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2012年05月26日


ショパン:ノクターン 第13番 ハ短調 Op.48-1

ショパン:夜想曲集
新品最安価格:¥ 1,450 (9店出品)
レビュー平均: 5.0点 (2人がレビュー投稿)
5.0点 心に寄り添うノクターン
5.0点 うっとり
発売日:2006-11-08
メーカー:ユニバーサル ミュージック クラシック
アーティスト:バレンボイム(ダニエル)
フォーマット:Limited Edition

♪敬虔な静謐さと劇的な激しさ…ショパンのノクターンを代表する傑作

ノクターンほどショパンの作風にあった形式もないかもしれません。
美しく優雅な旋律を中心とした、甘美で感傷的な音楽。
ショパンという作曲家が内包していたものを、最も自然に表現できたジャンルです。

ノクターンの歴史は古く、発祥は中世にまで遡ります。
それをピアノ独奏曲として確立させたのが、英国の作曲家ジョン・フィールドです。
フィールドのノクターンは、右手が奏でる歌謡風の旋律に、
左手が奏でるアルペジオの伴奏が伴うという単純なものでした。
考え方としてはメンデルスゾーンの無言歌に近いとも言えます。

フィールドは1832年から1833年にかけてパリに滞在しました。
この時にショパンは影響され、自らもノクターンを本格的に作り始めたのです。
“本格的に”としたのは17歳の頃にも、既にノクターンが作曲されているからで、
この事からもワルシャワ時代から、フィールドのことは知っていたと思われるからです。

映画「愛情物語」で知られる第2番変ホ長調は、ショパンの代名詞的な有名曲ですが、
この曲などはまさにフィールドの影響が残る、比較的シンプルな内容です。
しかしここからショパンのノクターンは徐々に深化を見せ始め、
中期から後期にかけては最早、別物と言える芸術作品へと変貌を遂げていきます。

そうした作品群の中でも、最高傑作との声も多いのが、第13番ハ短調Op.48-1です。
Op.48の2曲はジョルジュ・サンドとの仲も良好だった1841年の作。
精神的には安定しているはずですが、特にOp.48-1には激しい悲しみがあります。

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様式はA-B-A' からなる三部形式。しかし、内容は独創的です。
同主調のハ長調に転じたBのコラール(2:02)には、祈るような敬虔さがあります。
それが次第に力強い激情を見せ始め、そのまま再現部へとつながっていきます。
このA'(4:10)の部分が白眉なのです。

Aと同じ旋律を扱っているとは言え、3連符に乗ったその音楽は遥かに情熱的で、
ショパンの内に秘めた感傷や憧憬が迸るかのようです。
Cm-Fm7-G-Cm という和音進行も、たたみ掛けるような3連と共に、
Aの時よりも一際強い感傷性をもって、聴く者の胸に響いてきます。

「2倍の速さで」という指示の通り、この部分には男性的な激しさがあります。
それと同時に内向きなナイーヴさもあり、そんなところも含めて、
最もショパンらしさが集約された音楽と言ってもいいと思います。

コラール部後半の盛り上がりや、再現部の激情など、ドラマ性も大きいため、
第13番ハ短調はピアニストが演奏会で、好んで取り上げる作品にもなっています。





ショパン:ノクターン 第13番 ハ短調 Op.48-1
Frédéric François Chopin:Nocturne No.13 in C minor, Op.48-1


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posted by アンドウトワ at 16:13 | 器楽曲・ピアノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする