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発売日:2004-06-21 メーカー:フォンテック アーティスト:オムニバス(クラシック) | |||
♪バセットホルンのためのディベルティメントをピアノ版に編曲
日本ではテレビのバラエティ番組の、BGMとしてもお馴染みのこの曲は、
モーツァルトの6曲のウィーンソナチネから、第1番の第4楽章アレグロです。
原曲は「2つのクラリネットとファゴットのための5つのディヴェルティメント 変ロ長調」。
これに編曲が施され、「フォルテピアノのためのソナチネ集」として出版されました。
1783年に作曲されたこの曲は、当初「バセットホルン三重奏」という形でした。
バセットホルンはモーツァルトの時代まで使われていた楽器で、
彼の作品では他に「レクイエム ニ短調」などでも登場します。
モーツァルトが27歳の頃、ウィーンの友人ジャカン家のために書かれた作品で、
1803年にブライトコップ&ヘルテルから、まずは第2番のパート譜が出版されました。
そして1813年にはジムロックから「6つのセレナード」として全曲が出版されています。
この時点で楽器編成は「クラリネット2、ファゴット1、ホルン2」に変更。
更にモーツァルトのオペラを、他者が編曲した第6番が追加されました。
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その後、1877-83年の編纂で、後世に加えられたと思われる部分は排除され、
「2つのクラリネットとファゴットのための5つのディヴェルティメント 変ロ長調」
として整理されると、これが広く一般化していったのです。
ここで調性もバセットホルンに適したへ長調から変ロ長調に変えられました。
「フォルテピアノのためのソナチネ集」はウィーンのアルタリアから
1805年に出版され、その後もいくつかの版が出されました。
編曲はFr.カウアーとされていますが、詳細は定かではありません。
モーツァルト自身によるとする説もあるぐらいです。
また、“ウィーンのソナチネ”と呼ばれる理由については、
モーツァルトがウィーンで作曲したことに加え、1931年にマインツで出版された
Schott版「ウィーン・ソナチネ集 - オリジナル・ピアノ・エディション」の
タイトルに由来するともいわれています。

モーツァルト:ソナチネ 第1番 ハ長調 K.V.439b 第4楽章
W.A.Mozart:Sonatina No.1 in C Major, K.V.439b
4. Allegro
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