テレビ・映画&CM etc. … 最近話題のクラシック

スポンサードリンク




2009年08月06日


ブラームス:悲劇的序曲 Op.81

ブラームス:交響曲第2番
ベーム(カール)
ユニバーサル ミュージック クラシック(2004-06-30)

♪交響曲的内容を持つ充実の序曲

「大学祝典序曲」といういつになく陽気な作品の作曲中ブラームスは
「憂鬱な気持ちを満たさずにはいられませんでした」
と、真摯で深刻ないかにも彼らしい作品を並行して作曲しました。
それが特定の劇ではなく演奏会用の序曲である「悲劇的序曲」です。

両者は双子の序曲とも称され作品番号も80、81と続いています。
ベートーヴェンは運命と田園という正反対の曲を同時に作曲しました。
ブラームスにもおそらく似たような心理的作用が働いたのでしょう。
また実直過ぎるほどの彼の性格が、
楽天的なままで終わらすことを良しとしなかったのかもしれません。

いずれにしてもブラームスの創作活動が充実した時期に作曲されたこの序曲は
“交響曲の1楽章に匹敵するほどの内容”とも評される中身の濃さが特徴です。
発見された草稿などから作曲の10年以上前には既に、
原型となるスケッチが存在していたようです。
ブラームス自身は「大学祝典序曲」と「悲劇的序曲」のことを
それぞれ「笑う序曲」と「泣く序曲」と呼んでいました。

スポンサードリンク


また曲の情緒から自身の第4交響曲と比較されるこの序曲ですが、
創作にあたってはベートーヴェンの「コリオラン序曲」「エグモント序曲」などを模範としたらしく、
悲劇的な状況にあってもそれを打破しようという前向きな精神が感じられます。






ブログパーツ
posted by アンドウトワ at 13:49 | 管弦楽曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする