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2016年10月23日


ファリャ:リチュアルダンス 〜 バレエ音楽 《恋は魔術師》 から「火祭りの踊り」[Piano]


入江のざわめき/スペイン・ピアノ名曲集
ラローチャ(アリシア・デ)
ポリドール (1994-04-22)
おすすめ度の平均: 5.0
5 かっこいいですよ!
5 情熱のスペイン音楽


♪スペインの民族色あふれるファリャの代表作

近代スペインを代表する作曲家のひとりファリャは、1876年に南スペインのカディスに生まれました。

優秀な成績を残したマドリード音楽院時代には、ピアノを学ぶかたわら作曲をフェリーぺ・ペドレルに師事。
近代スペイン音楽復興の立役者であるペドレルからの影響は、
後の作品で目に見える形となって結実することになります。

そんな作品のひとつ「恋は魔術師」は、フラメンコ特有の奏法を取り入れるなどした、
スペイン民族色の色濃く出た音楽です。

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1914年、ジプシー系女性舞踏家のパストーラ・インペリオからの依頼を受けたファリャは
「恋は魔術師」の作曲にとりかかり、1915年に完成させています。

その後これをピアノ用、オーケストラ用にも自身で編曲を行っていますが、
中でも華やかで演奏効果の高い「火祭りの踊り」は、単独でも演奏されることの多い人気曲です。


*「リチュアルダンス」はフィギュアスケート 浅田真央選手の2016-2017シーズン曲です。
SPではピアノVer.が使用され、FSではオーケストラVer.が使用されています。


ファリャ: リチュアルダンス 〜 バレエ音楽《恋は魔術師》から「火祭りの踊り」[Piano Ver.]
Manuel de Falla:Danza ritual del fuego
http://classical-music.aki.gs/Falla-Danza-ritual-del-fuego.mp3



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2016年07月16日


チャイコフスキー:バレエ音楽 《白鳥の湖》 第2幕 「情景」 [新録音2016]


チャイコフスキー:交響曲第4番/バレエ組曲「白鳥の湖」
価格:
ヘルベルト・フォン・カラヤン
ユニバーサル ミュージック クラシック(2012-05-08)
売り上げランキング: 2655


♪ドイツの伝説「白鳥の湖」に基づくバレエ音楽の最高峰

1871年の夏のことです。

妹のアレクサンドラの家で過ごしていたチャイコフスキーは、
妹の子供たちのために、ある音楽を作曲しました。
それはドイツの伝説として知られる白鳥の女王の物語「白鳥の湖」を、
家庭用の小さなバレエ音楽にまとめた作品でした。

それから4年後のこと、モスクワのボリショイ劇場からバレエ音楽の
作曲依頼を受けたチャイコフスキーは、すぐに「白鳥の湖」を思い浮かべました。
そして、1875年8月から翌年の4月10日にかけて、
チャイコフスキーにとって初のバレエ音楽「白鳥の湖」は作曲されたのでした。

しかし、初演当時の反応は芳しくありませんでした。
それまでのバレエ音楽といえば、一場ごとにつけたBGM的なもので、
全幕を通した物語としての一貫性はなく、またチャイコフスキーのような
壮大な交響的趣きや芸術性も持ち合わせてはいなかったのです。

ですから、初めて「白鳥の湖」を聴いた聴衆が理解できなかったのも、
無理からぬことであったのです。
「白鳥の湖」は大きな成功を収めぬまま、やがて上演されなくなっていきました。

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しかし、チャイコフスキーの死後、プティバとイワノフの2人の振付師により、
新たな振付を施された「白鳥の湖」は、1895年1月15日の再演で成功を収めました。
以来、「白鳥の湖」はバレエ音楽の最高峰として、
現在に至るまで世界中で愛され続けているのです。


* 9年前に録音した際には単なる有名な作品のひとつとして、
特に深い思いを及ぼすこともありませんでしたが、
あれから様々なできごともあったせいか、
今ではこの曲が持つ、もっと深い精神性を感じています。

人として地上に生きる者の根源的な孤独、寂しさ、哀しみが旋律に感じられ、
録音中は気持ちの昂ぶりを抑えられませんでした。




チャイコフスキー:バレエ音楽《白鳥の湖》 第2幕 「情景」
P.I.Tchaikovsky:SwanLake act2 "Seane" [3:14]


http://classical-sound.up.seesaa.net/Tchaikovsky-SwanLake-Seane-2016.mp3



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2013年03月07日


チャイコフスキー:バレエ音楽《白鳥の湖》Op.20 第3幕 黒鳥のパ・ド・ドゥ - コーダ

チャイコフスキー:白鳥の湖 全曲
定価:¥ 1,980
5.0点 劇場型バレエ
5.0点 「交響詩」としての「白鳥」最高傑作
5.0点 素人ですが
発売日:2012-09-19
メーカー:EMIミュージック・ジャパン
アーティスト:サヴァリッシュ(ヴォルフガング)
時間:158(分)

♪バレエの最高の見せ場“黒鳥のパ・ド・ドゥ”の音楽

“オディールの32回転(グラン・フェッテ)”をご存知ですか?
これはチャイコフスキーのバレエ『白鳥の湖』の第3幕、グラン・パ・ド・ドゥのコーダで、
黒鳥のオディールが32回転する、全バレエ作品の中でも最高難度の見せ場です。
これを演じる主役には優雅さと演技力、表現力、技術、体力、スピードなど、
すべてにおいて高いレベルが要求されるといいます。

『白鳥の湖』には悪魔によって白鳥に姿を変えられた清純な姫オデットと、
王子を惑わし騙す悪魔の娘、黒鳥のオディールの2羽の白鳥が登場します。
オディールはオデットに似せて、白鳥の姿をしているという設定から、
主役のプリンシバルがひとり二役を演じるのが通例になっています。

グラン・パ・ド・ドゥ(主役の男女2人での踊り)は、以下の4部から構成されています。

アダージョ(2人がゆっくりした音楽で踊る)
男性プリンシバルのソロ
女性プリンシバルのソロ
コーダ(2人が速い曲調で踊る)

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『白鳥の湖』第3幕では、ジークフリート王子が21歳の成人になったことを祝い、
花嫁選びも兼ねて開かれた宴に、白鳥のフリをした黒鳥(オディール)が登場。
王子はオディールをオデットと思い込み、魅惑的な彼女に胸をときめかせ2人で踊り、
オディールに永遠の愛を誓ってしまいます。
この場面がグラン・フェッテの大技が置かれた“黒鳥のパ・ド・ドゥ”です。

女子フィギュア・スケートの浅田真央選手が、2012-2013シーズンのFS曲目として、
チャイコフスキーの『白鳥の湖』を使用しています。
前半は有名な『情景』の音楽にあわせて優雅に舞い、
後半は一転して速い曲調にあわせて演技する、見せ場のステップに入ります。
このステップのBGMが“黒鳥のパ・ド・ドゥ”のグラン・フェッテの音楽なのです。

元来は原総譜第5曲、または第19曲のコーダの音楽で、姫君たちのワルツ
(王子の花嫁候補)の曲「パ・ド・シス(第19曲)」のコーダが転用されています。
チャイコフスキーの『白鳥の湖』は、原総譜に編曲や転用などの改訂が施され、
現在、私たちが目にするような全4幕もののバレエになっています。
この改訂は弟のモデスト・チャイコフスキーによって行われています。





チャイコフスキー:バレエ音楽《白鳥の湖》Op.20 第3幕 黒鳥のパ・ド・ドゥ - コーダ [2:05]
Peter Ilyich Tchaikovsky:Swan Lake Op.20
Act 3 Coda: Allegro Molto Vivace



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posted by アンドウトワ at 07:37 | バレエ音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月20日


チャイコフスキー:組曲《くるみ割り人形》Op.71a 6. 中国の踊り

チャイコフスキー:バレエ音楽「くるみ割り人形」
新品最安価格:20%OFF ¥ 1,981 (8店出品)
レビュー平均: 5.0点 (2人がレビュー投稿)
5.0点 メルヘンチックな情感たっぷりの演奏
5.0点 くるみ割り人形の名盤
発売日:2007-11-21
メーカー:EMIミュージック・ジャパン
アーティスト:プレヴィン(アンドレ)

♪3大バレエの中でも特に完成度の高いメルヘン作品

チャイコフスキー以前のバレエ音楽は、独立した一場ごとにつけられた、
単なる舞踏のリズム伴奏的な役割しか果たしていませんでした。
今では当たり前となった、全編を通した物語性といったものもほとんどなく、
関連性のない単発のダンスごとにつけられた、BGM的要素が大きかったのです。

チャイコフスキーの3大バレエは、そうした状況を塗り替えたと言えます。
最初のバレエ「白鳥の湖」は、有名な「白鳥の動機」が全曲を通して登場する、
舞踏と物語と音楽が一体となった、優れた交響的芸術作品です。

ところがこうしたものに馴染みのなかった当時の聴衆には、
この作品の真価を理解する力もなく、「白鳥の湖」は数回の上演で、
依頼したボリショイ劇場のレパートリーから外されてしまいました。

その後、13年を経て二作目の「眠れる森の美女」を発表。
これは初演こそ不評だったものの、やがて絶賛を浴びることになりました。
更に2年後に作曲の「くるみ割り人形」が、彼の最後のバレエ音楽です。

この作品はペテルブルクのマリンスキー劇場の依頼で1892年に完成しました。
題材はホフマンのおとぎ話「くるみ割り人形と二十日鼠の王様」で、
これをデュマが翻案したものが台本になっています。

3大バレエの中でも特に美しい旋律にあふれ、完成度の高い音楽で、
クリスマスの夜に貧しい少女クララが見た夢を、楽しく叙情的に描いています。
物語の設定からクリスマスシーズンに上演されることも多い作品です。

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チャイコフスキーはこのバレエの翌年、1893年に突然亡くなってしまいました。
彼は「白鳥の湖」を改訂して、ぺテルブルクで上演したいと願っていましたが、
結局、それが果たされることはありませんでした。

しかし、1895年にプティパとイワノフの二人の振付師によって新たに振付けられ、
1月15日のマリンスキー劇場での公演で、遂に成功を収めたのです。
これによってチャイコフスキーの生前の願いは、ようやく果たされたのでした。





チャイコフスキー:組曲《くるみ割り人形》Op.71a 6. 中国の踊り
P.I.Tchaikovsky:The Nutcracker Suite, Op.71a 6. Tea (Chinese Dance)



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posted by アンドウトワ at 15:27 | バレエ音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月25日


ドリーブ:バレエ《コッペリア》 第1幕 2. ワルツ (スワニルダのワルツ)

ドリーブ  :  バレエ組曲「コッペリア」
新品最安価格:16%OFF ¥ 1,025 (5店出品)
レビュー平均: 4.5点 (2人がレビュー投稿)
5.0点 バレエを振るカラヤン
4.0点 カラヤンの名盤
発売日:1996-12-02
メーカー:ポリドール
アーティスト:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

♪自動のからくり人形コッペリアを中心に展開する物語

“フランス・バレエ音楽の父”と呼ばれる、クレマン・フィリベール・レオ・ドリーブは、
1836年2月21日に、フランスのサン・ジェルマン・デュ・ヴァルに生まれました。

12歳にしてパリ国立高等音楽・舞踊学校(パリ音楽院)に入学。
バレエ『ジゼル』で知られるアダンに師事し、作曲を学びました。

卒業後はリリック劇場の伴奏者や、教会堂のオルガン奏者を務めましたが、
19歳から作曲を始めた歌劇は、その後10年間で20曲に及び、
29歳でグランド・オペラの合唱団次長に就任しています。

ドリーブを有名にしたのは『ナイラ』『コッペリア』『シルヴィア』のバレエ音楽で、
1881年にはパリ音楽院の作曲家教授になっています。
また1884年にはマスネの後を継いで、アカデミー会員に推されました。

代表作のひとつ『コッペリア』は、パリ・オペラ座で1870年5月25日に初演されました。
物語はE.T.A.ホフマンの『砂男』にヒントを得ています。

人形作り職人のコッペリウスが製作した一体の美しい人形コッペリアを中心に、
『砂男』とは正反対の、陽気で明るい喜劇が展開するこの作品。
劇中でも特に知られるのが、第1幕の『スワニルダのワルツ』です。

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主役のスワニルダは、コッペリアを恋してしまう青年フランツの恋人で、
『スワニルダのワルツ』は第1幕で登場する彼女によって踊られる曲です。
流れるように優雅な旋律はとりわけ有名で、
バレエ名シーンのひとつの象徴のような音楽にもなっています。

バレエ音楽は後に、5曲からなる組曲にもなっています。





ドリーブ:バレエ《コッペリア》 第1幕 2. ワルツ (スワニルダのワルツ)
L.Delibes:Coppélia act1 2. Waltz



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2010年02月25日


チャイコフスキー:バレエ音楽《くるみ割り人形》から 第14曲 パ・ド・ドゥ

グラン・パ・ド・ドゥ(プリマ・ バレリーナの芸術)
ロンドン交響楽団
ポリドール(1995-11-01)
おすすめ度の平均: 4.5
5名曲ぞろいで踊りたくなるような気分になります
4パ・ド・ドゥ
5プリマの踊りが目に浮かぶ

♪クリスマスに少女クララが描いた一夜の夢

くるみ割り人形といえば花のワルツ、こんぺいとうの踊りといった
組曲からの作品の知名度が高く、広く人気も博していますが、
実は組曲からもれた作品の中にも不朽の名作があります。

第2幕後半で花のワルツの後に演じられる舞台の見せ場パ・ド・ドゥ。
4曲からなるセットのトップを飾る旋律美豊かなアダージュがそれです。

チャイコフスキーはバレエに先立ち、自ら8曲を選んで組曲としました。
そのどれもが親しみやすく楽しい名曲ぞろいですが、
実は一見華やかなこのバレエの物語があわせもつ、
少し切ない側面を表しているのがパ・ド・ドゥのアダージュという気がします。

ご存知のようにくるみ割り人形の物語は、
クリスマスの夜にクララが見た夢の中のできごとです。
美しい王子もお菓子たちの楽しい踊りも、すべては夢の中の幻。
そんな刹那なできごとだからこそ、子供向けのようなこの物語が、
時に愛しくも魅力的にも感じられるのだと思います。

私は勝手に更にイメージを膨らませます。
クララは裕福な家のお嬢様などではなく、
両親をなくした身寄りのない淋しい少女であると。
クリスマスの夜もひとりぼっちで、お母さんの形見のくるみ割り人形を胸に、
せめて夢の中でだけでも楽しく幸せなひと時を過ごします。
そして満ち足りた気持ちのままでクララは天に召されていくのです。

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パ・ド・ドゥのアダージュを聴いていると、なぜかそんなイメージが湧いてきます。

手を伸ばすけれども届かない、憧れるけれどもどうにもならない…。
そんな切なさがチャイコフスキーの音楽の底には
いつも流れている気がするのです。

*オリンピック フィギュアスケートにちなんでの新録音です。
*舞台によっては夢の中の話としない演出もあります。




P.I.Tchaikovsky:The Nutcracker Act2 14. Pas de Deux -Adage

http://classical-sound.up.seesaa.net/Tchaikovsky-Nutcracker-PasdeDeux-Adage.mp3



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2009年12月02日


チャイコフスキー:バレエ音楽《白鳥の湖》から 第ニ幕 「四羽の白鳥の踊り」

チャイコフスキー:白鳥の湖(全曲)
チャイコフスキー
EMIミュージック・ジャパン(2008-01-23)
おすすめ度の平均: 5.0
5全曲を聴くことで理解できる白鳥の湖
5「白鳥の湖」の本当の姿に触れることができる

♪白鳥たちが湖の畔で軽快に舞う名シーン

1971年の夏、チャイコフスキーは妹アレクサンドラの家にいました。
そして妹の子供たちのために小さなバレエ曲を作曲しました。
白鳥の女王の物語を題材にした、ドイツの伝説に基づく音楽です。

モスクワのボリショイ劇場から新作バレエの依頼を受けた際、
チャイコフスキーの脳裏に浮かんだのはこの時のドイツの伝説です。
4年後、彼はバレエ「白鳥の湖」の作曲に正式に着手し、
翌年にはすべてのスコアを完成させています。

しかし初演から数回を経ても、この作品の評判は上がらず、
やがてボリショイ劇場のレパートリーからも外されてしまいました。
彼の死後、新たな振り付けが施されたペテルブルグのマリンスキー劇場での上演で、
ようやく成功を収め日の目を見たのです。

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「四羽の白鳥の踊り」はチャイコフスキー自身も組曲用に選んだ、
このバレエの中でも特によく知られた作品です。
第二幕、白鳥狩りに来た王子の前で、
四羽一組となった白鳥たちが軽快なリズムにあわせて踊る短い音楽です。

弓を引こうと構える王子の前で、一羽の白鳥が美しい乙女に姿を変えます。
悪魔ロットバルトによって白鳥の姿に変えられた王女オデット姫たちも、
夜の間だけはもとの人間にかえることができるのでした。




Tchaikovsky:SwanLake act2 "Dance of 4Swans"

http://classical-sound.up.seesaa.net/Tchaikovsky-SwanLake-Dance-of-4Swans.mp3



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2009年05月02日


ハチャトゥリアン:バレエ音楽《ガイーヌ》から 「剣の舞」

ハチャトゥリャン: 管弦楽作品集 ~剣の舞
ラザレフ(アレクサンドル)
ワーナーミュージック・ジャパン(2002-01-23)
おすすめ度の平均: 5.0
5本場ロシアの音色
5暮れになるとクラシックが聴きたくなる
5未知の世界もいいものです
5ハチャトリアン: 管弦楽作品集~剣ノ舞い
5代表作厳選アルバム!

♪民族性を前面に打ち出した激しいリズム

1991年の12月、旧ソ連の解体により独立したアルメニア共和国。
神秘思想家のグルジェフなど様々な著名人を輩出していますが、
その中のひとりに作曲家、指揮者として国際的に名声を博した
トリビシ生まれのアラム・ハチャトゥリアンがいます。

大作曲家であるプロコフィエフ、ショスタコーヴィチと共に
ソヴィエト3巨匠のひとりとも称されました。
しかしハチャトゥリアンが彼らとは違ったのは、
アルメニア出身による民族色の強さが作風に出ていたことです。
モスクワ音楽院での教授時代、彼が生徒たちに打ち出した方針は
“それぞれ自分が属する民族のテーマを作品の中に展開せよ”というものでした。

そんな自らの教えの範を垂れたような作品が、
若いアルメニア人女性を主人公にしたバレエ「ガイーヌ」です。
このバレエの初演前日、新たに“クルド人が剣を持って戦いの踊りを踊る”
場面が追加されることになり、急遽作曲されたのが「剣の舞」です。
踊りにふさわしいリズムを机を叩きながら徹夜で考案した末に、
閃いたリズムから一挙に曲を作り上げたと伝えられています。

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後に彼が「ミスター剣の舞」とまで呼ばれる大ヒットになり、
ひとり歩きを始めたこの曲についてハチャトゥリアンが
「こんなことになるのを知っていれば書かなかったよ」
とぼやいていた姿が、弟子の寺原伸夫氏によって証言されています。




ハチャトゥリアン:剣の舞
Aram Il'ich Khachaturian:Gayne "Sabre Dance"


*楽曲の著作権が継続中のため音源はストリーミング再生のみです



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2008年12月19日


チャイコフスキー:バレエ音楽《眠れる森の美女》 Op.66 第1幕「ワルツ」

チャイコフスキー / バレエ 「眠りの森の美女」作品66 :全曲
アンセルメ(エルネスト)
ユニバーサル ミュージック クラシック(2001-01-25)
おすすめ度の平均: 4.0
4満足のいく聴き応え
4踊るテンポ
4バレエ「眠りの森の美女」作品66: 全曲

♪名作童話を基にした壮大なバレエ音楽

1959年公開のディズニー映画「眠れる森の美女」の主題歌
「いつか夢で(Once Upon a Dream)」に使用され、
クラシック・ファン以外からも広く親しまれる旋律の曲です。

ディズニーは「ファンタジア」という映画の中でも
チャイコフスキー、ムソルグスキー、デュカスといった、
クラシック音楽の名曲を多数用いていますが、
そこに歌詞をつけ主題歌にまでしてしまったのは
おそらくこの「眠れる森の美女」のワルツぐらいだと思います。

「白鳥の湖」から12後の1888年(48歳)。
チャイコフスキーは新作バレエの依頼と共に1冊の台本を受け取ります。
それはペローの有名な童話「眠れる森の美女」に基づくものでした。

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この台本に感銘を受け、着想を得たチャイコフスキーは
間もなく作品を書き上げ、完成したのは縮小なしで4時間にも及ぶ超大作でした。

これは彼の3大バレエの中でも特に舞台装置も大掛かりで、最も大規模なものです。
そのため“眠れる森の美女を立派に上演できることが、
一流バレエ団の証”とまで言われています。




P.I.Tchaikovsky:The Sleeping Beauty Op.66 act1 "Valse"

http://classical-sound.up.seesaa.net/Tchaikovsky-SleepingBeauty-Waltz.mp3



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