テレビ・映画&CM etc. … 最近話題のクラシック

スポンサードリンク




2011年03月07日


J.S.バッハ:カンタータ第140番 1. 目覚めよと呼ぶ声あり BWV.140

バッハ : カンタータ 第140番&第147番
新品最安価格:23%OFF ¥ 800 (8店出品)
レビュー平均: 4.5点 (2人がレビュー投稿)
4.0点 バッハのカンタータ入門におすすめ
5.0点 有名なカンタータのカップリングです
発売日:2000-06-21
メーカー:ワーナーミュージック・ジャパン
クリエーター:アーノンクール(ニコラウス)(指揮)

♪200曲を越える中でも特に名高いカンタータ

1723年(37歳のころ)、バッハはライプツィヒ・トマス教会のカントルに就任しました。
カントルとはオルガン演奏などで、教会音楽を仕切る合唱指揮者です。
就任してからのバッハは、日曜を主とした礼拝用のカンタータを300曲以上作りました。
多くが紛失するなどしましたが、それでも200曲近くが現存しています。

教会カンタータはルーテル(ルター)派の礼拝の、説教の前後に演奏されていました。
歌詞はその日に朗読される使徒書簡や福音書などを説明する内容です。
難しい聖書の内容を歌にすることで、より咀嚼しやすくしようという試みです。

通常、カンタータは全体合唱に始まり、アリア、レチタティーヴォ、重唱、合唱を経て、
最後に合唱によるコラール(讃美歌)で締めくくるという構成ですが、
バッハのものはそうした形にとどまらず、様々な手法で書かれています。

スポンサードリンク


カンタータ第140番は典型的な「コラール・カンタータ」の形式に基づいています。
作曲家フィリップ・ニコライのコラールを全7曲中、第1曲、第4曲、第7曲で採用。
コラールの原点となっているのは、マタイ福音書第25章1から13節です。
この章句が朗読される三位一体節後第27日曜日用に第140番は作曲されました。

「目覚めよと呼ぶ声あり」は作品全体と第1曲のコラールのタイトルです。
これと第4曲「シオンは物見らが歌うのを聴く」は特に有名で、
後にオルガン作品「シューブラー・コラール集」に編曲されています。





J.S.バッハ:カンタータ第140番 1. 目覚めよと呼ぶ声あり BWV.140
J.S.Bach:Sleepers Wake, BWV.140
1. Chorus: Wachet auf, ruft uns die Stimme (Wake up, the voice calls to us)



ブログパーツ
posted by アンドウトワ at 15:00 | 声楽曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月14日


フランク:天使の糧(パン)

天使の糧(DVD付)
定価:¥ 3,000
新品最安価格:19%OFF ¥ 2,408 (3店出品)
レビュー平均: 5.0点 (2人がレビュー投稿)
5.0点 天使の歌曲集
5.0点 柔らかくて、美しく澄んだ響きの美声
発売日:2010-11-17
メーカー:日本コロムビア
アーティスト:幸田浩子

♪フランクの敬虔な信仰がうかがえる美しい賛美の歌

ベルギーに生まれ、父親はベルギー系、母親はドイツ系であったフランクは、
その流れで作曲家としては、ドイツ系のリストやワーグナーに影響を受けました。
しかし、フランス生活が長く、最後にはフランスに帰化した彼の音楽では、
ドイツの伝統とフランス特有の空気感が絶妙にマッチングしています。
またそこに大胆な和声や転調を伴う独自の作風が重なり、
ドイツ的な重厚さを土台としながら、自由で唯一無二な世界を創造していました。

生涯にわたり敬虔な信仰を持ち、慎ましやかな生活をよしとしたフランク。
その音楽には彼の実直な生き方そのものが表れています。
当時フランスで流行だった、軽妙で華やかなオペレッタなどとは無縁な場所で、
教会のオルガニストを務めながら、信仰と音楽が一致した作品を作り続けました。

「天使の糧(パン)」として知られ、多くの歌手にも愛されるこの美しい曲は、
1860年に「3声のミサ曲イ長調」のひとつである合唱曲として作曲されました。
そして1858年に作曲されていた荘厳ミサ曲を1872年に改定した際、
独唱曲としてこの「天使の糧(パン)」が追加されました。

スポンサードリンク


「天使の糧」もしくは「天使のパン」とも訳される「Panis Angelicus」とは、
聖体を賛美する祈りで、カトリックの聖体拝領の儀式などで歌われます。
詩は中世の偉大な神学者、聖トマス・アクィナス。
オリジナルはテノール独唱とオルガン、ハープ、チェロ、コントラバスの編成です。
フランクがパリのサント・クロチルド教会の合唱長だった頃に作曲されました。

《歌詞》
天使の糧は人々の糧になり、天の糧は形あるものを終わらせられる。
おお、なんという驚き、主よ食するのは貧しき、貧しき虐げられし僕(しもべ)。





フランク:天使の糧(パン)
C.Frank:Panis Angelicus



ブログパーツ
posted by アンドウトワ at 13:57 | 声楽曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月03日


シューベルト:ミサ曲 第6番 変ホ長調 D950 6. アニュス・デイ

シューベルト:ミサ曲第6番
ジュリーニ(カルロ・マリア)
ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル(2005-06-22)
おすすめ度の平均: 4.0
4静謐、明朗なミサ曲の名盤

♪最晩年のシューベルトが到達した崇高なる境地

大作曲家と称される者は多々いますが、天まで突き抜けるほどの
強烈なインスピレーションを感じさせる作曲家はそう多くありません。

彼らの天才が創り出す奇跡の調べは、
聴く者の魂を現世を越えた遥かな次元にまで引き上げてくれます。
それは理論などでは説明できない、音楽や芸術の不思議です。

シューベルトは確かにそんな力を持った作曲家であると言えるでしょう。
そしてそんな彼の最高傑作との声も少なくないのが晩年の名作「ミサ曲第6番」です。

ベートーヴェンの「荘厳ミサ曲」と並べても恥ずかしくなく、
終曲の「アニュス・デイ」にはモーツァルトのレクイエムのような厳粛ささえ感じられます。

バッハのミサ曲ロ短調などとあわせて同等に扱ってもおかしくないのですが、
なぜかそれ程認知度が高いとは言えず、演奏CDもあまりに数がありません。
しかしその音楽には後年のブルックナーを思わせるようなスケールの大きさがあります。

スポンサードリンク


1888年、シューベルトの墓が学者たちによって、遺骨調査のため掘り起こされました。
これに立ち会ったのがシューベルトをこよなく愛したブルックナー。
学者の手から骨片がこぼれ落ちそうになるたび手を出そうと身構え、
ついには我慢できず棺に覆いかぶさるように遺骨に接吻したそうです。

このミサ曲を聴くとなぜそこまでブルックナーがシューベルトを愛したかわかる気がします。






F.Schubert:Mass No.6 in E flat major, D950 6. Agnus Dei
シューベルト:ミサ曲 第6番 変ホ長調 D950 6. アニュス・デイ.mp3


ブログパーツ
posted by アンドウトワ at 13:57 | 声楽曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月25日


シューベルト:鱒 Op.32 (D.550) [リスト編曲]

奇跡のカンパネラ(K2HD)
フジ子・ヘミング
ビクターエンタテインメント(2005-12-16)
おすすめ度の平均: 3.5
2常識では理解できないようなカンパネラ
5透明感あふるる

♪川の流れと魚の動きをピアノ伴奏で活きいきと描写

歌曲王シューベルトの数ある歌曲の中でも一際人気の高い曲です。
名前が似ているシューバルトの詩に二十歳の彼が曲をつけました。

“澄んだ川で鱒を眺めていると、釣り人が来て魚釣りを始めた。
ところが川がきれい過ぎて魚はかかりそうにない。

そこで釣り人は竿で水を濁らせ、ほどなく鱒を釣り上げた。
逃げようともがく鱒。しかしどうにもならない。

狡猾な釣り人に釣られた鱒を不憫に思いつつ私はその光景を見ていた。”

ここまでが歌曲に使われた三番で、本当は四番まで詩があります。

“男はこうして女を騙すもの。だから気をつけなさい。”

という寓意的な内容がそれです。
シューベルトは四番をカットし、印象的なピアノ伴奏をつけることで、
川の流れや鱒の活きいきとした姿の描写に焦点を当てました。

スポンサードリンク


この歌曲は五回書き直され、有名な前奏は五回目にようやく登場しています。
親しみやすい旋律で出版当事から大変な人気を博したようです。

歌曲の2年後シューベルトは、この旋律を第4楽章の主題とする
ピアノ五重奏曲を作曲しています。
“鱒”の愛称で親しまれるこの作品は、彼の室内楽曲の中でも傑作として知られます。

尚、原題の“Die Forelle”は鱒というよりカワマスやイワナに近いようです。
今回はリストによるトランスクリプション(編曲)版でお届けします。






Franz Schubert:"Die Forelle" ("The Trout") Op.32 (D.550)
シューベルト:鱒.mp3



ブログパーツ
posted by アンドウトワ at 14:42 | 声楽曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月01日


ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ 第5番 第1楽章 アリア-カンティレーナ

ブラジル風バッハ
ブラジル風バッハ
posted with あまなつ on 2009.08.01
ベルリン・フィル 12人のチェリストたち/中丸三千繪
EMIミュージック・ジャパン(2000-05-24)
おすすめ度の平均: 3.5
4ちょっとかわったBGMを探す音楽ファン向け
3演奏は上手いが

♪バッハを愛したブラジルの天才作曲家

エイトル・ヴィラ=ロボスは20世紀前半のブラジルの作曲家です。
音楽愛好家だった父と叔母の影響を受け若くして
ピアノ、クラリネット、チェロの演奏を身につけました。
特にチェロについては専門に学び、
父親亡きあと一時はそれで生計を立てるほどでした。

さらにブラジル原住民の音楽や民謡などを収集し、
民俗音楽の演奏を経てリオ・デ・ジャネイロの音楽院で学びますが、
アカデミックな世界とは距離を置き、作曲はほぼ独学だったといいます。

1920年代には活動の拠点をフランスのパリに移し、作曲と自作の指揮などを行います。
このパリでエイトルは新古典主義の洗礼を受けました。

ブラジルに帰国した後、1930年から15年をかけて作曲したのが
9曲からなる彼の代表作「ブラジル風バッハ」です。
彼が終生尊敬したJ.S.バッハの音楽性と、
ブラジル音楽固有の民族性の融合をめざしたこの作品は、
管弦楽曲、室内楽曲、ピアノソロ、チェロ・アンサンブル、ア・カペラと、
様々な編成で作曲されたバラエティに富んだ内容が特徴です。

スポンサードリンク


エイトルの叔母は好んでバッハの平均率クラヴィーア曲集を弾いていたようで、
彼のバッハ好きにはそのことが大きく影響していたようです。

「ブラジル風バッハ」の中で最もポピュラーなのは第5番のアリアでしょう。
ソプラノが歌い出しで同一音を維持する間、背後の和声は次々と
入れ替わっていきますが、これは何かに似ていると思いませんか?
そう、G線上のアリアの名で知られるバッハの「管弦楽組曲第2番」のアリアと同じです。
この手法はポップスではポール・マッカートニーも多用していますね。





ブログパーツ
posted by アンドウトワ at 15:19 | 声楽曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月14日


シューベルト:子守歌 Op.98-2, D.498

シューベルト:歌曲集
アーメリング(エリー)
ユニバーサル ミュージック クラシック(2005-06-22)
おすすめ度の平均: 5.0
5この値段は失礼といえるほどの名演

♪最も親しまれるクラシックの子守歌

シューベルトは15歳の時に愛する母マリアを亡くしています。
彼が19歳の1816年に作曲されたこの子守歌には、
そんな母親への想いが透明な旋律の中に込められています。

今回同じく3大子守歌とされるブラームスのそれと並べてみて、
また制作しながら個人的に感じたのは、子守歌という
シンプルな作品にあっても作曲家の個性がはっきり出ること、
また正直に言わせていただければ作品としても作曲家としても、
精神的にシューベルトの方が1枚上のような気がしました。

何というのか、人間界を越えているのです。

スポンサードリンク


さて、シューベルトの子守歌には日本でふたつの有名な詩がつけられています。
内藤濯と近藤朔風によるものですが、
今回はより現代的な内藤濯の詩も添えさせていただきます。


眠れ 眠れ 母の胸に 眠れ 眠れ 母の手に
こころよき 歌声に むすばずや 楽し夢

眠れ 眠れ 母の胸に 眠れ 眠れ 母の手に
あたたかき その袖に つつまれて 眠れよや

眠れ 眠れ かわいわが子 一夜寝て さめてみよ
くれないの ばらの花 ひらくぞや 枕辺に

眠れ 眠れ かわいわが子 一夜寝て おきてみよ
かおりよき 百合の花 におうぞや ゆりかごに




F.Schubert:Wiegenlied Op.98-2

http://andotowa.sakura.ne.jp/ID3v2-5/Schubert-Wiegenlied.mp3



ブログパーツ
posted by アンドウトワ at 05:38 | 声楽曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月08日


ブラームス:5つの歌曲 Op.49 第4番「子守歌」

歌の調べのように
歌の調べのように
posted with あまなつ on 2009.03.20
水谷川優子
ビクターエンタテインメント(2005-02-23)
おすすめ度の平均: 5.0
5子供の時の思い出
5やっぱり1枚目もいい!!
5チェロってこんなにも奥深い音なんですね
5毎日聴いています
5癒されます

♪合唱団員の子供に贈られた夢見るような子守歌

シューベルトやモーツァルト(フリース)作などと共に、
最も親しまれているクラシックの子守歌のひとつです。

ブラームスは合唱団の指導をしていたことがあり、
団員の女性歌手ベルタ・ファーバーの第2児の出産を祝い、
作曲され贈られたといわれています。

スポンサードリンク


一口に「ブラームスの子守歌」として紹介されることが多いですが、
正式には「5つの歌曲」という歌曲集の中の第4曲にあたります。

シェーラーによる詩はどこまでもロマンティックでやさしく、
子供を愛しむ想いに満ちています。

本来はソプラノ独唱用の歌曲ですが、
今回はヴァイオリンによる演奏でお届けします。




J.Brahms:Funf Lieder "Wiegenlied" Op.49-4

http://classical-music.sakura.ne.jp/Brahms-Funf-Lieder-Wiegenlied.mp3



ブログパーツ
posted by アンドウトワ at 09:10 | 声楽曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月24日


シューベルト:歌曲集《冬の旅》から 「菩提樹」 D.911-5

シューベルト:冬の旅
ヘルマン・プライ
コロムビアミュージックエンタテインメント(2002-06-21)
おすすめ度の平均: 5.0
5おおらかな冬の旅があってもいいじゃないか
5暖かいまなざしを感じる「冬の旅」です。

♪シューベルト3大歌曲集の中でも特に人気

「冬の旅」を書いた頃のシューベルトは死を翌年に控え、
悪化する病と貧窮の中あまり明るくない日々を過ごしていました。

そんなシューベルトにとって、恋に破れ街を捨ててさすらう若者を
テーマにしたドイツの詩人ヴィルヘルム・ミュラーのこの詩集は、
まさに今の自分の心情を投影できるぴったりしたものでした。

1827年、ベートーヴェンの亡くなった年に、
前編後編それぞれ12曲ずつ、合わせて24曲からなる
歌曲集「冬の旅」はこうして作曲されました。

スポンサードリンク


全曲に渡り暗い影を落とすこの歌曲集の中にあって、
ほっとするやすらぎと穏やかさで一際人気も高いのが、
世界の愛唱歌としても有名な第5曲「菩提樹」です。

冬の寒さと厳しさの中、孤独の旅を続ける若者が、
昔よく憩いを求めたふるさとの菩提樹のことを思い出します。
菩提樹は「帰っておいで、おまえの本当のやすらぎはここにある。
おまえの幸せはここにあるから。」と若者に語りかけるのです。




F.Schubert:Winterreise "Der Lindenbaum" D.911-5

http://classical-music.aki.gs/027-Schubert-Der-Lindenbaum.mp3



ブログパーツ
posted by アンドウトワ at 14:07 | 声楽曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月12日


J.S.バッハ:羊は安らかに草を食み 《狩のカンタータ》 BWV.208

バッハのアリア(ヴォーカル編)
バッハ
ワーナーミュージック・ジャパン(2000-09-27)

♪のどかで明るいバッハのもうひとつの側面

とかく深遠で理知的な印象の強いバッハの音楽ですが、
こんなにものどかで牧歌的な作品もあります。

狩り好きの領主に献呈するために書かれた世俗カンタータ第208番、
通称「狩りのカンタータ」の中のアリア「羊は安らかに草を食み」です。

この題名は“優れた領主の下で人民は安寧に暮らす”という意味で、
領主のことを褒め上げる内容です。

スポンサードリンク


以前、NHK-FMの「朝のバロック」という番組のテーマ曲になっていたこともあり、
それを通してこの曲に親しんできたという方も多いようです。

2本のリコーダー(ここではフルート)による対旋律が楽しい、爽やかな1曲です。




J.S.Bach:Sheep May Safely Graze BWV.208

http://classical-music.aki.gs/106-Bach-Sheep-May-Safely-Graze.mp3



ブログパーツ
posted by アンドウトワ at 01:43 | 声楽曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする