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2012年06月19日


ワイル:歌劇《三文オペラ》から 「匕首マッキーの歌 (マック・ザ・ナイフ)」

ワイル:三文オペラ
中古最安価格:31%OFF ¥ 1,399 (7店出品)
5.0点 大満足です
5.0点 モラルはその次ーー第2の三文フィナーレ
発売日:1997-05-25
メーカー:ポリドール
アーティスト:コロ(ルネ) アドルフ(マリオ) デルネシュ(ヘルガ)

♪20世紀前半のドイツの作曲家クルト・ワイルの出世作

「マック・ザ・ナイフ」の名でスタンダードナンバーとしても知られるこの曲は、
20世紀前半のドイツの作曲家クルト・ワイルの出世作「三文オペラ」で、
序曲に続いて主人公メッキー・メッサーが歌う「メッキー・メッサーのモリタート」です。

この音楽劇は1928年の作で、原作はシェークスピア時代の、
英国の劇作家ジョン・ゲイ作のコメディ劇「ベガーズ・オペラ」です。
それから200年の時を経て、ハウプトマンがドイツ語訳を施し、
更にプレヒトが三幕八場の歌劇台本にしたものにワイルが作曲しました。

「三文オペラ」はそれまでのオペラの常識や枠にははまらない、
いわばアンチテーゼ的な意味あいも持った異色の作品で、
完成年にベルリンで上演されると、一大センセーションを巻き起こしました。

作品のジャンルとしては演劇、オペラ、オペレッタなど、
多様な区分に当てはまりながらも、そのどれでもないというスタイルで、
クラシックのオペラとして紹介されつつ、演劇の扱いにもなっています。
ただ、こうしたベルリン・オペレッタが、
後のアメリカのミュージカルの原型になっていったことはたしかです。
ワイル自身は「三文オペラ」についてこう語っています。

「むしろこれはオペラの白痴化に反撃しようとする試みなのです。
私にはオペラの方がオペレッタよりはるかに愚かしく、現実離れしていて、
その志向においてもっと低級なものだと思います。」

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このオペラは楽器編成からみてもジャズ的要素が濃く、
例えば「メッキー・メッサーのモリタート(匕首マッキーの歌)」の場合では、
オルガンやバンジョーといった、通常は見られない楽器も登場します。
そしてリズムは4ビート、和声を彩るピアノもジャズ的です。

ですからジャズシンガーたちが、こぞってカバーしたのも当然の流れで、
フランク・シナトラを始めとする多くの歌手たちが十八番としてきました。

ワイルはこのオペラを7部からなる管楽合奏の組曲に編曲しています。
「小さな三文音楽(Eine Kline Dreigroschenmusik)」と題したこの作品も、
オペラと同様、ジャズ的風味を活かして大成功を収めました。

「マック・ザ・ナイフ」は最近、ロト6のテレビCMでも流れているので、
耳にしてご存知の方も多いと思います。





ワイル:歌劇《三文オペラ》から 「匕首マッキーの歌 (マック・ザ・ナイフ)」
Kurt Weill:Die Dreigroschenoper (The Threepenny Opera)
"Die Moritat von Mackie Messer" ("The Ballad of Mack the Knife")



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posted by アンドウトワ at 16:24 | オペラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする