2007年06月25日


ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲 [ ラヴェル編曲 ]

ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
アバド ベルリン・フィルハーモニー
ユニバーサル ミュージック クラシック(2007-09-05)
おすすめ度の平均: 5.0
5美しいドビュッシー

♪フランス印象派音楽を打ち立てた分岐点的作品

「牧神以前・以後」という言いまわしがあります。
それまでのクラシック音楽の理論的基盤だった、
明確な調性、拍子といったものを逸脱し、
フランス印象派音楽の魁となったこの曲は、音楽史上の
大きな分岐点的意味合いを持つ重要な作品とされています。
20世紀の現代音楽はここから始まったと
言ってもいいかもしれません。

ドビュッシーの友人だった詩人、ステファン・マラルメの
「牧神(半獣神)の午後」という詩にインスパイアされ、
前奏曲・間奏曲・終曲の3部構成からなる交響詩を構想しましたが、
結局、前奏曲のみで完結してしまい、
間奏曲、終曲は作曲されず、今の形で残ることになりました。

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マラルメは「色で表現するよりはるかに強く、
私の絵を表現している」と絶賛し、
ドビュッシーにとっての出世作になったばかりではなく、
彼の代表作として語り継がれる作品になりました。

今回はこの曲をやはり傑作と絶賛した、
ラヴェルによる2台ピアノの編曲版でお届けします。





C.Debussy:Prelude a l'apres-midi d'un faune
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲.mp3



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posted by CMSL クラシック名曲サウンドライブラリー at 00:35 | 器楽曲・Piano | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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