2023年05月20日


ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調 第2楽章 [2023] / Maurice Ravel:Piano Concerto in G major, II. Adagio assai

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♪第7話:うつ病のイングリッシュホルン奏者の心に射したひと筋の光

初めまして、こんにちは。
私はCMSLシンフォニックオーケストラでイングリッシュホルンを担当している新山妙子です。
どうぞよろしくお願いいたします。

唐突ですが、これを言わないと話が始まらないので…。
実は私は、重度のうつ病患者です。
症状が始まったのは二十歳を過ぎてからで、その後は悪化するばかりでついには通っていた大学を辞めてしまいました。

週のうち3日は寝込むほどで、その他の日もただ起きているだけで、何かをしようという意欲が湧きません。せめてアルバイトでもと思っても、いつ始まるかわからないうつ症状に振り回されて、結局長続きしません。
仕方がないので家で何をするということもなく過ごす日々が始まって、もう3年近くになりました。

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2023年05月05日


ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集 Op.8 『四季』より「冬」 第1楽章 [2023] /Antonio Lucio Vivaldi:The Four Seasons - 'L'inverno' ("Winter") - Violin Concerto in F minor, RV297 I. Allegro non molto

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♪第3話:レアがコンサートマスターになった理由…理事長が見抜いた彼女が奏でる音色の魅力

あらためまして、こんにちは。
CMSLシンフォニックオーケストラ、コンサートマスターの風華レアです。

なぜ、私のような経験もない人間が、このような大役に就いているのでしょうか?
多くの方は疑問に思うかもしれません。
他でもない私自身も、未だにこれについては心から納得していません。

私をコンサートマスターに任命したのは、オケのセバスチャン・ガロ理事長です。
私と理事長はパリのストリートで出会いました。

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2023年05月02日


チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 Op.23 第3楽章 [2023] / P.I.Tchaikovsky:Piano Concerto No.1 in B-flat minor, Op.23:III. Allegro con fuoco

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♪第2話:トワと美里、ジュニアオーケストラ以来の共演…再び同じ舞台に立つ運命の二人

みなさま、はじめまして、こんにちは。
CMSL所属のピアニスト、永井美里です。どうぞよろしくお願いします。

ピアニスト…と申しましたが実際はそれほどの演奏活動は行っていません。
専ら家にあるグランドピアノを好きな時に弾いて、ひとりで楽しんでいる程度です。

幸いなことに私は生活には困らない家庭環境に生まれ育ち、ピアノには幼い頃から自然と慣れ親しんできました。
家にはそれなりの大きさの防音室があり、おかげで周囲や時間帯を気にせず弾きたい時に好きなだけ弾いて育ちました。
一応、先生について十数年間はピアノのレッスンも受けてきました。

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2023年04月22日


メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64 第1楽章 [2023] / Felix Mendelssohn Bartholdy:Violin Concerto in E minor, Op.64:I. Allegro molto appassionato

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♪ヴァイオリン協奏曲の代名詞的な不朽の名曲

メンデルスゾーンが1844年に作曲したヴァイオリンと管弦楽のための協奏曲。

穏やかな情緒とバランスのとれた形式、そして何より美しい旋律で、
メンデルスゾーンのみならずドイツ・ロマン派音楽を代表する名作であり、
本作品は、ベートーヴェンの作品61、ブラームスの作品77と並んで、
3大ヴァイオリン協奏曲と称されています。

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2022年09月25日


ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 Op.18 第1楽章 [2022] / Sergey Rachmaninov:Piano Concerto No.2 in C minor, Op.18:I. Allegro moderato

Rachmaninoff-04.jpg♪自身の内面に潜む闇と徹底的に対峙

現在、世界は漠然とした不安に覆われています。
パンデミックは完全に終息したとは言い切れず、それに加えて今年に入ってからは、
ロシアによるウクライナ侵攻が、いつ終わるともわからない状況です。

ニュースを見れば否が応でもこうした情報は入ってきて、知らずに精神に影を落とし、
少なからず心と体に変調をきたしても決しておかしくはありません。

マイナスの感情は自分にはそのつもりはなくとも、心の奥底に住み着いて、
理由のわからない不安、焦燥感、パニック、憤りの原因になることもあります。

音楽療法ではこうした症例に対処する場合、まずは患者の状態と同調することで、
カタルシスの効果を生み、そこから少しずつ気持ちを向上させていきます。
落ち込んだ気分の時に、いきなり明るく力強い音楽を聴かされても、
かえって余計に落ち込みを強めてしまうことになり兼ねません。

この曲を作曲したラフマニノフは9歳でペテルブルク音楽院に入学し、
12歳でモスクワ音楽院に移ると在籍中にピアノ協奏曲第1番、歌劇「アレコ」、
前奏曲嬰ハ短調などを作曲。いずれも高評価を受け、天才作曲家として前途洋々でした。
また、ピアニストとしても、当時一流の腕前を誇っていました。

そんな彼が初めて挫折を味わったのは、1897年、24歳の秋のことです。
自作の交響曲第1番が酷評を買い、重度のうつ状態に陥ってしまいました。
生まれついて繊細で神経質だった彼は、大きな精神的打撃を受けました。




ピアノ協奏曲第2番には、この時の心情が色濃く反映されています。
特に第2、第3楽章に続いて最後に書き上げられた第1楽章には、
救いの見えない苦しい心境が、主題を奏でる弦楽器群の低音にも表れています。

この楽章で彼は自らのマイナス感情と徹底的に対峙しています。
見て見ぬふりを続ける限りそうした感情はくすぶり続けますが、
自身がしっかり見て認知するだけで、次第に効力を失っていきます。

精神科の博士で音楽愛好家でもあったニコライ・ダールはラフマニノフに、
この状態を乗り越え、協奏曲の傑作を書くという暗示を与えました。
4ヶ月に及ぶ連日の治療が功を奏し、ラフマニノフは徐々に意欲を取り戻し始め、
ついにはピアノ協奏曲の不朽の名作、第2番ハ短調を完成させたのです。

*ベルリンフィルハーモニー大ホールのステージから20m付近の音響を採用しています。
*強奏時にオケの音が混濁しないように、金管を抑えるなどの変更を行っています。
*演奏の全体を見渡せるように展開部の速度を落としています。


ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 Op.18 第1楽章 [2022]
Sergey Rachmaninov:Piano Concerto No.2 in C minor, Op.18
I. Allegro moderato [11:19]



Rachmaninov-PianoConcerto-No2-1st-2022.mp3



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