2023年08月25日


フォーレ:パヴァーヌ Op.50 [2023] / Gabriel Faure:Pavane Op.50

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♪第31話:K-POPガールズグループの話題を中心に語る「泉真佐子の"マサにココから"」第2回…今回のテーマはLE SSERAFIM

みなさん、こんにちは。
CMSLシンフォニックオーケストラのフルート主席奏者の泉真佐子です、2ndヴァイオリン奏者の山田サチです、ヴィオラ奏者の石黒敬子です。

真佐子:わたくし泉真佐子が進行役になってK-POPガールズグループの話題を中心に語る「泉真佐子の"マサにココから"」が第2回を迎えました。

サチ:けっこう時間が過ぎたよね? 第1回から。

敬子:今回のお題は「LE SSERAFIM」ということなんだけど、どうしてルセラをテーマに決めたの? 第4世代はNew Jeans、IVE、aespa、ITZY、STAYC、Billlie、tripleSと、他にも魅力的なグループがたくさんいるけど。

サチ:Kep1erも忘れないで! 私、マシロがITZYを脱落して日本に帰った頃からずっと推しメンなの。一時は見る影もなかったマシロが見事Kep1erに選ばれて、初めてメンバーとしてステージに立った時には泣きそうになった。

真佐子:マシロはStray Kidsのオーディション番組の第1話から知ってるよ。あの時は練習生たちの中心的な存在だったもんね。だからITZY脱落はショックだったけど、パク・ジニョンさんが言うように単にグループのコンセプトに合わなかっただけで、実力が問題ではなかったと思ってる。

敬子:私も日本に帰ってからのマシロのインスタは見てた。いつも写真が無表情で「あぁ、マシロはこのまま終わってしまうのかな? 淋しいな」と思ってたの。だからガルプラの時もイチ押しで応援してた。

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真佐子:そのマシロがKep1erとして日本デビューしてMステに出て、タモリさんのとなりでトークしたんだからね。人生、何が起こるかわからないって思ったよ。

サチ:マシロとイェソは143ent.の所属でしょ? 将来的には伊藤美優がいるLIMELIGHTに合流するのかな?

敬子:多分ね。143の代表はLIMELIGHTは無制限にメンバーを増やすと言ってたけど、今のところその気配はないしね。現在のメンバー3人にマシロとイェソを加えて5人編成でいくつもりかな?

真佐子:さあ、それはわからないけど、ガウンちゃんが最近、見違えるように歌が上手くなってて驚いたよ。あれならグループのボーカルラインの一角として、十分に役割を果たせそうだと思った。

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敬子:まずはやっぱり、しっかりしたボーカルラインだもんね、特にK-POPは。頼もしい存在だと思う。

サチ:さあ、そろそろ本題に戻りましょうか? どうしてルセラをトークのお題に決めたのか。

真佐子:ルセラは48グループ出身のサクラをはじめ、オペラ歌手志望だったユンジン、バレエダンサーだったカズハとメンバーがバラエティ豊かでしょ? 話が広がりやすいと思ったの。

サチ:なるほど、たしかにめずらしいラインナップだよね、特にユンジンとカズハは。それぞれソプラノとバレエにかなりのスキルがあるのに「なぜK-POP?」って思う。

真佐子:プデュ48(PRODUCE48)が始まった頃、ユンジンがアメリカの音楽学校で「オペラ座の怪人」の舞台で歌ってるのを動画で観たの。ほんとに「何で?」って思うくらい上手かった。

敬子:カズハのバレエスキルも相当だよね? 韓国に来る前、オランダでプロのバレエダンサーとして活動してたんだよね。

真佐子:今思うと、ルセラがデビューする前年の10月か11月頃に、SOURCE MUSICの代表がダンストレーナーと一緒に突如オランダに行ってたんだよね。ファンは「この大事な時期にオランダで何を油売ってるんだ、サクラとチェウォンを早くデビューさせろ」って騒いでたけど、他でもないカズハをスカウトするためだったんだよね、でなければわざわざオランダに行く理由がわからないから。

サチ:多分、ミンジュの獲得がダメになって代表たちも焦ってたと思うよ。でも結果としてカズハという宝を手に入れたんだから良かったじゃない。

敬子:カズハはほんと、大当たりだよね。ぶっちゃけルセラはデビュー当初色々あって、韓国でもグループの存続は難しいといわれるほどだったけど、問題が起こる度になぜかカズハがその火消し役になってた気がする。カズハは韓国でも人気だから、「カズハがいるんだから大目に見よう」的な空気感があった。

真佐子:「LE SSERAFIM」(天使)ってフランス語で一人称だから、後から考えればそれはカズハのことだったのかもしれない… そう思えるほどカズハには独特のムードがあるよね。

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サチ:ユンジンだって自分で作詞・作曲をして英語で歌ったりして、かなりの実力者だと思うよ。しかもボーカルにオペラ臭さがなくて、ちゃんとポップスの歌い方になってるのがスゴいと思う。

真佐子:一度、ベルカントとかオペラ唱法をやると、中々その癖が抜けないからね。

敬子:それを言ったらカズハだって韓国に来る前はバリバリのバレエダンサーだったんだから、それをK-POPスタイルのダンスに直すのは相当大変だったと思うよ。

真佐子:まあ、カズハに限らずバレエを何年もやってるのに、HipHopとかストリート系のダンスもキッチリこなす子もいるよね。カズハとユンジンの話ばかりたけど、他のメンバーはどうなの? サクラとかチェウォンとか。私はプデュ48で最初に可愛いと思ったのは実はチェウォンだったのよ。なんか日本のアイドルみたいな感じだなって。

サチ:たしかに、他の韓国の練習生たちとはちょっと雰囲気が違ってたよね。日本受けするだろうなって思った。

敬子:サクラはとにかくシグナルソングの「ネッコヤ」だよね。あれはアイドル史上に残る可愛さだったと思う。

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真佐子:サクラってさ、プデュの最初の評価ステージでソロでパフォーマンスしたじゃない? 結果はA評価だったけど、正直私は「何で?」と思ったのよ。これがAならもっと上手い子がBとかCなのはどういうこと?って。

サチ:みんな思ったんじゃないかな。「もしかしてヤラセ?」って。

真佐子:うん、でもその後のIZ*ONEとかLE SSERAFIMでの姿を見て、やっぱりA評価は正しかったんだなって思う。プロは多分、今目の前にいる子の姿ではなくて、何年か後に開花した時の姿を透かして見てるんだと思うの。

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敬子:NiziUを発掘したパク・ジニョンさんも先見の明があるよね。TWICEのツウィとモモを追加入させたのもそうだし。

サチ:それを言ったら4大事務所の代表と元代表も同じだよ。SM、YG、JYP、それにHYBE。どの事務所のグループもメンバーラインナップが完璧じゃん。結局、そういう人材を見抜く目をもった人がいる事務所が興隆を極めるってことなんじゃない?

真佐子:日本でも亡くなったジャニーさんとか秋元さんとか、人を見抜く目が並外れてるんだろうね。

サチ:最近はどうか知らないけど、ハロプロのつんくさんもスゴかったと思うよ。小さい頃、モーニング娘。のオーディションをテレビでやっててよく観てたなぁ。

真佐子:ふふふ、私も観てた。今もハロプロはそれなりに知ってるよ。やっぱり、パフォーマンスがしっかりしてるから。

敬子:なんだか話が飛んでキリがないね。

真佐子:うん、アイドル好きはこれだから困る(笑)

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サチ:そろそろルセラについてまとめましょうか!

真佐子:そうね、まとめると言っても困るけど、ルセラはメンバーがそれぞれK-POPとは別の過去歴があるからこそ、他では見れない特別なことをしてくれそうなのが魅力よね。これからどんな姿を見せていってくれるのか楽しみだわ。

敬子:うまくまとめましたね? じゃあ、今日ご紹介する私たちの演奏にも触れておきましょうか?

サチ:今回お聴かせするのは19世紀後半から20世紀初頭にかけて活躍した、フランスの作曲家ガブリエル・フォーレの「パヴァーヌ」です。

真佐子:ラヴェルやドビュッシーなど印象派の時代に先駆けて活動したフランス音楽界の重鎮的な存在で、以前、私のフルート独奏でご紹介した「シシリエンヌ」もフォーレの作品です。

敬子:涼し気な作風が今も続く夏の暑さの盛りに、一服の清涼剤になるといいです。

真佐子:それではお聴きください。

全員:どうぞ!

サチ:(小声で)イギリスのガールズグループLittle Mixがカバーした曲「Little Me」もお薦めですよ!



フォーレ:パヴァーヌ Op.50 [2023]
Gabriel Faure:Pavane Op.50 [6:48]



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posted by CMSL クラシック名曲サウンドライブラリー at 09:48 | 管弦楽曲 (Orchestral) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする