2008年04月23日


シューベルト:楽興の時 第3番 ヘ短調 D.780-3, Op.94-3

シューベルト:ピアノ・ソナタ第7番 楽興の時(全6曲)
内田光子
ユニバーサル ミュージック クラシック(2001-11-21)
おすすめ度の平均: 5.0
5不思議な感覚
5内田シューベルトの魅力が凝縮

♪ロシアの民族舞踊曲を想わせる人気のピアノ曲

「楽興の時」は1823年から1828年にかけて作曲された、
全6曲からなるピアノ作品集です。

原題の「Moments musicaux」は直訳すると
“音楽的なひと時”というような意味で、
形式にとらわれない自由な発想の作風が特徴です。
これは後のシューマンやリストなど、ロマン派の作曲家たちが残した、
自由なピアノ曲のさきがけとも見られています。

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「楽興の時」の中で特に有名なのが、第3番へ短調です。
初版では「ロシア風歌曲」という題名がつけられていて、
シューベルトの存命中から人気が高かったようです。

演奏時間は2分足らずと短めですが、シンプルで無駄がなく、
リズムも愛らしい可憐な小品です。





Schubert:Moments Musicaux No.3 D.780-3, Op.94-3
シューベルト:楽興の時.mp3



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2008年04月19日


モーツァルト:自動オルガンのための幻想曲 ヘ短調 K.608

アフラートゥス・クァルテット / ベートーヴェン・モーツァルト作品 木管四重奏版
アフラートゥス・クァルテット
オクタヴィアレコード (2005-03-24)
おすすめ度の平均: 4.0
4 幸せな音色

♪自動演奏のオルガンのために作曲された晩年の作品

種類も様々なオルゴール類を集めた“ミュラー芸術館”の
運営で生計を立てていたダイム・フォン・シュトリテッツ伯爵は、
1790年7月14日に亡くなったロウドン元帥を記念する
霊堂を建設するにあたり、モーツァルトに
時計用自動オルガンのための作品を依頼しました。

こうした仕事は彼にとって決して本意ではなかったものの、
当時の経済状況を考えれば断る理由もなかったのは事実です。

モーツァルトは3年ほどをかけて数曲の作品を作曲し、その内5曲が現存しています。

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1791年に作曲された「自動オルガンのための幻想曲」は、
そうした一連の作品の中でも特に深い音楽性を持ち、
後にピアノ連弾用に編曲された他、
ベートーヴェンも写譜するなどして研究したと伝えられています。





W.A.Mozart:Fantasia for Mechanical Organ in F minor, K.608
モーツァルト:自動オルガンのための幻想曲.mp3



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2008年02月28日


テレマン:《無伴奏フルートのための12の幻想曲》から 第10番 嬰ヘ短調 TWV 40-11

テレマン:無伴奏フルートのための12の幻想曲
ランパル(ジャン=ピエール)
コロムビアミュージックエンタテインメント(2002-06-21)
おすすめ度の平均: 4.5
5飛び散る宝石のロココ空間
5至宝の12曲
5凄く気持ちがゆったり出来ます!超お薦め!
5面白い

♪J.S.バッハ以上の人気を誇ったバロックの多作家

テレマンは後期バロックから古典派時代にかけて活躍した、
ドイツはプロイセンのマクデブルグ出身の作曲家です。
生前は同時代のJ.S.バッハやヘンデルをも凌ぐ
人気と名声を得ていたと言われています。

どちらかというと大衆にも親しみやすい音楽を数多く書き、
そのジャンルはオペラ、室内楽、協奏曲、管弦楽曲、
受難曲、教会カンタータと多岐に渡り、
数にしておよそ4000にのぼるという多作家です。

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死後は長い間忘れ去られていましたが近年になって、
オリジナル古楽器による演奏などで再評価が高まっています。

「無伴奏フルートのための12の幻想曲」は
バロックの音楽様式が一通り揃ったようなバラエティ感に富み、
美しい旋律を持った洗練された名作です。





G.Ph.TELEMANN:12 Fantasias for Flute without Bass
Fantasia No. 10 in F sharp minor, TWV 40-11
テレマン:無伴奏フルートのための12の幻想曲.mp3



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2007年09月22日


J.S.バッハ:《平均律クラヴィーア曲集》 第1巻 第1曲 プレリュード ハ長調 BWV.846

バッハ:平均律クラヴィーア曲集全巻
リヒテル(スヴャトスラフ)
ビクターエンタテインメント (2007-10-24)
おすすめ度の平均: 3.0
5 雨の日に

♪平均律の土台になった音楽の旧約聖書

16〜17世紀まで鍵盤楽器はすべて純正律で調弦されていました。
この場合、特定の調はきれいに響きますが、
それ以外の調ではにごってしまいます。

これを解決したのが平均律で、1オクターヴを均等に
12の半音に分けることで、同じ楽器で違う調を弾けたり
転調できたりと、より自由な表現が可能になりました。

バッハはこの平均律の価値を認め、
妻や子供たちの音楽教育のための鍵盤曲集を作曲しました。
それが2巻からなる「平均律クラヴィーア曲集」です。

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19世紀の大指揮者ハンス・フォン・ビューローが「音楽の旧約聖書」と
称したこの作品に寄せてバッハ自身は「勉強熱心な音楽学生はもちろん、
熟練者も楽しめるように編集した」と述べています。

一対のプレリュードとフーガが24すべての異なる調によって書かれ、
ハ長調から最後のロ短調まできっちりと順を追って作品が並んでいます。

第1曲のハ長調プレリュードは、グノーの「アヴェ・マリア」の原曲にもなった名作です。





J.S.Bach:Das Wohltemperierte Klavier BWV.846
1. Prelude
J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集 1.プレリュード.mp3



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2007年09月12日


ヘンデル:ハープシコード組曲 第2番 HWV437 第4曲 サラバンド

バロック名曲集〜パッヘルベルのカノン
ニューヨーク・フィルハーモニア室内管弦楽団
ソニーレコード(1995-10-21)
おすすめ度の平均: 4.0
5カノンを聴きたければ
5黙って聴くべし。
1内容は良かったのに・・・・
4幻想的な気分になります

♪数少ない器楽曲中の隠れた名曲

1720年にヘンデルは、全8曲のハープシコード組曲を出版します。
序文ではこの組曲がレッスン用であることと、出版は当時
横行した海賊出版に対する対応策であることが告げられています。

歌劇やオラトリオに力を注いだヘンデルには、
こうした器楽曲はとても少なく、「ハープシコード組曲第5番」の
終楽曲「調子のよい鍛冶屋」が一般にも知られている程度です。

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ですが組曲第2番の「サラバンド」もピアノ曲として演奏されることもある、
知る人ぞ知る的名曲として親しまれています。

シンプルですが重厚感漂う、気品ある作品です。
今回はこれをギターの音色でお届けします。





George Frideric Hendel:Sarabanda con Variaciones HWV437
ヘンデル:ハープシコード組曲 第2番 サラバンド.mp3



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