2009年09月01日


ドビュッシー:レントより遅く

旅への誘い~チェロとピアノで奏でるフランス名曲集
エンゲラー(ブリジット),ドマルケット(アンリ)
WARNER MUSIC JAPAN(WP)(M)(2007-11-21)

♪当時のカフェで流行のワルツを題材に

ジプシーが奏でる音楽に触発されて書かれた1910年の作品です。
この頃のドビュッシーは楽壇に確固たる地位を築き上げ、
代表作でもある前奏曲集などを手がけていました。

そんな最中にあって肩肘を張らない佇まいのこの曲は、
ドビュッシー流の遊び心さえ感じさせる、
いかにもフランス的な粋なピアノ小品です。

当時のカフェで流行っていたワルツを題材としたこの作品について、

「美しい聴衆が集う5時のお茶の会のために書いた」

と自身は若干、皮肉めいた表現で語っています。

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ピアノ以外にも様々に編曲され親しまれていますが、
ドビュッシー自身も後に管弦楽用の版を作っています。

元はロマのヴァイオリンのイメージだったということで、
今回はヴァイオリン版の演奏でお送りします。




C.Debussy:La plus que Lente

http://classical-music.aki.gs/Debussy-La-plus-que-Lente.mp3



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posted by CMSL クラシック名曲サウンドライブラリー at 06:56 | 室内楽曲 (Chamber music) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする