2016年05月14日


ラフマニノフ:ヴォカリーズ Op.34-14


ヴォカリーズ&オーヴェルニュの歌
アンナ・モッフォ/ストコフスキー
BMGメディアジャパン(1998-12-16)
おすすめ度の平均: 5.0
5追悼 アンナ・モッフォ


♪どこまでも美しい歌詞のない歌

「ヴォカリーズ」とは歌詞のない母音だけで歌われる歌曲の総称です。
主に練習用となるこうした歌曲の中でも、このラフマニノフの作品は突出した感があり、
今では「ヴォカリーズ」といえばラフマニノフというのが一般的になっています。

初演の歌手が「どうしてこの歌には歌詞がないのですか?」と尋ねると、
ラフマニノフは、「なぜ歌詞が必要なんだ。君はその声と音楽性だけで、
言葉以上に深く表現できるじゃないか。」と答えました。

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コーダ(6:04)ではそれまで伴奏だったピアノが主旋律に転じ、
替わってヴォーカル(ここではヴァイオリン)が即興風の上昇する対旋律を奏で始めます。
この部分が全曲中で最も感動的です。




ラフマニノフ:ヴォカリーズ Op.34-14
Sergei Rachmaninoff : Vocalise Op.34, No.14


http://classical-music.aki.gs/Rachmaninov-Vocalise.mp3



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posted by CMSL クラシック名曲サウンドライブラリー at 06:11 | 声楽曲 (Vocal music) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする