♪昭和初期の日本で軽音楽として流行
「ドリゴのセレナーデ」の名で知られる「愛のセレナーデ」の
作者として有名なリカルド・ドリゴは、19世紀から20世紀に
かけて活躍したイタリア出身の作曲家、指揮者です。
音楽家としては主に、ロシアのペテルブルグの劇場で
バレエ音楽の作曲や指揮などをしていましたが、
ロシア革命以降はあまり恵まれない環境となり、
故郷のイタリアへ帰ってそこで亡くなるまで過ごしています。
「愛のセレナーデ」はほとんど唯一といっていいドリゴの代表作で、
自作のバレエ音楽「百万長者の道化師」の中の1曲です。
日本には昭和16〜18年(1941-43)頃に紹介され、
ラジオから流れるその音楽に多くのファンが心躍らせたようです。
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当時の日本ではクラシックほど重くなく、
流行歌ほど軽くない軽音楽(今でいうイージーリスニング)が登場し、
とても人気を博していました。
この曲も原曲よりそうした軽音楽にアレンジした形で
聴かれるのが一般的だったようです。

Riccardo Drigo:Serenade
ドリゴ:愛のセレナーデ.mp3
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