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4.0点 思わずニヤリ、のジャケットです 4.0点 数々のカバー作品に加えておきたい 5.0点 達人の演奏するビートルズが聴ける 発売日:2010-11-17メーカー:日本コロムビアアーティスト:1966カルテット
♪ビートルズ解散間近の心境をつづったラスト・シングル
1967年8月27日、信頼したマネージャー、ブライアン・エプスタインの突然の死を境に、
良好だったビートルズの結束と活動にも暗雲が垂れ込め始めます。
ジョンはヨーコという新たなパートナーとの活動に重点を置き、
ジョージはインド等の精神世界への傾倒を深め、それはソロ活動にも反映されていました。
そしてリンゴも俳優活動を始めるなど、4人が集まることは次第に減っていったのです。
しかしポールはビートルズであることにこだわり続けていました。
そしてもう一度、かつてのように4人で共に音楽を作ろうと呼びかけます。
そうして行われたのが、「ゲットバック・セッション」と呼ばれるスタジオ作業です。
このセッションは録音と共にスタジオ内を撮影した膨大な量のフィルムを残しました。
その映像がやがて、映画「レット・イット・ビー」として世に出ることになるのです。
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ビートルズのラスト・シングルにして代表作のひとつ「レット・イット・ビー」は、
この時の録音を元にそこに手を加えられ、約1年後にレコードが発売されました。
日本では特に人気の曲で、シングルとして138万枚を売り上げています。
「レット・イット・ビー」が生まれた背景として、こんな話が伝えられています。
ビートルズの終焉を止められずに悩むポールの元に、ある日亡き母メアリーが現れ、
「あるがままに すべてをあるがままに受け入れなさい」と諭したといいます。
この言葉がきっかけとなり、自らの心情も重ねた楽曲が書き上げられたのです。
ゴスペルをイメージして作曲したポールは、どうしたら演奏もそれらしくなるかを
キーボード・プレイヤーとして録音に参加していたビリー・プレストンに相談し、
彼のアイディアにより教会風のオルガンとコーラスがアレンジに加えられました。
また、シングルとアルバムではギターソロが大きく違っていますが、
前者は69年の録音、後者は70年の録音で、いずれもジョージの演奏です。
歌詞の「Mother Mary」について、ポールは前述の通り、自分の母のことだと言っていますが、
言葉だけを見れば、聖母マリアを意味すると受けとれないこともありません。
そのため翻訳では聖母マリア、あるいはマリア様としているケースもよく見かけます。
ビートルズ解散を前にしたポールの心境がよく表れた名曲です。
閉塞感漂う現代社会にあって、この曲の持つメッセージ性は益々強いものとなっています。
ケロオケ
ポール・マッカートニー(ザ・ビートルズ):レット・イット・ビー(ピアノ版)
Paul McCartney (THE BEATLES):LET IT BE (Piano)
ポール・マッカートニー(ザ・ビートルズ):レット・イット・ビー(管弦楽版)
Paul McCartney (THE BEATLES):LET IT BE (Orchestral)
*楽曲の著作権が継続中のため音源はストリーミング再生のみです
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● ヴィラ=ロボス (Villa-Lobos)
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● ヴェルディ (Verdi)
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