木幡律子
ビクターエンタテインメント(1994-09-21)
ビクターエンタテインメント(1994-09-21)
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子供たちの指導に
オリジナリティーに富んだ独自の解釈♪民謡を取り入れた穏やかで親しみやすい旋律
ヨーロッパ生活が長かったマクダウェルにとってアメリカの音楽は、
まだまだそれに追いつくものではないという意識がありました。
シューマンやグリーグといったロマン派の影響を受けた作風にも、
そうした彼の音楽に対する意識が色濃く表れています。
マクダウェルがアメリカ音楽の発展に尽くしたことは、
音楽に携わる者として自然な流れだったのかもしれません。
しかしマクダウェルの音楽的志向性は、
ヨーロッパだけに向けられたものではありません。
同時代のアメリカの作曲家 チャドウィックが
母国やカリブ海の民俗音楽の影響を受け入れたように、
スコットランドやアイルランドの民謡を自らのピアノ曲にも取り入れました。
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今日、最もよく知られる彼の作品である「野ばらに寄す」にも、
旋律のスケール(旋法)に民謡からの影響がはっきり見てとれます。
この曲を含むピアノ小品集「森のスケッチ」は1896年に
アメリカ、ニューハンプシャーのペーターバラで、自然をテーマに作曲されました。
前述の民俗音楽やロマン派からの影響に加えて、
ドビュッシーをも感じさせるような和声的雰囲気も持ちあわせています。
マクダウェルは二つの協奏曲を含む多くのピアノ曲の他に、
交響詩や管弦楽組曲といった管弦楽曲、また声楽曲などを残しました。
*プレイヤー上段がピアノ版、下段がギター版です。
E.MacDowell:Woodland sketches "To a Wild Rose" Op.51-1
マクダウェル:野ばらに寄す -piano.mp3
マクダウェル:野ばらに寄す -guitar.mp3




