=テレビ・映画&CM etc. … 最近話題のクラシック=
◆NHK連続テレビ小説『エール』/ チャイコフスキー:弦楽セレナーデ 第2楽章
◆4/1 フジテレビ 「志村けんさん 46年間 笑いをありがとう」 / F.サルトーリ:タイム・トゥ・セイ・グッバイ
◆4/1 フジテレビ 「志村けんさん 46年間 笑いをありがとう」 / サン=サーンス:白鳥
◆NHK連続テレビ小説『エール』/ オッフェンバック:天国と地獄
◆NHK連続テレビ小説『エール』 / エルガー:威風堂々 第1番
◆3/31 テレビ朝日 「芸能人格付けチェック 3時間SP」 / スッペ:軽騎兵 序曲
◆3/31 テレビ朝日 「芸能人格付けチェック 3時間SP」 / メンデルスゾーン:交響曲第4番「イタリア」
◆テレビCM ソフトバンク 5G(ブルースウィリス) / チャイコフスキー:くるみ割り人形「葦笛の踊り」
◆テレビCM 翔んで埼玉 | Amazonプライム・ビデオ / ベートーヴェン:交響曲第9番 第2楽章
◆テレビCM ダンロップ タイヤ(福山雅治) / エルガー:威風堂々 第1番
◆テレビCM YANASE / ガーシュウィン:ラプソディー・イン・ブルー
◆テレビCM マルちゃん正麺 (役所広司・二階堂ふみ)/ プライヤー:口笛吹きと犬
◆テレビCM くらしの友 / ドビュッシー:月の光
◆Maroon 5 - Memories (カノンのコード進行と旋律を使用) / パッヘルベル:カノン ニ長調
◆テレビCM 不二家 ホットチョコ / ヨハン・シュトラウス二世:美しく青きドナウ
◆3/20 テレビ朝日 夜の巷を徘徊する(マツコ・デラックス) / メンデルスゾーン:結婚行進曲
◆テレビCM KYOCERA50周年アニバーサリー / エルガー:威風堂々 第1番
◆テレビCM リンナイ食器洗い乾燥機 / ネッケ:クシコスポスト
◆テレビCM ドミノピザ / パッヘルベル:カノン ニ長調
◆テレビCM ASAHI飲料 ワンダ(YOSHIKI) / モーツァルト:きらきら星変奏曲
◆3/14 NHK ブラタモリ(島原) / シューベルト:アヴェ・マリア
◆テレビCM ASAHI MINTIA / レオンカヴァッロ:歌劇《道化師》 第1幕「衣装をつけろ」
◆テレビCM GALAマンション / スコット・ジョプリン:ジ・エンターテイナー
◆テレビCM 明光義塾 / スコット・ジョプリン:ジ・エンターテイナー
◆テレビCM ソフトバンク Air(上戸彩) / プッチーニ:トゥーランドット
◆フィギュアスケート4大陸選手権 初優勝 羽生結弦選手 / ショパン:バラード第1番

2013年02月15日


ドビュッシー:ベルガマスク組曲 第4曲 『パスピエ』

ドビュッシー:ピアノ作品全集
新品最安価格:13%OFF ¥ 3,641 (5店出品)
5.0点 理知的で明晰なドビュッシー全集
5.0点 現在、ドビュッシーを弾かせたら、ベロフが最高。
5.0点 レファレンス・コレクション
発売日:2007-08-29
メーカー:コロムビアミュージックエンタテインメント
アーティスト:ベロフ(ミシェル)
ディスク数:5

♪ベルガマスク組曲の終曲に置かれた不思議な雰囲気のピアノ曲

ベルガマスク組曲といえば何と言っても有名なのが「月の光」です。
ヴェルレーヌの詩にインスパイアされたこの曲は、その美しい旋律と叙情性から、
ドビュッシーの全作品の中でも特に愛され、管弦楽版としても親しまれています。

4曲からなるこの組曲の終曲に置かれたのが「パスピエ」。
第3曲「月の光」に続く第4曲ですが、この曲、少し趣きが変わっています。
まず「パスピエ」という形式ですが、フランスのブルターニュに起源を発し、
17世紀にパリで大流行した、8分の3拍子ないしは8分の6拍子の速い舞曲です。
passa-piedないしはpasse-piedが語源で、「通行する足」の意味を持ちます。

簡単に言ってしまえば、ワルツ調の社交ダンス曲といったところですが、
ドビュッシーのパスピエは違っていて、4拍子の行進曲風です。
左手はスタッカートでペダルを踏まず、キビキビと奏でられ、
右手も基本的に小気味よく進み、時にレガートで彩を添えます。

実はこの作品、当初はパスピエではなく「パヴァーヌ」という題名でした。
「月の光」も当初の「感傷的な散歩道」から改題されています。
「パヴァーヌ」といえばドビュッシーも影響を受けたフォーレ作が有名です。
これと混同されるのを避けて、直前になって題を差し替えたとも見られています。

ドビュッシーの「パスピエ」は、冨田勲さんによる編曲でも知られています。
こちらはシンセサイザーによる現代的な演奏ですが、
スタッカート主体の曲調がマッチして、まるでドビュッシーがデジタル全盛の
今の時代を見据えて作曲したかのような違和感のなさです。

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また、RPGのドラクエ1のフィールド曲「広野を行く」の出だしが、
パスピエに似ているとも言われ、実際、ドラクエシリーズの作曲者、
すぎやまこういちさんは、モチーフとして意識したと語っているようです。
ドラクエはテーマ曲もワーグナーの前奏曲を思わせるところがあります。

個人的には今回、「パスピエ」を制作していて何度か、
きゃりーぱみゅぱみゅさんの「つけまつける」を思い出しました。
どこか旋律に似た雰囲気があるのです。

このようにドビュッシーは印象派というひと括りでは済ませられない、
時代を越えた先鋭性を持っていました。

クラシックは苦手でも、ドビュッシーのピアノ曲は聴くという声も耳にします。
形式主義やロマン派などの枠を打ち破り、旋法や和声においても
独自の語法を確立させたドビュッシーは、現代に生きる作曲家なのです。





ドビュッシー:ベルガマスク組曲 第4曲 『パスピエ』 [4:06]
Claude Achille Debussy:Suite bergamasque 4. Passepied



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posted by アンドウトワ at 17:00 | 器楽曲・Piano | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする