![]() | 定価:¥ 4,813 レビュー平均:
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発売日:2011-06-20 メーカー:LIMEN アーティスト:黒田亜樹 | |
♪ピアノの練習曲として日本では特にお馴染み
もしかしたら日本人にとって一番馴染みのあるクラシック曲かもしれません。
住宅街を歩けば子供がこの曲を練習する、ピアノの音色がよく聴こえてきます。
またピアノを習ったことがある方なら、一度は弾かれたこともあるでしょう。
1806年生まれのドイツの作曲家、ヨハン・ブルグミュラーの『25の練習曲』は、
日本のヤマハがピアノ教則本として採用していることもあり、
私たち日本人には特によく知られる、クラシックのピアノ作品になっています。
分けても第2曲『アラベスク』は、フレーズの軽快さからか子供たちに人気で、
練習曲中でも最も知名度が高く、接する機会の多い曲です。
アラビアやスペイン風の舞曲で右手が女性、左手が男性のダンスを表しています。
『25の練習曲』は技術的にはバイエルを終了して次へ進む前の、
本格的な作品につながる橋渡し的な練習曲集になっています。
教育用の音楽作品としては、無駄のない緻密な作りが特徴で、
芸術作品としても完成度が高く、そのあたりが人気の秘密と見られています。
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26歳でピアノ教師を務めるために、パリに移住したブルグミュラーは、
レッスンの傍らピアノ小品や、いくつかのオペラやバレエを作曲しました。
また、アダンのバレエ『ジゼル』の捕作(数曲の追加)でも知られています。
父はオルガン奏者・指揮者のヨハン・アウグスト・フランツ・ブルクミュラー。
弟のノルベルトもまた作曲家で、メンデルスゾーンとも親交のある人物でした。
実はヨーロッパではブルグミュラーといえば、父か弟のことを指します。
ヨハンの日本での知名度は、やはり教則本によるところが大きいと言えます。
ブルグミュラーが68年の生涯で作った曲は、600を超えると推測されますが、
現在一般に紹介されているのは、その内のごく一部です。
1874年、マロール・ザン・ウルポア村のボーリューで亡くなりました。

Johann Friedrich Franz Burgmüller:25 Etudes 2. L' Arabesque
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