モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集5
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ピリス(マリア=ジョアオ) モーツァルト
コロムビアミュージックエンタテインメント (2004/03/24)
コロムビアミュージックエンタテインメント (2004/03/24)
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♪難易度も高い最後のピアノソナタ
1789年、モーツァルトはドイツ旅行でベルリンを訪れた際、
プロイセン王フリードリヒ・ヴィルヘルム2世の前で
演奏する機会がありました。
そこで国王から弦楽四重奏曲と簡単なピアノソナタを
それぞれ6曲ずつ作曲してほしいと依頼されます。
結局できたのは弦楽四重奏曲が3曲(プロシア王セット)と
ピアノソナタが1曲のみでした。
そのソナタが「ニ長調 K.576」です。
旧全集では17番でしたが、現在は18番と呼ばれています。
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長女フリーデリケ王女でも弾けるように簡単なものを・・・
と依頼されたはずですが、結果としてはモーツァルトの全ピアノソナタ中、
最も難しい曲になっています。
出版は死後の1806年で、最後のピアノソナタでもあります。
第1楽章はバッハの対位法の影響が出ていますが、
厳格さよりも軽快さが前に出た、モーツァルト独自の音楽になっています。

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