2007年12月25日


ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第3番 ニ短調 Op.30 第1楽章

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番&第3番
ジルベルシュテイン(リーリャ)
ユニバーサル ミュージック クラシック(2008-01-23)
おすすめ度の平均: 4.5
5生き物みたいな音質
4一陣の薫風が駆け抜けていったかのような演奏
4丁寧な弾き込み
5特に第3番が良かった
5ピアノとオーケストラのバランスが良

♪ラフマニノフ自身のピアノ技術を示した難曲

96年公開の映画「シャイン」の中で、
主人公のオーストラリアのピアニスト、デーヴィッド
・ヘルフゴットが「世界で最も難しい作品」と呼んだ曲です。

非常に高度なテクニックを要求されるため、
ピアニストにとっては畏敬の念を抱かずにはいられず、
現在一般に演奏されるピアノ協奏曲の中でも
おそらく最難曲であるといわれています。

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初演はラフマニノフ自身のピアノ演奏で、ニューヨークで行われました。
練習時間を作れなかったラフマニノフは、
ニューヨークへ向かう船中に音の出ない鍵盤を持ち込み、
それで間に合わせたといいます。

初演から数週間後、今度はマーラー指揮の
ニューヨーク・フィルハーモニーによって再演されましたが、
スラヴ系音楽に慣れず、リハーサルでざわつき出した楽団員に対して
マーラーは「静かにしたまえ。この作品は傑作である。」と言って
それを諌めたという話も伝えられています。





S.Rachmaninov:Piano Concerto No.3 in D minor, Op.30
1. Allegro ma non tanto
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第3番 第1楽章.mp3



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posted by CMSL クラシック名曲サウンドライブラリー at 09:50 | 協奏曲 (Concerto) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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