ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」、他
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ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 ベーム(カール)
ユニバーサル ミュージック クラシック (2008-06-25)
ユニバーサル ミュージック クラシック (2008-06-25)
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♪ベートーヴェンらしいたくましいスケルツォ
第3楽章はスケルツォです。
“スケルツォ”とはイタリア語で“冗談”を意味し、
ベートーヴェン以降の交響曲などでは、
メヌエットの代わりに配置されることが多くなりました。
主に速いテンポの3拍子が多いですが、
次第にもっと自由なスタイルのものも作られるようになりました。
「英雄」のスケルツォはベートーヴェンらしい堂々とした音楽ですが、
他の楽章があまりに長大なため、
それでも気分転換的な気楽さが感じられます。
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ところで第2楽章の時に書けなかったエピソードをひとつ。
1821年5月、ナポレオンが流刑の地であるセント・ヘレナ島で
獄死したと聞かされたベートーヴェンはこう答えたそうです。
「私はもう17年も前に彼のための葬送行進曲を書いておいたよ。」
ナポレオンが皇帝に即位して以来、
ベートーヴェンはナポレオンを毛嫌うようになり、
彼の率いるフランス軍人たちのことを
「彼らの顔を見るのさえ汚らわしい」と言い、
貴族屋敷でのフランス将校からのピアノ・リクエストにも、
一言も返さず帰ってしまったそうです。
L.V.Beethoven:Symphony No.3 in E flat-Major, Op.55 "EROICA"
3. Allegro vivace
ベートーヴェン:交響曲第3番 英雄 第3楽章.mp3