♪ヴァイオリンらしさにあふれた可憐な小品
フランティシェク・ドルドラはチェコ出身で
オーストリアを中心に活躍したヴァイオリニスト、作曲家です。
室内楽やヴァイオリン協奏曲、オペレッタなどの大作も残しましたが、
作曲家としての彼の名を広めたのは
「思い出」に代表されるヴァイオリンの小品です。
日本でもほぼこの曲のみによって知られています。
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「思い出」の作曲についてはこんな話が伝えられています。
ある日、ドルドラは友人宅を訪ねるために
ウィーン郊外の電車に乗っていました。
車両がちょうどシューベルトのお墓の前を通り過ぎた時、
ふいに旋律を思いつきあわてて切符に書きとめました。
それが「思い出」です。
思いついたメロディーをあり合わせの紙に書き留めるという行為は、
生前のシューベルトの癖としても有名です。
単なる偶然でしょうか?

Franz Drdla:Souvenir for Violin & Piano
ドルドラ:思い出.mp3
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