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2011年10月17日


リスト:ラ・カンパネラ (パガニーニ大練習曲 第3番 S.141-3)

リスト巡礼
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レビュー平均: 4.2点 (4人がレビュー投稿)
5.0点 本質はデヴューから変わっていない〜♪
2.0点 呼吸音の強調が不自然
5.0点 辛辣な批評を書いたがこんなに成長されるとは
発売日:2011-06-22
メーカー:日本コロムビア
アーティスト:長富彩

♪ピアノ音楽の代名詞として愛され続ける名作

リストの心は沈んでいました。
パリでピアノ教師を続ける中で出逢った、セレブな役人の令嬢、
カロリーヌ・エリックとの交際が、彼女の家の事情によって途絶え、
リストと引き離されたカロリーヌが他に嫁いでしまったからです。

当時のリストは十代にして天才ピアニストの名を欲しいままにし、
パリの社交界でも演奏家として、教師として花形の存在でした。
しかし、カロリーヌとの一件以降、彼は自室に引きこもり、
外に出ても教会の祭壇の前で祈り、沈思黙考するという日々でした。

そんなリストに人生の一大転機が訪れます。
ある日、とある街角で彼は、一枚のポスターに目を留めました。
それは当時ヨーロッパ中に、その名をとどろかせていたヴァイオリンの鬼才、
ニコロ・パガニーニの演奏会を告知するものでした。

早速券を手に入れ、訪れたパガニーニの演奏会に、リストは度肝を抜かれました。
ステージに現れたパガニーニはやせた色黒で、猫背な不気味な出で立ちでしたが、
ひとたび演奏が始まると、何かに憑かれたかのような激しさで、
そこにいたすべての観客たちを圧倒したのです。
それは最早、人間離れした異界の者の姿でした。

しかし、その演奏はただ超絶的なばかりではなく、
音楽の細やかなひだをなぞり、人の魂に触れるような表現をも兼ね備えていました。
それはリストがずっと願ってきた音楽でもありました。

「僕はピアノのパガニーニになるんだ!」 ― そう叫んだリストはこの瞬間に目覚め、
いよいよ大ピアニストの道を歩んで行くことになります。
そしてパガニーニに傾倒した彼は、6曲からなる「パガニーニ練習曲」を作曲しました。

この作品はいずれもパガニーニの曲からその題材を得ていて、
「24のカプリース」からの5曲と、「ヴァイオリン協奏曲第2番」の終楽章を用いています。
最初の出版では「パガニーニによる超絶技巧練習曲」となっていましたが、
13年後の大改訂版では「パガニーニの大練習曲」とされ、これが普及しました。

第3曲「ラ・カンパネラ」は協奏曲第2番の終楽章の主題に基づいています。
原曲を活かしつつ、ピアノならではの魅力を存分に加味した名作で、
作品中で最も知られるだけでなく、ピアニストの腕前を披露するための、
ピアノ音楽の象徴的な位置づけにさえなっています。

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第6曲の基の「カプリース第24番」の主題は、ブラームスも「パガニーニの主題による変奏曲
第1巻で取り上げ、ラフマニノフは「パガニーニの主題によるラプソディ」で、
管弦楽伴奏つきのピアノ曲として作品に仕上げています。

「パガニーニ大練習曲」はたしかに技巧的な作品ではありますが、
それだけにとどまらない、洗練された詩情を含んでいます。

*この曲は既に掲載済みですが、前回から5年を経て改めて録音し直しました





リスト:ラ・カンパネラ (パガニーニ大練習曲 第3番 S.141-3)
Franz Liszt:Grandes Etudes de Paganini, S.141
No.3 "La Campanella"



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posted by アンドウトワ at 17:05 | 器楽曲・ピアノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする