2016年02月07日


ビリー・ジョエル:オネスティ


52nd Street
52nd Street
posted with あまなつ on 2009.04.23
Sony/Columbia(1998-10-22)
おすすめ度の平均: 5.0
5ビリ-ジョエルの新しい聴き方
5リマスターの凄さ
5HONESTY
5ビリーの最高傑作・歴史的名盤!
5グラミー賞を獲得した捨て曲なしのアルバム


♪日本人に特に愛されるビリー・ジョエルの名曲

ビリー・ジョエルほどに日本とアメリカで楽曲の好みが別れるアーティストも
珍しいかもしれません。例えばこの「オネスティ」。

日本では洋楽カラオケ・チャートで常に上位に位置する人気曲ですが、
全米ヒット・チャートでは24位どまりの中ヒット。
ベスト・アルバムにも通常は収録されず、
日本盤のみに特別に追加されるというありさまです。

また「ストレンジャー」も日本ではCM曲に起用されるなど人気、
知名度共にビリーの楽曲中ではトップ・レベルですが、
やはりこれも全米チャートではそこそこでした。
むしろ同名アルバム収録の「素顔のままで」の方が
チャート3位を記録するなど遥かに売れています。

この差は一体何なのか?
それはつまり日本人はピーカンを好まず、どこか孤独で影のあるものを好むからです。
寂しげだったり、悲しげだったり、音楽に限らず
そういったものに敏感なのが日本人の特色だと思います。

スポンサードリンク


70年代から世界的には有名だったエルトン・ジョンが長年、
日本では鳴かず飛ばずでビリーの方が高い人気を得られたのも、
その辺に理由があるかもしれません。

そんなビリーの孤独感や寂しげな影を象徴する曲が
「オネスティ」であると言えるでしょう。


誠実さ なんて寂しい言葉だろう
みんな不誠実な人ばかりだ
誠実さ 今まで聴いたこともない
けれどそれこそが一番 君からほしいものなんだ



ビリー・ジョエルは本当に優れたメロディー・メイカーです。
究極にはポール・マッカートニーかビリー・ジョエルか、 ということになるでしょう。

面白いのがふたりとも似たような目のくぼみ方をしているのです。
あのモーツァルトも肖像画を見ると、どこか同じような顔立ちの雰囲気を持っています。



ケロオケ
ビリー・ジョエル:オネスティ
Billy Joel - Honesty


*楽曲の著作権が継続中のため音源はストリーミング再生のみです



ブログパーツ
posted by CMSL クラシック名曲サウンドライブラリー at 13:48 | 映画音楽・ミュージカル・ポピュラー (Soundtrack/Musical/Pops) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。