2008年11月22日


ヘンデル:調子の良い鍛冶屋

エリーゼのために‾アントルモン/ピアノ名曲集
アントルモン(フィリップ)
ソニーレコード(1996-10-21)
おすすめ度の平均: 4.5
5やっぱり良い
4小品集向き

♪軽快な鍛冶屋の音を思わせる人気曲

オルガンやハープシコードの名手だったヘンデルの作品中、
おそらく最も広く知られる器楽曲です。
正確には「ハープシコード組曲第5番ホ長調」HWV.430の
終曲である「エアと変奏」のことを指します。

この曲についてはこんな逸話があります。

ある雨の日に偶然飛び込んだ鍛冶屋の軒先で、
ヘンデルは鍛冶職人が叩く軽快なハンマーの音に
インスピレーションを受けます。
そしてまた職人の口ずさむ鼻歌が、変奏の主題になったというものです。

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とてもよくできた話ですが、残念ながらこれはヘンデルの死後、
英国の出版社が独自につけた「調子の良い鍛冶屋」という
愛称が基になった作り話ということがわかっています。

ですがたしかにこの曲が持つ規則的なリズム性は、
いかにも鍛冶屋の叩くハンマーの音という感じで、
愛称としては親しみやすくぴったりだといえるかもしれません。




G.F.Handel:The Harmonious Blacksmith

http://classical-music.aki.gs/161-Handel-Harmonious-Blacksmith.mp3



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posted by CMSL クラシック名曲サウンドライブラリー at 06:19 | 器楽曲・Piano | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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