トッカータとフーガ / バッハ : オルガン作品集
posted with あまなつ on 2008.10.19
アラン(マリー=クレール)
ワーナーミュージック・ジャパン(2000-06-21)
ワーナーミュージック・ジャパン(2000-06-21)
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♪鮮烈な冒頭が印象的なオルガン曲
現代はラップの流行など音楽がリズム主体に
なっていますが、バッハの時代の音楽の主役は旋律でした。
主題としての旋律が幾重にも重なって展開していくのが
フーガであり、トッカータとは速く短い試し弾き的な即興をいいます。
今回の「トッカータとフーガ」の場合、
前半2:32までがトッカータ、その後がフーガです。
バッハの作品としてあまりに有名なこの曲ですが、
オルガンの奏法的には容易であり、
バッハの他のフーガと比べると内容が薄いため、
他者の作品とする向きもあるようです。
ですが印象的な冒頭とシンプルで分かりやすい内容から、
バロック時代の音楽を一般に伝える名曲のひとつとして
親しまれていくことに変わりはないでしょう。
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ちなみにドラマ版「のだめカンタービレ」の主役、
上野樹里さんがNHKの特番で訪れた英国の大聖堂で、
オルガンで奏でられたのがこの曲です。
J.S.Bach: Toccata and Fugue in D minor, BWV 565
J.S.バッハ:トッカータとフーガ.mp3