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2009年03月20日


J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第2番ニ短調 5.シャコンヌ

バッハ:無伴奏VNソナタとパル
クレーメル(ギドン)
マーキュリー・ミュージックエンタテインメント(1999-07-23)
おすすめ度の平均: 4.5
5バッハと対話をしたかのような気持ちになる名演
5すばらしい
5クレメールの全身の動き・息遣いまで聞こえてくる
3優等生
5二枚目以降にどうぞ

♪ヴァイオリンの聖書ともいうべきバッハ音楽の金字塔

6曲からなる無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータは、
教会の制約から放たれた自由なケーテン時代の作品です。

ヴァイオリン1台で時には4声もの和音、重音を奏で、
ひとりで主旋律と伴奏をこなしてしまうような難曲です。
一説では当時のヴァイオリンは今より張力が弱く、
駒のアーチがなだらかであったためこのような奏法も容易だった・・・
という話も取り上げられるほどです。

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この曲集の中でも特に難易度が高く、また長大なスケールと
深い音楽性で愛されているのがパルティータ 第2番のシャコンヌです。

この曲はブラームスやブゾーニによるピアノ編曲版も大変親しまれています。
またシューマンによる編曲はバッハの書いたヴァイオリン・パートをそのままに、
オリジナルのピアノ伴奏を加えたもので、
当時忘れられていたバッハの音楽に再び光をあてようと、
半ば啓蒙の目的で親しみやすく仕上げられています。

今回はこのシューマン編曲版でお届けします。




J.S.Bach:Chaconne d-moll BWV1004

http://classical-music.sakura.ne.jp/ID3v2-5/J.S.Bach-Chaconne.mp3



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posted by アンドウトワ at 10:51 | 器楽曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月05日


J.S.バッハ:ゴールドベルク変奏曲 BWV988 から 2. アリア

バッハ:ゴールドベルク変奏曲(1981年デジタル録音)
グールド(グレン)
ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル(2004-11-17)
おすすめ度の平均: 4.5
4グールドの鼻歌が気になる
520世紀最高にして最後のピアニスト
5心の中の一番奥にしまわれる
5スタンダード中のスタンダード♪
5天才グールド究極の名演奏!

♪不眠症の伯爵のために書かれた変奏曲

ロシア大使としてドレスデンに滞在していたカイザーリンク伯爵は、
病気がちなこともあって眠れぬ夜を過ごしていました。

伯爵はお抱えチェンバリストとして演奏させていた、
バッハの弟子である当時14歳のゴールドベルクに、
ゆったりと眠りにつけるような明るく穏やかな曲を、
バッハに作ってもらえるように頼んで欲しいと伝えました。

これを受けて作曲されたとされるのが
「アリアと様々の変奏曲からなるチェンバロのための練習曲」
弟子の名を採った通称「ゴールドベルク変奏曲」です。

妻であるアンナ・マクダレーナ・バッハに捧げられた曲集の中の、
フランス風サラバンドに題を得たアリアを基に、その後30に及ぶ変奏が並び、
再びアリアに帰って閉じるという長大な変奏曲です。

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長らくチェンバロ曲としてあまり日の目を見なかったこの曲を、
一気に表舞台に引き出したのはカナダのピアニスト グレン・グールドです。
グールドの2度に渡る録音は最早伝説のように語られ、聴き継がれています。




J.S.Bach:Goldberg Variations BWV988
2. Aria

http://classical-music.aki.gs/095-Bach-Goldberg-Variationen-Aria.mp3



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posted by アンドウトワ at 03:54 | 器楽曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月04日


ブラームス:ヴァイオリンソナタ 第1番 ト長調 Op.78 「雨の歌」 第1楽章

ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番~第3番
パールマン(イツァーク)
EMIミュージック・ジャパン (2002-03-06)
おすすめ度の平均: 5.0
5 誰もが愉しめるスタンダードな名演

♪雨の日の気分を想わせる美しいソナタ

ブラームスは旋律作家ではないとよく言われます。
たしかにチャイコフスキーやショパンのように、
一聴して耳に飛び込んでくるような、
わかりやすい旋律は少ないかもしれません。

主題そのものよりもそれを発展させる構成力が
ブラームスの本領というのも事実です。

しかし例えばこの楽章の第2主題(1:28)のように、
例えようもなく美しい旋律もいくつもあります。
ブラームスの紡ぎ出す旋律は、
外面的効果をねらうより音楽の本質を引き出すような、
聴くほどに良さのわかる燻し銀のようなものが多いのです。

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ヴァイオリンソナタ第1番「雨の歌」は、
1878年と79年の夏に避暑で出かけたスイスのペルチャッハで作曲されています。
同時期に完成したヴァイオリン協奏曲と同様、牧歌的で開放感あふれる曲調で、
ブラームスにしては明るく親しみやすい作品です。

「雨の歌」という題名は、自作の歌曲「雨の歌」作品59-3から
第3楽章の主題を得ているためで、この主題は第1楽章、第2楽章の
主題とも関連を持ちながら全曲に統一感をもたらしています。





J.Brahms:Sonata for Violin and Piano No.1 Op.78
1. Vivace ma non toroppo
ブラームス:ヴァイオリンソナタ 第1番 雨の歌.mp3



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posted by アンドウトワ at 00:24 | 器楽曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月25日


J.S.バッハ:イギリス組曲 第2番 イ短調 BWV.807 第1曲 プレリュード

バッハ:イギリス組曲第2番・第3番
ポゴレリチ(イーヴォ)
ユニバーサル ミュージック クラシック(2010-04-21)

♪愛する新妻のために作曲された世俗音楽の名作

32歳でケーテンの宮廷楽師長に就任したバッハは、
その地で過ごした6年間に、数々の世俗音楽の傑作を残しました。

そしてこの間にひとり目の妻との死別の後、
妻となったアンナ・マグダレーナ・バッハのために、
2冊からなるクラヴィーア小曲集を書いています。
この曲集には「イギリス組曲」の他、よく対で比較される
「フランス組曲」そしてパルティータが含まれています。

「イギリス組曲」という題名はバッハ自身ではなく
後年になってつけられた通称ですが、
ヨハン・ニコラウス・フォルケルが著したバッハ初の伝記に
「(イギリス組曲は)あるイギリスの貴人のために作曲した」
と書かれていることに由来しているようです。

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「イギリス組曲」の特徴は各組曲とも、
長大で立派なプレリュード(前奏曲)を持っている点で、
特に第2番のプレリュードは印象的で人気も高い1曲です。





J.S.Bach:English Suite No.2 A-minor, BWV807 1.Prelude
J.S.バッハ:イギリス組曲 1.プレリュード.mp3



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posted by アンドウトワ at 18:12 | 器楽曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月22日


J.S.バッハ:イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV971 第1楽章

バッハ:イタリア協奏曲
グールド(グレン)
ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル (2004-11-17)
おすすめ度の平均: 5.0
5 斬新
5 躍動感にあふれたバッハの世界
5 グールドがピアノで弾くわけ
5 なんと言っても「イギリス組曲」だ。
5 『ドロップアウト』以前

♪イタリアの協奏曲様式を1台の鍵盤で表現

バッハは同時代のイタリアのヴィヴァルディらによる協奏曲を、
オルガンやチェンバロ用に編曲するなどして熱心に研究していました。

そして本来、ソロ楽器と伴奏側の合奏のかけ合いである協奏曲を、
1台の鍵盤楽器で表現しようとしました。
そうした試みのひとつが「イタリア協奏曲」の通称で
親しまれている「イタリア趣味によるコンチェルト(原題)」です。

バッハはこの曲を上下2段に分かれた
大型のチェンバロで弾くことを想定していました。
2段ですからソロと合奏の違いをはっきり打ち出しやすいわけです。

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こうした意味では“協奏曲”というより実際は、
協奏曲的な形成原理をもったソロ器楽曲とした方が正しいでしょう。

バッハは現実に協奏曲を書くことよりも、
ソロと合奏のかけ合いという作曲語法を、
自らの作品にも活かすことに熱意を傾けていたのです。





J.S.Bach:Italian Concerto F major, BWV971
1. Allegro
J.S.バッハ:イタリア協奏曲 第1楽章.mp3



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posted by アンドウトワ at 17:49 | 器楽曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月23日


シューベルト:楽興の時 第3番 ヘ短調 D.780-3, Op.94-3

シューベルト:ピアノ・ソナタ第7番 楽興の時(全6曲)
内田光子
ユニバーサル ミュージック クラシック(2001-11-21)
おすすめ度の平均: 5.0
5不思議な感覚
5内田シューベルトの魅力が凝縮

♪ロシアの民族舞踊曲を想わせる人気のピアノ曲

「楽興の時」は1823年から1828年にかけて作曲された、
全6曲からなるピアノ作品集です。

原題の「Moments musicaux」は直訳すると
“音楽的なひと時”というような意味で、
形式にとらわれない自由な発想の作風が特徴です。
これは後のシューマンやリストなど、ロマン派の作曲家たちが残した、
自由なピアノ曲のさきがけとも見られています。

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「楽興の時」の中で特に有名なのが、第3番へ短調です。
初版では「ロシア風歌曲」という題名がつけられていて、
シューベルトの存命中から人気が高かったようです。

演奏時間は2分足らずと短めですが、シンプルで無駄がなく、
リズムも愛らしい可憐な小品です。





Schubert:Moments Musicaux No.3 D.780-3, Op.94-3
シューベルト:楽興の時.mp3



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posted by アンドウトワ at 10:52 | 器楽曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月19日


モーツァルト:自動オルガンのための幻想曲 ヘ短調 K.608

アフラートゥス・クァルテット / ベートーヴェン・モーツァルト作品 木管四重奏版
アフラートゥス・クァルテット
オクタヴィアレコード (2005-03-24)
おすすめ度の平均: 4.0
4 幸せな音色

♪自動演奏のオルガンのために作曲された晩年の作品

種類も様々なオルゴール類を集めた“ミュラー芸術館”の
運営で生計を立てていたダイム・フォン・シュトリテッツ伯爵は、
1790年7月14日に亡くなったロウドン元帥を記念する
霊堂を建設するにあたり、モーツァルトに
時計用自動オルガンのための作品を依頼しました。

こうした仕事は彼にとって決して本意ではなかったものの、
当時の経済状況を考えれば断る理由もなかったのは事実です。

モーツァルトは3年ほどをかけて数曲の作品を作曲し、その内5曲が現存しています。

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1791年に作曲された「自動オルガンのための幻想曲」は、
そうした一連の作品の中でも特に深い音楽性を持ち、
後にピアノ連弾用に編曲された他、
ベートーヴェンも写譜するなどして研究したと伝えられています。





W.A.Mozart:Fantasia for Mechanical Organ in F minor, K.608
モーツァルト:自動オルガンのための幻想曲.mp3



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posted by アンドウトワ at 23:15 | 器楽曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする