの一人と評価されるイツァーク・パールマンが演奏しました。




尚、今回併せて公開した『スターウォーズ』と『E.T.』のメインテーマは、最近使用してきた
ベルリンフィルハーモニー大ホールの音響を更に研究して、効果を最大限に引き出しました。
過去に公開した音源に比べ、よりダイナミックで立体的なサウンドをお楽しみいただけると思います。


ジョン・ウィリアムズ:映画「シンドラーのリスト」から メインテーマ
John Williams:Main Theme from "Schindler's List" [4:07]






ジョン・ウィリアムズ:映画「スターウォーズ」から メインテーマ
John Williams:"STAR WARS" MAIN TITLE [6:07]






ジョン・ウィリアムズ:映画 E.T.のテーマ -The Flying Theme
John Williams:The Flying Theme from "E.T." [11:06]




*作曲家の著作権が継続中のため音源はストリーミング再生のみです。
*映画「シンドラーのリスト」メインテーマは初公開曲です。
*後2曲は演奏内容をあらため、新たな音響(IR)で録音しています。




アンコール -encore-
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ [2020][IR]
M.Ravel:Pavane pour une Infante defunte [6:54]



Ravel-Pavane-pour-une-Infante-defunte-2020-IR2.mp3




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2020年08月02日


オンライン特別プログラム - ビル・コンティ 映画音楽集 バーチャルコンサート / Online Virtual Concert - Bill Conti:Chinema Music (Rocky)

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映画「ロッキー」の主人公ロッキー・バルモアは、フィラデルフィアに暮らす無名のボクサーでした。
才能がありながらもそれを活かそうともせず、4回戦ボーイとして日銭を稼ぐ日々。
これといった目的も持たず、ただ自堕落に過ごすだけの生活でした。

そんな彼にあるチャンスが舞い込みます。
それは無敵の王者アポロが無名の選手を相手にしたイベント試合を行うというもので、
その相手として何人かの候補の中からロッキーが選ばれたのです。

最初はこれを拒否するロッキーでしたが、周囲の勧めや愛するエイドリアンのため、
そして何より自分自身のために、この無謀な試合に挑むことを決意します。
それまでとは打って変わって過酷なトレーニングにも耐え、
自分の人生をかけた闘いに正面から向き合うロッキー。

しかし、はなからアポロに勝てるはずがないとわかっていたロッキーは、
とにかく最終15ラウンドまで闘いぬくことを目標とし、それをエイドリアンに告げます。
試合ではアポロに激しいパンチを浴び、腫れ上がった顔でフラフラしながらも、
ついにロッキーは王者アポロを相手に、互角の試合で全ラウンドを成し遂げます。

判定にもつれ込んだ試合は結果として僅差でアポロの勝利となりましたが、
そんなことには構わず、ロッキーはひたすらエイドリアンの名を叫ぶのでした。




映画「ロッキー」の作曲を手がけたビル・コンティは、イタリア系アメリカ人の作曲家。
主に映画音楽、テレビドラマ劇伴を手がけ、「ロッキー」の音楽は特に有名です。

イタリア・オペラが流れる家庭に育ち、ナイトクラブでジャズを弾いた経歴もある彼は、
名門ジュリアード音楽院で学士・修士を修得するも、しばらくは無名の作曲家でした。
しかし、映画「ロッキー」の大ヒットにより、作曲家として一躍時の人となりました。

「ロッキー」は当初、主演のスタローンの弟が音楽を手がけていましたが、
思いもかけずめぐってきたチャンスをコンティは見事にものにしました。
そして、1983年の映画「ライトスタッフ」でついに、アカデミー音楽賞を受賞します。
このサントラで実質のテーマ曲として、人気が高いのが「イェーガーの勝利」です。

4回に一度は死の危険が伴うという、テストパイロットの過酷な任務に果敢に挑み、
パイロットとしての己の“正しい資質”が命ずるままに生きる主人公のチャック。
そんな彼を象徴するような音楽が、勇壮な管弦楽曲「イェーガーの勝利」なのです。


ビル・コンティ:映画「ロッキー」から 「ロッキーのテーマ」
Bill Conti:Gonna Fly Now from "ROCKY" [2:53]






ビル・コンティ:映画「ロッキー」から 「ロード・ワーク」
Bill Conti:Going the Distance from "ROCKY" [2:45]






ビル・コンティ:映画『ライトスタッフ』から 「イェーガーの勝利」
Bill Conti:Yeages Triumph from "The Right Stuff" [1:33]




*作曲家の著作権が継続中のため音源はストリーミング再生のみです。
*全曲ともに演奏内容をあらため、新たな音響(IR)で録音しています。




アンコール -encore-
サティ:ジュ・トゥ・ヴ [2020][IR]
Erik Satie:Je te veux [5:09]



Satie-Je-te-veux-2020-IR.mp3




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2020年05月07日


E.モリコーネ:映画「ミッション」から “ガブリエルのオーボエ” / Ennio Morricone:Gabriel's Oboe from "The Mission"

Morricone.jpg♪イタリアの祈りのヴァイオリンが感動を呼ぶ

映画「ニューシネマ・パラダイス」で知られるイタリア映画音楽の巨匠、
エンニオ・モリコーネを代表する曲として近年、特に人気の高い作品です。

モリコーネが作曲を担当した1986年のイギリス映画「ミッション」は、
1750年代の南米・パラナ川上流域(現在のパラグアイ付近)を舞台に、
先住民族へのキリスト教布教に従事するイエズス会宣教師たちの姿を描いています。
布教活動は困難を極め、先住民に襲われ命を落とす者もいたほど。

宣教師ガブリエルはそんな状況下、ひとり森林に分け入り、
神への賛美の曲を自らのオーボエで奏でます。
それに惹かれ、警戒しながらも少しずつガブリエルに近づく先住民たち…。




やがて音楽の音色は両者を結びつけ、ジャングルに「賛美の教会」が建てられます。
この音楽が「ガブリエルのオーボエ」として知られる曲です。
劇中では無伴奏の演奏で、途中で途切れてしまいますが、
他にモリコーネ自身のオーケストラ版を始め、様々な編曲版があります。

サラ・ブライトマンが歌う「ネッラ・ファンタジア」は、この曲に歌詞をつけたものです。
歌にすることを断り続けるモリコーネに対し、何度にも渡る手紙での交渉の末、
やっとのことで許可に至ったとサラ・ブライトマンは語っています。
その後イル・ディーヴォやポール・ポッツ等、多くの歌手がこの歌をカバーしています。

最近ではイタリア在住の日本人ヴァイオリニスト横山令奈さんの演奏が話題になっています。
横山令奈さんは新型コロナウイルスの医療に従事する現場の医師たちに向け、
近隣の建物の屋上からこの曲を無伴奏で演奏して届け、感動を呼んでいます。

*今回はオーボエをヴァイオリンに変え、ニ長調に移調して新たに録音しました。


E.モリコーネ:映画「ミッション」から “ガブリエルのオーボエ”
Ennio Morricone:Gabriel's Oboe from "The Mission" [2:24]




*作曲家の著作権が継続中のため音源はストリーミング再生のみです



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2020年04月17日


コール・ポーター:So In Love(「日曜洋画劇場」エンディングテーマ) / Cole Porter:So in Love (from "Kiss Me, Kate")

Coleporter2s.jpg♪日本では「日曜洋画劇場」エンディングテーマとして有名

コール・ポーター(Cole Porter、1891年6月9日 - 1964年10月15日)は、アメリカ合衆国の作曲家・作詞家。本名コール・アルバート・ポーター(Cole Albert Porter)。ミュージカルや映画音楽の分野で、多くのスタンダード・ナンバーを残しました。インディアナ州で生まれた彼は、6歳でヴァイオリンを、8歳でピアノを習いました。イェール大学卒業後にハーバード大学に入学しましたが、最終的に音楽家の道を選びました。

1915年、ブロードウェイ・ミュージカル『Hands Up』に楽曲提供し、本格的に作曲家として活動を開始。しかし、翌年手がけた『まずアメリカを見よ』が、2週間で打ち切られる挫折を経験し、その後パリに渡りました。ヨーロッパでも作曲活動を続けた彼は、1923年にはバレエ曲「Within The Quota」を作曲するも、依然として成功に恵まれず、1920年代後半に帰国しました。

1930年、ミュージカル『ザ・ニューヨーカーズ(英語版)』に「ラブ・フォー・セール」等の楽曲を提供。これも成功には至らず、歌詞の内容が物議を醸しラジオ放送禁止に。しかし、この曲は後年スタンダード・ナンバーとなりました。そして、1932年にはミュージカル『陽気な離婚(Gay Divorce)』が大ヒットになり、ここでフレッド・アステアが歌った「夜も昼も(Night and Day)」は、コールの代表曲の一つと目されました。

1936年には映画『踊るアメリカ艦隊』に「イージー・トゥ・ラヴ」等を提供し、映画音楽の分野にも進出しました。1948年、ミュージカル『キス・ミー・ケイト』が大ヒットし、トニー賞を受賞。その後も多くの曲を作りましたが、1964年、腎不全のためカリフォルニア州サンタモニカで亡くなりました。




「ソー・イン・ラヴ」(So in Love)は、ミュージカル『キス・ミー・ケイト』の劇中歌として作曲され、パトリシア・モリソン(スペイン語版)が歌ったのが最初です。その後、パティ・ペイジのレコード録音をはじめとして、エラ・フィッツジェラルドらのジャズ歌手の活躍により、ジャズのスタンダードナンバーとして定着しました。多くの有名な歌手がこの曲を取り上げ、演奏・録音を行っており、歌手なしの器楽のみによる演奏も行われています。

日本においては、ピアノ協奏曲風にアレンジされたモートン・グールド楽団の演奏が、テレビ朝日の『日曜洋画劇場』エンディングテーマに、1967年4月9日の番組開始から1998年11月15日まで使用されました。「日曜洋画劇場のエンディングテーマ」として日本では認識度が上がり、元からのクラシック曲として間違われることもありました。

>> 続きと試聴&ダウンロード音源はこちら [Download]

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2019年04月16日


コール・ポーター:So In Love(ミュージカル『キス・ミー・ケイト』)[管弦楽版][AR] / Cole Porter:So in Love (from "Kiss Me, Kate")[Orchestral]

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コール・ポーター作曲のミュージカル曲「So in Love」の管弦楽版です。

今回はモートン・グールド楽団の演奏により近くするため、
弦楽合奏に木管、金管も加えたオーケストラアレンジにしました。
ピアノが入っていないことを除けば、全体的な構成はグールド版に沿っています。

*初掲載の楽曲


コール・ポーター:So In Love(ミュージカル『キス・ミー・ケイト』)[管弦楽版][AR]
Cole Porter:So in Love (from "Kiss Me, Kate")[Orchestral][3:58]





*楽曲の著作権が継続中のため音源はストリーミング再生のみです



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2019年04月06日


コール・ポーター:So In Love(ミュージカル『キス・ミー・ケイト』)[AR] / Cole Porter:So in Love (from "Kiss Me, Kate")

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コール・ポーターが作曲したミュージカル『キス・ミー・ケイト』の劇中歌です。

日本ではかつて、テレビ朝日「日曜洋画劇場」のエンディングテーマとして親しまれました。
このバージョンはピアノ協奏曲風にアレンジされた、モートン・グールド楽団の演奏で、
ピアニストの中村紘子さんがラフマニノフ作品と勘違いしていたと言われています。

ラフマニノフを慕っていたというモートン・グールドの編曲は序奏から格調が高く、
クラシック音楽にも通じる気品と重厚感があります。

今回はグールドの編曲を参考にした弦楽オーケストラ版でお届けします。

*初掲載の楽曲


コール・ポーター:So In Love(ミュージカル『キス・ミー・ケイト』)[AR]
Cole Porter:So in Love (from "Kiss Me, Kate")[4:15]





*楽曲の著作権が継続中のため音源はストリーミング再生のみです



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2019年04月03日


ジョン・ウィリアムズ:映画 E.T.のテーマ -The Flying Theme [2019][AR] / John Williams:The Flying Theme from E.T.

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ある日、何かに導かれるように登った小高い丘の上。

眼下に海を見下ろし、何ひとつ障害物がない景色の中、正面の半島に沈みゆく夕日を見ていた時、
脳裏に浮かんだのはベートーヴェンでもブラームスでもブルックナーでもなく、
ジョン・ウィリアムズ作曲の映画「E.T.」のテーマでした。

その時の一瞬のインスピレーションをもとに今回、10年ぶりにこの曲を一から打ち込み直しました。


ジョン・ウィリアムズ:映画 E.T.のテーマ -The Flying Theme [2019新録音][AR]
John Williams:The Flying Theme from E.T. [11:03]





*楽曲の著作権が継続中のため音源はストリーミング再生のみです



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2016年08月13日


伊福部 昭:映画 『ゴジラ』 メインタイトル


シン・ゴジラ音楽集
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posted with あまなつ on 2016.08.13
価格:
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♪日本映画音楽の礎を築いた重要な作曲家

同じフレーズが執拗に繰り返されるこの曲のインパクトは絶大なものでした。

作曲者の伊福部昭は様々な音楽ジャンルで才能を発揮し、
特に数百もの映画音楽の作曲で日本におけるその礎を築きました。

教育者としても東京音楽学校の作曲科講師として芥川也寸志、黛敏郎といった優れた後進を輩出。
76年からは東京音楽大学の学長を務めました。

伊福部と音楽との出会いはレコード鑑賞会で聴いたラヴェルのボレロでした。
その衝撃に鑑賞会の目的だったベートーヴェンを聴かずに帰ったといいます。

そして独学で音楽を身につけ、フランスのコンクールでチェレプニン賞を受賞。
その後も故郷アイヌの土着の音楽などを取り入れた伊福部作品に対し、
冷淡な態度を取り続けた日本の楽壇とは距離を置きつつ、精力的に作曲活動を続けていきました。

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生活のために作り始めた映画音楽でしたがその中のひとつ、
1954年のゴジラの音楽はクラシックや現代音楽を越えたヒットとなり、
伊福部の名を広く世間に知らしめることとなりました。

ラヴェルのピアノ協奏曲ト長調との類似については前述ですが、
フレーズばかりではなくそれを執拗に反復するという手法も、
ボレロ等のラヴェル作品からの影響が大きいと言えます。

モティーフの反復・展開はアイヌ等の先住民族の音楽にも見られますが、
伊福部にとって決定的だったのは、やはり最初のラヴェル体験だったようです。

「管弦楽法」等の優れた著作も残した伊福部は2006年、東京目黒区の病院で91年の生涯を閉じました。


*現在公開中の映画『シン・ゴジラ』でも伊福部昭作曲の「メインタイトル」が登場します。
新作用に新たにレコーディングしたものの、納得できなかった庵野監督は、
潔く第一作公開当時のモノラル音源を、映画でもそのまま使用したと言います。




伊福部 昭:映画 「ゴジラ」 メインテーマ
Ifukube, Akira:"Godzilla" Main Title


*楽曲の著作権が継続中のため音源はストリーミング再生のみです



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2016年03月09日


バーンスタイン:ミュージカル《ウェストサイド物語》 第1幕 第7曲 トゥナイト


バーンスタイン:ウェスト・サイド・ストーリー
バーンスタイン(レナード) テ・カナワ(キリ) カレーラス(ホセ)
トロヤノス(タティアーナ) オルマン(カート) ホーン(マリリン)
ユニバーサル ミュージック クラシック (2007-09-05)
おすすめ度の平均: 3.0
3 作曲者自身の指揮による貴重な録音


♪作曲家バーンスタインとしての代表作

20世紀後半、指揮者としてカラヤンと人気を二分したバーンスタイン。
カラヤンが音楽をサウンドや様式美から作り上げたとするなら、
バーンスタインは音楽の内に潜む精神性を徹底して掘り下げ、
脇目も振らぬ主観的な表現で独自の世界を築いた人でした。

年齢を重ねるほどその傾向は深まっていき、
最晩年には音楽が崩壊するぎりぎりの線にまで至っていました。
あまりに極端なその演奏は傍から見れば滑稽かもしれませんが、
一度はまった者にとってはそれ以外考えられないほどの魔力をも秘めています。

音楽に限らずとかくきれいごとで済ましがちな現代の風潮にあって、
まるで昔のスポ根のように、スマートではなくとも
胸座に掴みかかってくるような表現をする指揮者でした。

バーンスタインの音楽にはまず“人間”が存在するのです。

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1973年1月、アメリカのニクソン大統領就任式の前夜に、
祝賀演奏会がケネディセンターで開かれました。
ベトナム戦争を背景にオーマンディとフィラデルフィア管弦楽団は
戦勝を意味するチャイコフスキーの序曲「1812年」を演奏。
一方、バーンスタインはワシントン大聖堂で、有志による無料コンサートを開きました。
指揮したのは平和を祈る宗教曲、ハイドンの「戦時ミサ曲」。

雨にも拘らず会場は満員で、外には12,000人が集まりました。
これがもとでニクソンに疎まれたバーンスタインは、
以後、活動の拠点を米国外に置くようになります。

他にも「広島平和コンサート」や東西ドイツ統一後の「第九」指揮など、
音楽と人道的な活動が直結した人でもありました。

作曲家としての代表作のひとつである「ウェストサイド物語」も、
角度を変えれば争いの絶えない世界と、
その中にあって輝く愛の尊さを描いた作品ともいえます。
バーンスタインは常に平和な理想世界「Somewhere」を求めていたのかもしれません。
「Tonight」は対立する立場のトニーとマリアによる美しい二重唱です。




バーンスタイン:ミュージカル《ウェストサイド物語》 第1幕 第7曲 トゥナイト
Leonard Bernstein:WEST SIDE STORY Act.1 : 7. Tonight


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2016年02月29日


坂本龍一:戦場のメリークリスマス - Merry Christmas, Mr.Lawrence


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posted with あまなつ on 2009.09.02
坂本龍一
ワーナーミュージック・ジャパン(2004-11-24)
おすすめ度の平均: 4.0
5眠りたいときに最適
5まるで ワインみたいな。
5初めて借りたCD
5和みの“揺らぎ”
4教授が残した04年。


♪日本が誇る世界的作曲家 坂本龍一の代表作

日本にいる数多くのミュージシャンの中で、この方ほど“世界レベルの”
または“世界に通用する”という言い回しが
しっくりくる方も他にいないのではないでしょうか?

デビュー当時から坂本龍一さんは、どの音楽家とも違う独特の存在感を持っていました。
それは音楽以前に人間存在から放たれるもので
「まずこの人が作るものに間違いはない」と思わせる雰囲気がありました。
そしてそれについては実際に、間違いのない音楽家だったのです。

クラシックを基盤としながらも、音楽というものをジャンル的偏見を越えて、
平等に見渡せる視点に感銘を覚えます。
かつてNHKで放送された爆笑問題の番組でもそれは強く感じることができました。

音や音楽をよけいなしがらみなしに、純粋に受け止めることができるのです。
それについて坂本さんは「歌を聴いても歌詞はまったく入ってこない。
音だけが記号として入ってくる。」というようにおっしゃっていました。

私は坂本さんの最近の「不戦」出版やエコやロハスに対する積極的な発言、
反原発行動に関しても強く共感を覚えています。
音楽にはそれを作る者や奏でる者の人間がまず最初に表れると信じる私にとっては、
坂本さんは音を聴かずとも、人を見るだけでその作品に間違いはないと
当たり前のように思える数少ない音楽家のひとりなのです。


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「メリークリスマス・Mr.ローレンス」は自身も出演した83年公開の映画
「戦場のメリークリスマス」のサントラ曲です。
発売当初はまずまずのヒットという感じでしたが、時とともにその評価は高まり、
今ではピアノ曲のスタンダードとして圧倒的な人気を誇っています。
サントラの依頼を受けた坂本さんは、西洋でも東洋でもない、
どこでもない音楽をめざしたそうです。

音階の基本はいわゆる四七抜き(ファとシを抜いた)5音音階・ペンタトニックで、
そこに西洋的な和声と民族音楽的なアレンジが加わり、
まさに“どこでもない音楽”になっています。

もっとも当の坂本さん自身はなぜこの曲が人気なのか分からなかったらしく
「シンプルで覚えやすいメロディが原因ではないか」と分析しているようです。
しかし作曲中は何度もぼろぼろと泣いたとも語っています。



坂本龍一:戦場のメリークリスマス
Ryuichi Sakamoto:Merry Christmas, Mr.Lawrence


*楽曲の著作権が継続中のため音源はストリーミング再生のみです



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