テレビ・映画&CM etc. … 最近話題のクラシック

スポンサードリンク




2013年03月11日


ショパン:エチュード 第1番 ハ長調 Op.10-1

ショパン:12の練習曲 作品10/作品25
新品最安価格:12%OFF ¥ 1,572 (6店出品)
5.0点 唯一無二の演奏
5.0点 現代の至高の藝術
5.0点 人間はここまで正確になれるのか
発売日:2008-01-23
メーカー:ユニバーサルクラシック
アーティスト:ポリーニ(マウリツィオ)

♪技巧の習得と芸術性をあわせ持つショパンの練習曲集

ピアノの練習曲は内容的に、次の3タイプに大きく振り分けられます。

ひとつはバイエルやツェルニーのような、運指や技巧を鍛えるためのもの。
もうひとつはショパンのように本来、練習を目的としながらも、
ただの練習曲にとどまらない、高度な芸術性を兼ねているもの。
そして最後はリストのように、最初から演奏会で披露することを目的とした、
ジャンル的な形としての演奏会用練習曲です。

ショパンとリストの練習曲には、各々の音楽家としての志向性が表れています。
生涯に数える程しかコンサートを開かなかったショパンには、
練習曲を人前で演奏するといった外向きの発想はなく、
自作の2曲のピアノ協奏曲の練習用というのが、元来の作曲の動機でした。
ですからピアノ協奏曲の典型的な音型を基に作曲されています。

対してリストはヴィルトォーゾ的な大技を、ステージで華やかに魅せるのを
旨としていましたから、超絶技巧練習曲のように完全な芸術作品が生まれています。

ショパンは全24曲の練習曲集の作曲にあたり、クレメンティ、モシェレスといった、
19世紀前半に書かれたピアノ教則本の先達の作品を参考にしました。
これらは形式や技法を包括しながら、実践力を身につける内容でしたが、
ショパンはそこから一歩進めて、作品に芸術音楽としての深みをもたせました。

スポンサードリンク


別れの曲」や「革命」といった美しい旋律と叙情性あふれる楽曲を聴けば、
ショパンの練習曲が単なる技巧習得を目的としていないのは一目瞭然です。
それでありながら、基本は練習曲として充分に成立しているため、
ピアノ学習の最終段階の課題として、今日でも広く用いられています。

練習曲第1番ハ長調は「滝」や「階段」などの愛称でも知られます。
ショパンにとってハ長調は最も弾きづらい調性とされていましたが、
難曲ぞろいのショパンの練習曲中でも、この曲は特に難しいといわれます。
指の動きにも益して、柔軟な右手首の使い方が要求されます。

またこの曲はハ長調という調性と、同一音型で和声が変化する進行から、
J.S.バッハの《平均律クラヴィーア曲集》第1巻第1番のプレリュードへの
オマージュと見て間違いなさそうです。
実際、2つの練習曲集全体が、平均律クラヴィーア曲集を模範としています。





ショパン:エチュード 第1番 ハ長調 Op.10-1 [2:10]
F.Chopin:Etude No.1 in C major, Op.10-1


スポンサードリンク



[最新のクラシックベストセラーCD]

【関連する記事】

ブログパーツ
posted by アンドウトワ at 08:31 | 器楽曲・ピアノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする