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2008年05月28日


シューベルト:弦楽四重奏曲第13番 イ短調 《ロザムンデ》 D804 第2楽章

シューベルト:弦楽四重奏曲第13番&第14番
アルバン・ベルク四重奏団
EMIミュージック・ジャパン (2003-07-24)
おすすめ度の平均: 4.5
5 シューベルトの名曲が名演で蘇ります
5 15番四重奏曲もオススメ
5 このCDは名演奏のすべての条件を備えている。
5 名曲をアルバン・ベルクが至高の演奏。

♪作曲者自身も愛した穏やかな主題

弦楽四重奏曲第13番「ロザムンデ」は、
同時期に作曲された第14番「死と乙女」と共に、
シューベルトの代表的な弦楽四重奏曲です。

存命中に出版された唯一の弦楽四重奏曲でもあります。

エキセントリックで劇的な「死と乙女」に対して、
穏やかで歌心に満ちた作風が特徴です。

「ロザムンデ」のタイトルは第2楽章の主題が、
自作の劇付随音楽「キプロスの王女ロザムンデ」の、
第3幕への間奏曲の引用であることに由来します。
この主題を愛したシューベルトは、即興曲Op.142-3でも使っています。

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尚、劇としての「ロザムンデ」は初演当初から不評であり、
現在ではまず上演されることがありませんが、
そこに付けられたシューベルトの音楽のみは、
間奏曲や序曲などが今日でも盛んに演奏されています。

*演奏は弦楽オーケストラ版です。





Schubert:Streichquartett No.13 "Rosamunde" D804 2nd movement
シューベルト:ロザムンデ.mp3



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posted by アンドウトワ at 05:31 | 室内楽曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月06日


ドップラー:ハンガリー田園幻想曲 Op.26

ベスト・オブ・ベスト フルート名曲集[全70曲]
ガロワ(パトリック)
ビクターエンタテインメント(2007-03-21)
おすすめ度の平均: 4.5
5限りない穏かさを 回復したい方へ
4イージーリスニング派にも

♪日本人に愛される東洋的な旋律

フランツ・ドップラーはハンガリーのオーストリア領だった
ガリツィア・ルヴフ出身の作曲家、フルート奏者です。

18歳でブダペスト歌劇場の首席フルート奏者に就任した後は、
ウィーン宮廷歌劇場の首席フルート奏者、首席指揮者にも就任。
そしてウィーン音楽院のフルート科の教授をも務めました。

カヴァティーナで知られる作曲家のラフと共に
リストの弟子でもあった彼は、有名なハンガリー狂詩曲の
オーケストレーションも手がけています。

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生前はオペラやバレエの作曲家として成功していたドップラーは、
同時に卓越したフルート奏者であり、同じくフルート演奏家だった
弟のカールと共に超絶技巧を要する自作曲を携えて
演奏旅行を行い、ヨーロッパ中を席巻しました。

そんな彼の残したフルート曲の中でも
特に日本での人気が高いのがハンガリー田園幻想曲です。
全体に3つの部分から構成されますが、冒頭からの旋律はどこか東洋的な情緒を漂わせ、
それが日本人の琴線に触れるのだといわれています。





A.F.Doppler:Hungarian Pastoral Fantasy Op.26
ドップラー:ハンガリー田園幻想曲.mp3



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posted by アンドウトワ at 18:06 | 室内楽曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月20日


ドリゴ:愛のセレナーデ

愛の言葉 ベスト・セレクション
長谷川陽子
ビクターエンタテインメント(1998-07-23)

♪昭和初期の日本で軽音楽として流行

「ドリゴのセレナーデ」の名で知られる「愛のセレナーデ」の
作者として有名なリカルド・ドリゴは、19世紀から20世紀に
かけて活躍したイタリア出身の作曲家、指揮者です。

音楽家としては主に、ロシアのペテルブルグの劇場で
バレエ音楽の作曲や指揮などをしていましたが、
ロシア革命以降はあまり恵まれない環境となり、
故郷のイタリアへ帰ってそこで亡くなるまで過ごしています。

「愛のセレナーデ」はほとんど唯一といっていいドリゴの代表作で、
自作のバレエ音楽「百万長者の道化師」の中の1曲です。
日本には昭和16〜18年(1941-43)頃に紹介され、
ラジオから流れるその音楽に多くのファンが心躍らせたようです。

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当時の日本ではクラシックほど重くなく、
流行歌ほど軽くない軽音楽(今でいうイージーリスニング)が登場し、
とても人気を博していました。
この曲も原曲よりそうした軽音楽にアレンジした形で
聴かれるのが一般的だったようです。





Riccardo Drigo:Serenade
ドリゴ:愛のセレナーデ.mp3



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posted by アンドウトワ at 08:24 | 室内楽曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月08日


ワルトトイフェル:スケーターズ・ワルツ Op.183

シャル・ウィー・ワルツ II
リュウ(アンドレ)
マーキュリー・ミュージックエンタテインメント(1998-11-30)
おすすめ度の平均: 5.0
5キング・オブ・ザ・ワルツ-アンドレ・リュウ

♪スケートリンクでもおなじみの定番曲

冬の代表的なスポーツといえばスキー、スケート、現代なら
スノボーなどですが、そのスケートのBGMとして、
またピアノの発表会の定番曲としてもよく知られるのが、
ワルトトイフェルの代表作「スケーターズ・ワルツ」です。

ドイツ系フランス人だったワルトトイフェルが
作曲家として活躍した時代は、ウィーンではJ.シュトラウス2世が
“ワルツ王”としてもてはやされ、本国フランスでは
ドビュッシーなどの革新的な音楽が台頭し始めた時期です。

そんな中にあって彼の作風はあくまで流麗な旋律を主体とした、
親しみやすいワルツが中心で、リズミックで起伏に富んだ
シュトラウスの音楽とは対照的なものですが、
一時はシュトラウス以後、最大のワルツ作曲家として
ヨーロッパ中で人気を博したようです。

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しかし保守的な作風が次第に時代に取り残されることになり、
今では「スケーターズ・ワルツ」「女学生」といった作品のみで知られています。

19世紀末のフランス上流界ではスケートが大流行し、
冬になると腰に鈴をつけて池をすべる婦人であふれていたようです。
そんな情景を描写したこの曲は最初、管弦楽曲として作曲されましたが、
現在ではピアノ独奏曲としても親しまれています。





Emile Waldteufel:The Skaters Waltz Op.183
ワルトトイフェル:スケーターズ・ワルツ.mp3



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posted by アンドウトワ at 05:08 | 室内楽曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月31日


T.A.ヴィターリ:シャコンヌ ト短調

Ryu Goto
Ryu Goto
posted with あまなつ on 2008.10.12
五嶋龍
ユニバーサル ミュージック クラシック(2005-08-03)
おすすめ度の平均: 4.0
4話題先行かと思いましたが
4大物になる予感のする、17歳
3現時点では人気先行
5綺麗な音色です


♪J.S.バッハと並ぶ「シャコンヌ」の名作

トマソ・アントニオ・ヴィターリはイタリアのボローニャ出身の
ヴァイオリニスト・作曲家です。
父親のジョバンニ・バティスタ・ヴィターリも音楽家で、
共にモデナのエステ家に音楽家として仕えました。

現存する作品は、ヴァイオリンと通奏低音のための
ソロ・ソナタ、トリオ・ソナタなどが中心ですが、中でも有名なのが
ヴァイオリンと通奏低音のための「シャコンヌ」です。

19世紀のヴァイオリン奏者フェルディナント・ダーヴィトによって
ヴァイオリンとピアノのために編曲され、
それが現在演奏される定型になっています。

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とても魅力的な主題がヴィターリ当時のヴァイオリン技術の
最高レベルをもって変奏されていきます。
また、10分あまりの曲中には巧みな転調が幾度となく差し入れられていて、
決して飽きさせない展開になっています。

そのためこの作品はヴィターリのオリジナルにダーヴィトがかなり手を加えた、
あるいは完全にダーヴィトの真作ではないかとの説もあるほどです。

それはともかく「シャコンヌ」といえばバッハかヴィターリか
というぐらい愛されている名曲です。





Tommaso Vitali:Chaconne for Violin with figured Bass
ヴィターリ:シャコンヌ ト短調.mp3



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posted by アンドウトワ at 17:43 | 室内楽曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月08日


モーツァルト:オーボエ四重奏曲 ヘ長調 K.370 第1楽章

モーツァルト:オーボエ四重奏曲
シェレンベルガー(ハンスイェルク)
コロムビアミュージックエンタテインメント(2004-12-22)
おすすめ度の平均: 5.0
5端正なオーボエ

♪友人のオーボエ奏者に贈られた名曲

マンハイム宮廷楽団の奏者として、当代きっての腕をふるっていた
オーボエ奏者フリードリヒ・ラムにモーツァルトが出会ったのは、
彼がマンハイムに滞在していた1777年頃のことです。

翌年モーツァルトは、自身のオーボエ協奏曲を
ラムが演奏するのを聴き、とても感心した旨を
父親であるレオポルドへの手紙の中で綴っています。

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その後、1780年から3年間、オペラ「イドメネオ」の
上演のために滞在したミュンヘンでラムと再会。
そこでラムが演奏するために書き上げたのがオーボエ四重奏曲です。

ラムの技巧が発揮されるように書かれたこの作品は、
室内楽でありながら協奏曲的な華やかさをもった明るく親しみやすい名曲です。





W.A.Mozart:Oboe Quartet in F major, K.370 1. Allegro
モーツァルト:オーボエ四重奏曲 第1楽章.mp3



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posted by アンドウトワ at 05:31 | 室内楽曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月18日


シューベルト:アルペジオーネ・ソナタ イ短調 D821 第2-3楽章

シューベルト : アルペジオーネ・ソナタ
ミッシャ・マイスキー
マーキュリー・ミュージックエンタテインメント(1998-04-25)

♪シューベルトらしい歌心に満ちた旋律

第2楽章、第3楽章は連続して演奏されます。

「アルペジオーネ・ソナタ」を作曲した頃のシューベルトは
梅毒を患い、抑鬱症の発作を繰り返すなど
精神的にも決して快活ではありませんでした。
そのためか作品全体を通して、
一抹の寂寥感のようなものが漂っています。

第2楽章はあたかも童謡のような懐かしさと郷愁をもった音楽です。
マイナーの調ではないのですが、何とも言えない寂しさが感じられます。

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第3楽章はシューベルトらしい伸びやかな旋律で始まります。
やや激しい中間部はスラヴ的なものを感じさせますが、
これは作曲の直前まで、ハイドンのパトロンでも有名な
ハンガリーのエステルハージ家に仕え、そこで耳にした
ハンガリー音楽に影響を受けたためとも言われています。





Schubert:Sonata for Arpeggione and Piano "Arpeggione"
A-minor, D.821 2nd Adagio, 3rd Allegretto
シューベルト:アルペジオーネ・ソナタ.mp3



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posted by アンドウトワ at 06:01 | 室内楽曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月16日


シューベルト:アルペジオーネ・ソナタ イ短調 D.821 第1楽章

シューベルト : アルペジオーネ・ソナタ イ短調 D821
ロストロポーヴィチ(ムスティスラフ)
ポリドール(1999-06-02)
おすすめ度の平均: 5.0
5陶然と聴き惚れる名演奏
5何度聴いても泣いてしまいます。

♪失われた楽器“アルペジオーネ”のための唯一の曲

シューベルトが活躍した19世紀初頭に現れ、人気を博した楽器、
アルペジオーネのために書かれた、現存する唯一の楽曲です。

アルペジオーネは簡単に説明すると、ギターの格好をしたチェロ
ともいえる楽器で、ギターと同じく6弦でフレットがあります。
そして、チェロと同じく弓で弦を弾きます。

フレットがある分、高音が出しやすいというメリットがありますが、
反面ビブラートはかけ辛く、音色はヴィオラ・ダ・ガンバあるいは、
ピアニカのようだとの話もあります。
楽器の奏法がノン・ビブラートからビブラート主流に
なっていくのに連れるかのように、
アルペジオーネは人々の脳裏から忘れ去られていきました。

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「アルペジオーネ・ソナタ」が出版されたのはシューベルトの死後のことで、
その頃には完全にアルぺジオーネが姿を消していたため、
代わりにチェロやヴィオラ、フルートなどで演奏されることが通例となっています。
しかし、元々6弦用に書かれ、かなりの高音域まで達するため、
それをチェロで表現するのは至難の技ともいわれています。





Schubert:Sonata for Arpeggione and Piano "Arpeggione"
A-minor, D.821 1st Allegro Moderato
シューベルト:アルペジオーネ・ソナタ.mp3



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posted by アンドウトワ at 04:56 | 室内楽曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月13日


ドルドラ:思い出

クライスラー:愛奏曲集
クライスラー(フリッツ)
BMG JAPAN(2002-07-24)
おすすめ度の平均: 5.0
5祖母との思い出。

♪ヴァイオリンらしさにあふれた可憐な小品

フランティシェク・ドルドラはチェコ出身で
オーストリアを中心に活躍したヴァイオリニスト、作曲家です。

室内楽やヴァイオリン協奏曲、オペレッタなどの大作も残しましたが、
作曲家としての彼の名を広めたのは
「思い出」に代表されるヴァイオリンの小品です。
日本でもほぼこの曲のみによって知られています。

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「思い出」の作曲についてはこんな話が伝えられています。
ある日、ドルドラは友人宅を訪ねるために
ウィーン郊外の電車に乗っていました。
車両がちょうどシューベルトのお墓の前を通り過ぎた時、
ふいに旋律を思いつきあわてて切符に書きとめました。
それが「思い出」です。

思いついたメロディーをあり合わせの紙に書き留めるという行為は、
生前のシューベルトの癖としても有名です。
単なる偶然でしょうか?





Franz Drdla:Souvenir for Violin & Piano
ドルドラ:思い出.mp3



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posted by アンドウトワ at 23:50 | 室内楽曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする