
『威風堂々』は英国の作曲家エドワード・エルガーが作曲した管弦楽のための行進曲集。
エルガーが完成させたのは5曲で、21世紀初頭に未完の第6番が
補筆完成され追加されました。
第1番は1901年に作曲され、同年の10月19日にリヴァプールにて
アルフレッド・ロードウォルドの指揮で初演されました。
エルガーの友人でもあったロードウォルドと、リヴァプールの管弦楽団に捧げられました。
全6曲中、最も広く知られたこの曲は、初演から3日後の1901年10月22日、
ロンドンのクイーンズ・ホールでの演奏会では、
聴衆が2度にわたるアンコールを求めたことが逸話として伝えられています。
エドワード7世からの「歌詞をつけてほしい」という要望に従い、
翌年に国王のための『戴冠式頌歌』を作曲。
終曲「希望と栄光の国」にこの行進曲の中間部の旋律を用いました。
日本ではエルガーの『威風堂々』と言う場合、第1番あるいはその中間部の旋律を指すことが多く、
今や『威風堂々』のタイトルと第1番の中間部の旋律は切っても切れない関係になっています。
*ベルリンフィルハーモニー大ホールの舞台から20m付近の音響を使用しています。
テンポを全般に遅めにとり、「希望と栄光の国」の部分の低音弦を抑えました。
0:31からの部分は1拍、2拍を細かく刻み、3拍目を伸ばしました(過去は全て伸ばしていました)
エルガー:威風堂々 第1番 ニ長調 Op.39 [2023]
Edward William Elgar:Pomp and Circumstance March
No.1 in D major, Op.39 [7:00]
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
Elgar_Pomp_and_Circumstance_March_No1_2023.mp3
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