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4.8点 (5人がレビュー投稿) 発売日:1996-06-21 メーカー:ソニーレコード アーティスト:レナード・バーンスタイン |
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♪交響曲の歴史を締めくくるロシアの巨星
20世紀ロシア最大の交響曲作曲家ドミートリイ・ショスタコーヴィチ。
“モーツァルトの再来”と呼ばれ、国の期待を一身に背負いますが、
作品がブルジョワ的に過ぎると当局の批判を買うことになります。
当時のソ連は社会主義推進のために芸術への抑圧も激しく、
プロコフィエフやストラヴィンスキーは米国へ亡命した程でした。
しかしショスタコーヴィチはそうした情勢と正面から向き合い、
時には当局の意向を受け入れ、また時には巧みにかわしつつ、
最期までソ連を離れることなく大御所として作曲を続けたのでした。
国の信頼を取り戻し、その後の作曲家としての成功の礎となったのが、
自身の代表作であり交響曲の名曲としても必ず取り上げられる第5番です。
ベートーヴェンの第5番を意識して慎重を期して作曲されたといわれ、
暗から明へ、苦悩とそれの克服という明確な図式が示されています。
表題はありませんが終楽章には「あらゆる疑念に対する解答」と添えられています。
「革命」と呼ばれることもありますが、「運命」と同じくあくまで人生がテーマです。
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夫人によれば初演はフィナーレの途中から興奮した観客が立ち上がり、
終わると猛烈なスタンディングオベーションの中、荒れ狂ったような拍手が湧き起こったそうです。
この年はロシア革命20周年にあたり、曲の成功は彼に名誉回復をもたらしました。
第5番は古典的な交響曲の枠組みに則り、比較的わかりやすく書かれています。
現代音楽というより後期ロマン派の趣きで、それが人気の獲得にもつながっています。
ショスタコーヴィチ:交響曲 第5番 ニ短調 Op.47 第4楽章
Dmitrii Shostakovich:Symphony No.5 in D minor, Op.47
4. Allegro non troppo
*楽曲の著作権が継続中のため音源はストリーミング再生のみです
posted by アンドウトワ at 14:40
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交響曲 (Symphony)
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