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2012年01月26日


ドビュッシー:交響詩《海》 1. 海の夜明けから正午まで

交響詩「海」(ドビュッシー管弦楽名曲集)
新品最安価格:¥ 1,685 (2店出品)
レビュー平均: 5.0点 (2人がレビュー投稿)
5.0点 豊かな残響の中からくっきりした色彩が!
5.0点 交響詩「海」といえばこの演奏
発売日:2002-06-19
メーカー:EMIミュージック・ジャパン
アーティスト:マルティノン(ジャン)

♪印象主義音楽を代表するドビュッシーの最高傑作のひとつ

『海 - 管弦楽のための3つの交響的素描』は、一般に交響詩《海》とも呼ばれます。
全3楽章からなるこの曲の内容は立派で、ほとんど交響曲と言ってもいいほどです。
作曲が始められたのは1903年の夏頃のこと。
ドビュッシーはブルゴーニュ地方にある、妻リリー・テクシーの実家に滞在中でした。

そこは海の見えない場所でしたが、彼は作曲家メサジェへの手紙にこう書いています。
「でも私には無数の思い出があります。私の考えではそれの方が現実よりましです。」
その後、ロンドン近郊のドーバー海峡に面した、イエストバーンの海辺に移り住み、
1905年3月5日、その地で充実したこの交響楽は完成しました。

当初は「サンギネールの島々の美しい海」「波の戯れ」「風が海を踊らせる」という
副題を持つ3つの楽章から構成されることがメサジェに伝えられていましたが、
最終的にはそれらの副題は除かれ、次のタイトルがつけられました。

1. 海の夜明けから正午まで (De l'aube à midi sur la mer)
2. 波の戯れ (Jeux de vagues)
3. 風と海の対話 (Dialogue du vent et de la mer)

《海》はドビュッシーの管弦楽作品としては、1年半という短期間で作曲されています。
「夜想曲」には約5年、「映像」3部作には7年の月日が費やされました。
しかし《海》の作曲中はドビュッシーにとって、特に辛い時期でもありました。

1899年に結婚した妻リリー・テクシエとの関係は、3年もすると冷めたものになり、
1904年妻リリーを捨て、自分の生徒の母親であり、著名な銀行家の妻でもあった
エンマ・バルダックと駆け落ちをするというスキャンダルを起こしてしまったのです。

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ショックを受けたリリーは、ピストルで胸を撃ち自殺を計ります。
幸い未遂で済んだものの、ドビュッシーの元からは多くの友人が去り、
世間の批判の矢面に立たされ、事はパリ中の騒動へと発展してしまいました。

そうした最中、1905年にエンマ・バルダックとの同棲が始まり、
長女クロード=エンマ(シュウシュウ)が誕生。
心境も落ち着き、制作も進んで《海》は完成へとたどり着いたのでした。

初版の表紙には葛飾北斎の冨嶽三十六景「神奈川沖浪裏」が採用されました。
これはドビュッシー本人の希望によるもので、
当時のフランスの日本ブームや、ドビュッシーの東洋趣味が表れています。
この頃、彼の部屋にはこれとまったく同じ絵が飾られていました。





ドビュッシー:交響詩《海》 1. 海の夜明けから正午まで
Claude Debussy:The sea, three symphonic sketches for orchestra
1. "From dawn to noon on the sea" or "From dawn to midday on the sea"


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posted by アンドウトワ at 17:31 | 管弦楽曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする