モーツァルト : ピアノソナタ第11番イ長調K.331
posted with あまなつ on 2009.10.16
クラウス(リリー)
ソニーレコード(1995-10-21)
ソニーレコード(1995-10-21)
おすすめ度の平均: 

過度な甘さを抑え、滋味溢れる最高の演奏
日曜日にどうぞ♪パリでの挫折を反映したかのような悲劇的色調
その頃パリはフランス革命直前の喧騒の中にありました。
1777年の秋、21歳のモーツァルトは新たな職を求めて
故郷ザルツブルグを離れ、マンハイムを経てパリへと向かいました。
神童と呼ばれた少年時代、熱狂的に歓迎してくれたパリ。
しかし今では革命でそれどころではなく、
モーツァルトの希望はすぐに打ち砕かれてしまいます。
結局、新たな地での就職活動は全くの徒労に終わってしまいました。
加えて同行した母マリア・アンナは重い病にかかり、
やがてそれは彼女を死へと至らしめてしまいます。
マンハイムで出会ったアロイジアに失恋したのもこの時期です。
(アロイジアは後にモーツァルトの妻となるコンスタンツェの姉です)
こうしたできごとが影響したためか否か、
ピアノソナタ第8番には全編に深い悲しみが影を落としています。
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短調のピアノソナタはモーツァルトにとって
第8番イ短調と第14番ハ短調の2曲のみです。
これは交響曲でも短調が25番と40番のみという点で共通しています。
第8番の第1楽章は左手が激しい八分音符のリズムを刻むところから始まりますが、
これを現代のピアノで弾くと重くなり過ぎるため、
わざと調律を変えて当時のフォルテピアノのニュアンスに
近づけて演奏されることもあります。
W.A.Mozart:Piano Sonata No.8 in A minor, K.310
1. Allegro maestoso
http://classical-music.aki.gs/Mozart-PianoSonata-No8-1st.mp3




