
『ラ・カンパネラ』(La Campanella)は、フランツ・リストのピアノ曲。ニコロ・パガニーニのヴァイオリン協奏曲第2番第3楽章のロンド『ラ・カンパネラ』の主題を編曲して書かれました。
題名の『Campanella』は、イタリア語で「鐘」という意味です。
リストが「ラ・カンパネラ」を扱った作品は4曲存在し、最終稿の『パガニーニによる大練習曲』第3番は、数多くあるリストの作品の中でも最も有名なものの一つです。
1851年に作曲された最も有名な版で、今日「ラ・カンパネラ」として演奏されるほぼ全てがこの作品です。以前の作である『パガニーニによる超絶技巧練習曲』と比較して曲全体の構成が洗練され、リストはピアノの高音による鐘の音色を全面に押し出しました。
全体として、器用さ、大きい跳躍における正確さ、弱い指の機敏さを鍛える練習曲として使うことができます。最大で15度の跳躍があり、この跳躍を16分音符で演奏した後に演奏者に手を移動する時間を与える休止がないまま、2オクターブ上で同じ音符が演奏されます。ほかにも薬指と小指のトリルなどの難しい技巧を含んでいます。
*演奏内容と音響(アルゴリズムリバーブ)を改めた新録音です。
ピアノが壊れんばかりの激しい演奏で、失神する聴衆が続出したという話をイメージしました。
リスト:『パガニーニによる大練習曲』第3番 嬰ト短調『ラ・カンパネラ』[2020][AR]
Franz Liszt:Grandes Etudes de Paganini, S.141
No.3 "La Campanella" [4:25]
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
Liszt-LaCampanella-2020-AR.mp3
スポンサードリンク
【関連する記事】
- ラヴェル:ボレロ
- リスト:メフィスト・ワルツ 第1番 《村の居酒屋での踊り》
- ベートーヴェン:ピアノソナタ 第14番 嬰ハ短調 Op.27-2 「月光」 第1..
- リスト:詩的で宗教的な調べ S173/R14 10. 愛の賛歌
- サティ:ジムノペディ No.1 (ドビュッシー編曲)
- ショパン:幻想即興曲 嬰ハ短調 Op.66
- ドビュッシー:ベルガマスク組曲:第3曲 「月の光」 (Clair de Lune..
- エルガー:愛のあいさつ Op.12sgr
- ショパン:ノクターン 第2番 変ホ長調 Op.9-2 [新録音2013]
- ショパン:ポロネーズ 第6番 変イ長調 Op.53 「英雄」 [2023] / ..
- ベートーヴェン:ピアノソナタ 第8番 ハ短調 Op.13 「悲愴」 第2楽章 [..
- スコット・ジョプリン:ジ・エンターテイナー [2020][AR] / Scott..