2007年10月20日


ドビュッシー:アラベスク 第1番 ホ長調

月の光 : ドビュッシー / ピアノ名曲集
ロジェ(パスカル)
ポリドール(1993-04-24)
おすすめ度の平均: 5.0
5ロジェの月の光が美しい

♪流れるようなアルペジオが美しい初期の名作

ローマ大賞受賞後のイタリア留学から帰ってすぐに作曲された、
ドビュッシーが26,7歳頃のごく初期のピアノ作品です。

当時パリではアラベスクという唐草模様が流行していました。
この言葉やイメージは音楽やバレエなどの芸術にも取り入れられ、
アラベスクという名の作品を多く生み出しました。

ドビュッシーはアラベスクと名のつく曲を2曲作っています。
それらは「2つのアラベスク」として1891年に出版されました。

スポンサードリンク


2曲とも唐草模様の様に音が絡み合いながら展開していきますが、
トリル風のフレーズが主体の活発な2番に比べて第1番は、
流れるようなアルペジオの伴奏の上を、
優しい旋律が寄り添うように漂っていきます。
いかにもフランス印象派、ドビュッシーという感じの作品です。

アラベスクというタイトルなものの、
聴く人によって様々なイメージが広がるような多面性を感じさせます。








ブログパーツ
posted by CMSL クラシック名曲サウンドライブラリー at 16:59 | 器楽曲・Piano | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。