2007年05月10日


ハイドン:交響曲 第94番 ト長調 「驚愕」 Hob.I-94 第2楽章

ハイドン:交響曲第94番「驚愕」、100番「軍隊」、101番「時計」
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カラヤン/ベルリンフィル
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♪フォルテッシモはパパ・ハイドンの壮大な遊び心

クラシックの歴史をたどる上で、
どうしても外すことのできない重要な人物がいます。
“パパ・ハイドン”と呼ばれモーツァルトからも
とても敬愛された“交響曲・弦楽四重奏曲の父”−ハイドンです。
彼がいなければその後のモーツァルトもベートーヴェンも
なかったかもしれないと言えるほど、
古典音楽の形式を確立させた功績は絶大です。

ハイドンは親しみやすい人柄で愛されていましたが、
音楽にもウィットや遊び心があふれています。
そんな作風を象徴する作品のひとつが、
今日お届けする「驚愕(びっくり)交響曲」です。

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出だしはピチカートで静かに演奏された後、
いきなりフォルテッシモの全合奏(0:31)がとどろき渡ります。
これは当時、コンサートで緩徐楽章になると
うたた寝をはじめる貴婦人たちを起こすために、
ハイドンがこうしたお遊びを仕込んだといわれています。

ハイドンには長年仕えたエステルハージ家を
解雇された後に傑作が多く、「驚愕」もそうした時期の
“ザロモン・セット”と呼ばれる名作交響曲群の中のひとつです。






Franz Joseph Haydn:Symphony No.94 G-major Hob.I-94
2. Andante
ハイドン:交響曲第94番 驚愕.mp3


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posted by CMSL クラシック名曲サウンドライブラリー at 05:20 | 交響曲 (Symphony) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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