![]() | 新品最安価格:24%OFF ¥ 1,215 (4店出品)
発売日:2010-03-24 メーカー:ユニバーサル ミュージック クラシック アーティスト:アルゲリッチ(マルタ) バシュキローヴァ(エレナ) クレーメル(ギドン) | ||
♪動物たちの様々な生態をユーモラスに描いた組曲
1886年、サン=サーンスが51歳の時のことです。
すでに一流作曲家として認められていた彼は、愛らしいひとつの組曲を作りました。
様々な動物たちの生態を、音楽で描いた作品として有名な『動物の謝肉祭』です。
この年の始めにプラハとウィーンへ演奏旅行に出かけたサン=サーンスは、
オーストリアのクルディムという田舎町で、数日間の休暇を過ごしました。
この地で世話になった友人のチェリスト、シャルル・ルプークは、
自身が主宰する毎年の謝肉祭で催す音楽会のために、
新曲を作曲してくれるようサン=サーンスに依頼しました。
そこで彼は訪れた聴衆を驚かそうと、この作品を作ったといわれています。
「動物園の大幻想曲」という副題が示すとおり、
この組曲には実に様々な種類の生き物たちがユーモラスに登場します。
その中には人間も含まれていて、第11曲の「ピアニスト」では、
チェルニーの練習曲さえろくに弾けないピアニストの姿が描かれています。
スポンサードリンク
また曲の中には当時の人々に知られた名曲の数々が断片的に織り込まれ、
それがこの組曲のユーモアや面白さをひろげています。
例えば第4曲の「亀」には有名なオッフェンバックの『天国と地獄』序曲の
フレーズの一部が登場し、亀が這うようにノロノロと演奏されるといった具合です。
サン=サーンスは『動物の謝肉祭』を、余興程度にしか考えていなかったようで、
特に出版しようとはしませんでしたが、「白鳥」だけは個別に出版していました。
やはり本人もこの曲だけは特別だと思っていたようです。
組曲の全曲が友人たちの手にによって出版されたのは、
サン=サーンスが亡くなった翌年にあたる1922年のことでした。

サン=サーンス:組曲《動物の謝肉祭》から 第1曲 『序奏と獅子王の行進曲』 [2:08]
C.Saint-Saens:Carnival of the Animals Grand Zoological Fantasy
1. Introduction and Royal March of the Lion
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
スポンサードリンク
【関連する記事】
- オンライン特別プログラム - ベートーヴェン序曲集 バーチャルコンサート / O..
- エルガー:《エニグマ変奏曲》 Op.36 - 第9変奏 「二ムロッド」 [202..
- ホルスト:組曲『惑星』 Op.32:第4曲 木星、快楽をもたらす者 / Gust..
- メンデルスゾーン:劇付随音楽《真夏の夜の夢》Op.61 から「結婚行進曲」 [2..
- リヒャルト・シュトラウス:交響詩 《死と変容》 Op.24 [2020][AR]..
- ビゼー: 《アルルの女》第2組曲 第4曲:ファランドール [2020][AR] ..
- ボロディン:歌劇 《イーゴリ公》より 「ダッタン人の踊り」 [2020][AR]..
- ヨハン・シュトラウス1世:ラデツキー行進曲 Op.228 [2020][AR] ..
- リスト:愛の夢 第3番 変イ長調 「おお、愛しうる限り愛せ」(ピアノ&管弦楽版)..
- J.S.バッハ:G線上のアリア - 管弦楽組曲 第3番 ニ長調 BWV1068 ..
- エルガー:威風堂々 第1番 ニ長調 Op.39 [2019][AR] / Edw..
- リヒャルト・シュトラウス:ツァラトゥストラはかく語りき Op.30 1. 導入部..
![]()