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発売日:1995-10-01 メーカー:ポリドール アーティスト:アシュケナージ(ウラジミール) | ||||
♪創始者ジョン・フィールドに倣って作った初期のノクターン
ショパンといえば何と言ってもその旋律の美しさ。
「別れの曲」「ノクターン第2番」など、歌にもなるほどの名旋律が目白押しです。
そうしたショパンのカラーが発揮されやすかった形式のひとつに、
アイルランドの作曲家ジョン・フィールドが創始したノクターンがあります。
特にショパンの初期のノクターンは、シンプルでフィールドの模倣に近い分、
左手は伴奏、右手は旋律という区分がはっきりして、
メンデルスゾーンの無言歌集のように、歌心が前面に出ています。
その代表例がノクターン変ホ長調の第2番と言えるでしょう。
ショパンがパリのサロン界で女性たちに持て囃され始めた頃、
フィールドも2年間(1832-1833)パリに滞在し、ショパンに影響を与えました。
ノクターンの甘い旋律は貴婦人たちの受けもよく、
しばらくはフィールドのスタイルに則って作曲を続けていました。
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しかしマズルカやポロネーズなど既存の形式を、芸術の域にまで高めたショパンです。
当然、ノクターンに関してもすぐに自分のものとし、
フィールドにはない構成や展開で、芸術的内容の濃いものに高めていきました。
最初は旋律中心に入り、やがて激しい中間部を経て、また静かに閉じる形などです。
ノクターン第1番は初期の作品ですが、シンプルな中にも独特な情緒があります。
1831年の作曲で、カミイユ・プレイエル夫人に献曲されました。
ニークスは「夜とそのしじまに生まれる情感を暗示する」と語っています。
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