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2012年09月19日


モーツァルト:セレナーデ第9番 ニ長調 K.320 「ポストホルン」 第6楽章

モーツァルト:アイネ・クライネ、ポストホルン
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5.0点 アイネ・クライネならこれ
5.0点 ベーム翁らしい生真面目さが嬉しい。
5.0点 巨匠最晩年の音楽への愛に満ちている。
発売日:2009-10-21
メーカー:ユニバーサル ミュージック クラシック
アーティスト:ウィーン・フィルハーモニー ベーム(カール)

♪郵便馬車のポストホルンを取り入れた壮麗なセレナーデ

鉄道の無かったモーツァルトの時代の交通手段と言えば馬車です。
幼い頃からヨーロッパ各地を演奏旅行で周ったモーツァルトは、
もちろん馬車を移動に使い、多くの時間を馬車と共に過ごしました。

当時の馬車は郵便物を乗せ、郵便馬車としての役割も果たしていました。
この馬車が発車到着の合図に鳴らしていたのがポストホルンです。
バルブを持たず菅を巻き込んだだけのシンプルな楽器で、
角笛の進化形にしてコルネットの前身とも言えます。
バルブがありませんから自然倍音の三つの音(ドミソ)を駆使して演奏します。

セレナーデ第9番の第6楽章では、モーツァルトが旅の途上で何度も耳にしたであろう、
ポストホルンのフレーズが、中間部の第2トリオ(3:20)で登場します。
「ポストホルン」セレナーデの愛称はここに由来しています。

作曲時のモーツァルトは生まれ故郷のザルツブルクに帰り、
それまでの演奏旅行で得た成果を活かし創作に励んでいました。
しかし時の大司教に対して良い感情を持っていなかったモーツァルトは、
彼から離れてザルツブルクを立ちたいと思っていたようです。

作曲にあたってはそんな願いが出発を示すポストホルンに反映されたとか、
ザルツブルクを去る知人への思いをポストホルンの音に託したなど、
推測による諸説はあるものの、どれも定かではありません。

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第9番はセレナーデとしては楽器編成の規模が大きい立派な管弦楽作品です。
そのためモーツァルトはここから第1,5,7楽章を抜き出して、
新たに交響曲ニ長調として改編も試みています。
また現代でもロジャー・ノリントンなどの指揮者が第1,5,6,7楽章を抜き出し、
全4楽章の交響曲として演奏会で取り上げることがあります。

第6楽章の第1トリオ(1:13)にはフラウティーノという楽器の指定があります。
これはバロック時代にも存在したソプラニーノリコーダーとも呼ばれる楽器です。
(ヴィヴァルディはフラウティーノのための協奏曲を書いています)
しかし指定はあるものの、譜面のそのパートは空白になっています。
そこで演奏会では空白のまま、弦楽器のみが旋律を奏でたり、
弦楽器より高いオクターブで、ピッコロやリコーダーが同じ旋律を奏でたりします。
今回の配信では弦楽器のみの形をとっています。





モーツァルト:セレナーデ第9番 ニ長調 K.320 「ポストホルン」 第6楽章 [5:41]
Wolfgang Amadeus Mozart:Serenade for Orchestra No.9 in D major K. 320
Posthorn 6. Minuetto - Trio 1 & 2



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posted by アンドウトワ at 15:06 | 管弦楽曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする