2007年08月25日


ラヴェル:ボレロ

ボレロ~ラヴェル:管弦楽曲集
デュトワ(シャルル)
ユニバーサル ミュージック クラシック(2003-06-25)
おすすめ度の平均: 5.0
5やっぱりフランス人
5華麗で気品溢れる決定盤
5後のも先にもラヴェルはデュトワ
5心浮き立つ世界へ
5「ダフニスとクロエ」の「夜明け」が絶品!

♪“オーケストラの魔術師”の手腕が光る代表作

ドビュッシーと共にフランス印象主義の代表とされるラヴェルですが、
その音楽は古典的ともいえる形式や構築性に則っていました。
また大きな特徴としてスペイン系の素材が
よく用いられていることも挙げられます。
これはラヴェルの母親がスペインのバスク地方出身であり、
彼自身もスペインとの国境近くに生まれたことが影響していると思われます。

ラヴェルの代表作のひとつである「ボレロ」も、スペインの舞曲から名称を得ています。
15分近くにも渡って延々と同じリズムを刻み、2つしかない旋律をくりかえしながら
クレッシェンドだけで進行していくという、他にはない曲想です。

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1933年、名バレリーナ、イダ・ルビンシテインから
彼女のバレエ団のための作品を依頼されたラヴェルは、
当初ファリャのピアノ曲をオーケストラ編曲するつもりでしたが、
中々版権の許可が下りないので、自分で最初から作ってしまった方が早いと考えました。
そうして作曲されたのが、彼の最後の管弦楽作品となった「ボレロ」です。

フルートから順に他の楽器が次々ソロをとっていき、
次第に音に厚みが加わり最後は全合奏でなだれ落ちるように幕を閉じます。





M.Ravel:Bolero



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posted by CMSL クラシック名曲サウンドライブラリー at 06:30 | 管弦楽曲 (Orchestral) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする