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発売日:2005-07-27 メーカー:コロムビアミュージックエンタテインメント アーティスト:メジューエワ(イリーナ) | ||
♪優雅さと気品に満ちたフォーレのシシリエンヌ
シシリエンヌは17-18世紀のイタリア、シチリア半島の舞曲の名称が語源です。
シチリアーノ、シシリアーノ、シチリアーナ、シチリア舞曲などとも呼ばれ、
シシリエンヌはフォーレの出身のフランス語の読み名です。
6/8拍子、または8/12拍子のゆったりとした優雅なテンポが特徴で、
フォーレのほかにもバッハやヘンデル、レスピーギが作品を書いています。
いずれもよく知られた名曲揃いですが、フォーレのシシリエンヌは、
起伏の大きな旋律の美しさ、また特有の気品ある趣きから、
特に愛され、様々な器楽用にも編曲されています。
組曲「ペアレスとメリザンド」の弟3曲として管弦楽版がよく知られるこの曲、
元来はモリエールの喜歌劇「町人貴族」の劇音楽として作曲され、
それが1897年に、チェロとピアノのための作品として出版されました。
さらに翌年の1898年に弟子のケクランが管弦楽版に編曲したものが、
「ペアレスとメリザンド」の劇付随音楽として挿入されたのです。
シシリエンヌは主人公の2人が愛を語らうシーンで演奏されます。
ケクランの編曲では主旋律がチェロからフルートに替えられています。
そしてピアノのパートを奏でるのはハープです。
これがあまりに見事にはまっているため、現代でも器楽で演奏する際は、
フルートが旋律を奏で、ピアノやハープが伴奏を担当するのが一般的です。
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余談ですが私はこの曲がグリーン・スリーヴスに似ていると思い、
それを知人に告げると「フォーレの方が音楽的に上だ」と言われました。
たしかにその通りです。
あちらはスコットランド民謡、こちらはフランスの大家による作品で、
和声や構成など、比べるまでもないほどシシリエンヌの方が立派です。
ですが、グリーン・スリーヴスにはまた、それなりの魅力があります。
2小節目で旋律が長調の6度に飛ぶところなど特に…。
私にとってはどちらも捨てがたい、選ぶことのできない名曲です。




