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2013年04月26日


エルガー:《エニグマ変奏曲》 第9変奏 「二ムロッド」 [新録音2013]

威風堂々THE BEST OF EDWARD ELGAR
新品最安価格:13%OFF ¥ 1,721 (7店出品)

5.0点 これ一枚でイギリスを満喫できます
5.0点 イギリスを味わう一枚!
4.0点 ヨイです
発売日:2000-08-30
メーカー:EMIミュージック・ジャパン
アーティスト:ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団

♪ベートーヴェンについて友と語った一夜の記憶

『エニグマ変奏曲』はエルガーが40歳の時の出世作。
この後、『威風堂々』やチェロ協奏曲など、次々と名曲を世に送り出し、
“サー”の称号を得て生活を保障される、大作曲家への道を切り開いた作品です。

40歳までのエルガーはヴァイオリンやピアノの講師で生計を立てていました。
その生徒のひとりだったのが、『愛のあいさつ』を贈られたアリス夫人です。

ある日、エルガーがピアノに向かい、とりとめもなく旋律を奏でていると、
ある旋律が夫人の注意をひき、「もう一度聴かせてほしい」と頼まれたのです。
その主題が『エニグマ変奏曲』全体の基となる主題になりました。

エルガーはこの主題から次々と、即興的に変奏を弾き始め、
それぞれの変奏を友人たちの音楽的な肖像としてまとめました。
たとえば、第1変奏は夫人のキャロライン・アリス・エルガーを表し、
譜面には「第1変奏 L'istesso tempo "C.A.E."」と頭文字を記すといった具合です。

ただ、はっきりとは人物名を記さず、楽曲全体を通した隠し主題があるという理由から、
『独創主題による変奏曲(Variations on an Original Theme for orchestra)』という
正式名称より、『エニグマ(謎の)変奏曲』という通称が一般化しています。

14の変奏からなるこの変奏曲の中でも、もっとも高い人気を誇り、
単独の演奏会用ピースとしても取り上げられるのが、第9変奏「二ムロッド」です。
二ムロッドとは出版社勤務の友人イェーガーにエルガーがつけた愛称で、
彼の気高い人柄がその音楽を通して描き出されています。

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私事になりますが先日、神奈川県三浦半島の諸磯神社と、走水神社に参拝した際、
帰りの走水の海岸で美しい夕日に遭遇する機会がありました。
眼下に広がる海を見下ろす先に、沈み行く夕日と輝く水面を見つめていると、
なぜか脳裡に『エニグマ変奏曲』の「二ムロッド」が流れてきたのでした。

この曲は友人に捧げられた友愛を示す作品だと認識してきましたが、
その時はもっと大きな、神や自然への祈りを示すような音楽に感じられました。
そしてエルガーはこの曲で、イェーガーと共にベートーヴェンの緩除楽章について
散策しながら語った、一夜の雰囲気を描いていることを思い出しました。

崇高な第9変奏の背後には、やはりベートーヴェンがいたのです。
だからこそエルガーはこの変奏を“第9”番目に置いたのかもしれません。
6年前に公開させていただいたこの曲を、今回はそうしたことを踏まえて、
テンポを落とし表現も変えて、あらためて録音、公開させていただきました。





エルガー:《エニグマ変奏曲》 第9変奏 「二ムロッド」 [新録音2013] [6:12]
Edward Elgar:Enigma Variations 9. Nimrod


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posted by アンドウトワ at 08:41 | 管弦楽曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする