♪ヴィヴァルディやコレッリを手本とした合奏協奏曲の名作
合奏協奏曲はイタリアバロックの時代に興隆した形式で、
ヴィヴァルディやコレッリなどによって頂点を極めました。
ヘンデルの合奏協奏曲集はそうした作品以外では最高と呼べるもので、
自身も相当な自信をもっていたと見え、自ら予約出版をしたほどでした。
合奏協奏曲と一般的な協奏曲の違いとは何かというと、
協奏曲ではひとりの独奏者とオーケストラの掛け合いなのが、
合奏協奏曲では複数の腕利きのソリストたちと、器楽合奏の対話になっている点です。
また合奏協奏曲は楽章の数は3つではなく、四楽章以上で構成されているのが通例です。
ヘンデルの合奏協奏曲集は全12曲からなります。
これらの曲を、1739年9月29日から10月30日までの、
わずか一ヶ月間で、すべて書き上げたというから驚きです。
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作曲当時のヘンデルは生活に苦しんでいました。
というのも、戦争のため音楽会は数ヶ月も中止されていたからです。
その窮乏をしのぐために作曲された作品のひとつが、
合奏協奏曲集 作品6の12曲だったのです。
第10番第5楽章のガヴォットはギター合奏でもよく知られ、
有名な新堀ギター音学院のテーマ曲にもなっています。
今回はこの曲を、原曲とは調を変えたギター版でお届けします。

ヘンデル:合奏協奏曲 ニ短調 Op.6-10 第5楽章 「ガヴォット」[2:36]
Georg Friedrich Handel: Concerto Grosso Op.6-10
5. Gavotte
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