♪数学的にも美しいバッハの癒しの旋律
私事になりますが、昨年末から2月のこれまでにかけて、強い腰痛に悩まされていました。
音楽制作は長時間に渡るデスクワークなため、その負担がたまっていたのだと思います。
経験のある方ならおわかりいただけるかと思いますが、
その激しさは尋常ではなく、しばらく身動きできない日々が続きました。
一時は、もう立てなくなるのではないだろうか…と考えたほどです。
幸いなんとか持ち直して、こうして文章も打てるまでになりました。
そして、数ヶ月ぶりに音楽制作も再開することができました。
絶対安静で横たわる日々に、最もなぐさめられ心穏やかになったのは、
バッハのカンタータの一曲、「シオンは物見らが歌うのを聴く」でした。
この曲はBWV140のカンタータ「目覚めよと呼ぶ声あり」の第4曲で、
バッハの教会カンタータの中でも特に有名で、様々な編曲があり、
バッハ自身も後年、3声のオルガン・コラールに編曲しています。
おそらく自身もお気に入りの旋律だったのでしょう。
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今回この曲を取り上げるにあたって、当初はオリジナルのオルガンで
録音するつもりでしたが、ふと思い立ってギターの音色にしてみました。
そして、ギターは音の減衰が速いので、その分テンポも上げてみました。
バッハの音楽は不思議で、どんなアレンジにしても、
それ相応の形になって、違和感を感じさせません。
また、旋律が数学的に均整がとれ、造形としても美しく、
それが心理的な安心感につながっているのかもしれません。
肉体的に本当にしんどい時は、バッハが沁みるのだと知りました。
モーツァルトでもベートーヴェンでもなく…個人的な感覚かもしれませんが。
*大変長らくお待たせ致しました。
まだ本調子ではありませんが、少しずつ更新を再開させていただきたいと思います。
しばらくは小規模な編成の曲がメインになるかもしれませんが、
どうぞ長い目で見ていただけましたら幸いです。
そして、励ましのメッセージをありがとうございました。
とても勇気づけられました。
この場を借りて、お礼に代えさせていただきたいと思います。
ほんとうにありがとうございました。
J.S.バッハ:目覚めよと呼ぶ声あり 4. シオンは物見らが歌うのを聴く [ギター版] [3:51]
J.S.Bach:Wachet auf! ruft uns die Stimme, BWV645 ('Sleepers Awake')
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
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