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発売日:2006-09-06 メーカー:キングレコード アーティスト:レーグナー(ハインツ) | ||||
♪ビゼーのアリアから生まれた「みんなのうた」の名曲
『美しきパースの娘』はビゼーが、1866年に作曲した全4幕のオペラ・コミックです。
ウォルター・スコットの小説『The Fair Maid of Perth』を元に台本が作成され、
1867年12月26日に、パリのリリック座にて初演されました。
物語の舞台は14世紀、内乱期のスコットランドの首都パース。
婚約間近のキャサリンとヘンリーが、誤解やすれ違いからいさかいになり、
領主やジプシーの女王らを巻き込みながらも、最後には結ばれるという愛憎劇です。
歌劇はあまり人気を得られず、今日でもほとんど上演されませんが、
これを惜しんだビゼーは、第2幕から5曲を選び、演奏会用の組曲としました。
組曲は「前奏曲」「オーパード」「セレナード」「行進曲」「ジプシーの踊り」の構成です。
このうち、第2幕と第4幕で歌われるアリア「セレナード」こそが、
後にNHK「みんなのうた」で、「小さな木の実」として知られることになる歌の原曲です。
石川皓也編曲・海野洋司作詞により、1971年、1983年、1995年に放送されました。
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オペラではヘンリーが恋人を取り戻そうと、切々と歌い上げるアリアですが、
「小さな木の実」は父を亡くした少年の、物語性のある歌になっています。
海野洋司さんが交通遺児を励ます趣旨で作詞されたとのことです。
『美しきパースの娘』は、実はもうひとつ有名な旋律を生んでいます。
『アルルの女』第2組曲の、フルートソロが印象的な「メヌエット」です。
この旋律は『美しきパースの娘』第2幕の、ロスシー伯爵とマブの二重唱の伴奏を、
ギローが編曲・転用したもので、原曲とは大きく異なっています。
ビゼー:組曲《美しきパースの娘》から 「セレナード - 小さな木の実」
Georges Bizet:La jolie fille de Perth "Serenade"
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